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2024年11月16日(土)付 |
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地域で高校生の通学支援 大町 「たすかる美麻」試験運行
大町市美麻地区の住民組織・美麻地域づくり会議と一般社団法人・地域づくり美麻が運行する移動支援事業「たすかる美麻」は15日、高校生利用に向けた試験運行を始めた。「たすかる」はこれまで高齢者を主な対象としてきたが、保護者の要望を受け、高校生利用の可能性を探ってきた。ニーズを把握しながら本格運行につなげ、地域ぐるみでの通学支援体制を整える。
市民バスでは対応できない通学の電車時刻に合わせて時間帯を設定。JR信濃大町駅午前6時48分発の普通列車松本行きに間に合うよう希望者を最寄りのバス停に迎えに行った。初回は、希望者7人のうち、松本市や安曇野市内の高校に通う4人が利用。地域づくり美麻が管理する車両に乗り込み、駅に向かった。 |
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白馬の「楓」軽々茅運び 小谷 牧の入茅場 馬活用し搬出
小谷村の牧の入茅場で14日、乾燥させた茅を運び出す作業があり、白馬村で飼育されている北海道和種の「楓(かえで)」(雌5歳)がその役割を担った。馬を活用した仕事の可能性を探ろうと、楓を飼育する「楓企画」の雨宮康平さん(49)とともに作業。大きな茅の束を軽々と引っ張り、次々と運び出した。
作業を終え、雨宮さんは「本人(馬の楓)が楽しそうにやってくれた。現在の技術を使えば馬は仕事がしやすくなり、馬をサポートできれば活動の幅が広がる。馬を活用した仕事を次の世代につなげていきたい」と今後を展望した。 |
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松川の酒いよいよ全国へ 甍酒蔵が「銀・黒」発売 地元の米・水で「上品な味に」
松川村の甍(いらか)酒蔵(佐藤圭祐社長)は15日、初の全国販売商品となる日本酒・甍「銀・黒誕生酒」を発売した。豊かな自然と水に恵まれた酒米どころ・松川発として、お酒を通じ地域の魅力も全国に発信する。
村内産の契約農家による特別栽培米ひとごこちを100%使用し、松川村の米と水を無濾過原酒の生酒として昇華。蔵初めての酒として「誕生酒」を冠し、同社の目指す「王道」のお酒として仕上がった。香り穏やかで辛口ながら味わいもあり、「松川の水があまりにきれいで、上品な味になった」という。 |
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パステルアートで春夏秋冬 池田町創造館 教室生徒4人が作品展
池田町創造館のロビーで20日まで、同館でパステルアート教室を主宰する吉田豊子さん=松本市=の生徒4人による「パステルアート展」が開かれている。「春夏秋冬を彩る」と題し、優しい色彩とタッチの心温まる作品約60点を展示している。
作品展には、四季折々の花や野菜、果物、景色など、身近にある題材をモチーフに描いた手のひらサイズの作品を持ち寄った。 池田町の65歳、大町市の73歳の生徒らは、「色がとてもきれいで癒やされる」「日常を忘れて集中できるのがいい」とパステルアートの魅力を語る。 |
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猟銃事故や違反の防止徹底 県や大町署 狩猟解禁 安全パトロール
全国で狩猟が解禁された15日、県北アルプス地域振興局や大町署などが、管内市町村で安全パトロールを行った。猟銃による事故や違反の防止を目指し、狩猟者にルールの徹底を呼び掛けた。
大町市では県職員や警察官、大北地区猟友会員、鳥獣保護管理員ら10人が、狩猟が解禁される日の出に合わせてパトロールに出発。猟場や鳥獣保護区などを巡回し、狩猟者に狩猟禁止場所や銃の適正な取り扱いなどを啓発した。 |
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大糸線 冬季外国人客にPR 利用促進期成同盟会 大町の振興部会で方針
JR大糸線南小谷以北の存続に向けた対策などを話し合う、大糸線利用促進輸送強化期成同盟会の振興部会は15日、第7回会合を大町市役所で開いた。沿線の関係団体などが本年度取り組む利用促進・活性化事業の状況を報告。事業を通じた乗客数の年間目標値約6万人に対し、実績値が9月末までの上半期で約1万9000人にとどまった。今後は冬季のインバウンド需要に期待し、外国人向けのPR活動などに注力していく方針だ。
本年度は市町村や県、JRなど各団体がSNSでの情報発信や旅行商品の販売、鉄道を利用した謎解きラリーなど37の事業を展開。会合では「イベントの周知が不十分だった」「クイズの難易度が高すぎた」などの意見が上がった。インバウンドの拡大に向け、外国語のチラシの作成などを確認した。 |
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