2024年11月24日(日)付

初穂奉納 出来栄え評価 大町 一本木神社で「新穀感謝祭」

 大町市常盤の一本木神社で23日、今年の収穫に感謝する神事「新穀感謝祭」が厳かに執り行われた。22日は氏子が収穫した農産物(初穂)を奉納し、出来栄えをみる農産物品評会が行われた。五穀豊穣に感謝する品評会は大正時代から始まり、今年で110回目という長い歴史を持つ。
 本年度の品評会には、白米やもみ、キャベツ、白菜、長ネギ、サツマイモなどの農産物や加工品も含めて、多種多様な初穂が奉納された。JA大北南部営農センターの営農技術員・勝野有一郎さん、川窪彩さんを審査員に迎えて品評が行われた。
スキー場 降雪と安全祈願 白馬 シーズン間近 村内合同で

 スキーシーズンを前に、白馬村観光局と村索道事業者協議会は23日、村内スキー場の合同安全祈願祭を白馬ジャンプ競技場で開いた。5スキー場(岩岳・八方・47・五竜・さのさか)の運営会社やパトロール、スキースクール、村関係者など約50人が出席し、シーズンを通じた利用客や従業員の安全無事と、一日も早くオープンが迎えられるよう降雪を祈願した。
 今年は岩岳が38年ぶりにゴンドラリフトを架け替えるなど明るい話題があり、また各スキー場で降雪機の増設やノンスキーヤー向けアクティビティーを充実させるなど利用客増加に向けて取り組みを進める。
 各スキー場のオープンは、岩岳が12月20日で、他は積雪次第で営業を開始する。
家庭で簡単コンニャク作り 松川 ちひろ公園「保存食の教室」

 松川村の安曇野ちひろ公園は16日、「こんにゃくづくり」を開いた。地元のお母さんたちに教わる「保存食の教室」の一環で、平林定子さん(77)が講師を務めた。12人が参加し、簡単にできるコンニャク作りを学んだ。
 平林さんは「あえても炒めてもおいしい」と食べ方を紹介し、自家製のコンニャクをみんなで試食した。
 2年前に東京から松川村へ移住し、保存食全般に興味があるという参加者は「(こんにゃく作りは)大変と聞いていたけど、家でもできそう。面白い」と関心を深めていた。
育てた大豆を脱穀 松川小3年生 昔ながらの作業で体験

 松川村の松川小学校3年生64人は18日、児童らが栽培に関わった大豆「すずみどり」の脱穀作業を行った。村営農支援センターの企画推進員・栗林浩さんの指導のもと、昔ながらのやり方で作業を体験した。
 事前に収穫された大豆を、枝ごと地面や板の上にたたきつけた。豆が派手に飛び散るほど、勢いよく力を振るった。たたいたサヤは、豆用の脱穀機で再び選別された。年代物の唐箕を使い、風力でごみを飛ばす作業も体験した。
 ほこりが舞う中、子どもたちは「疲れた」「おもしろい」などと感想を漏らしながら、エネルギッシュに作業に取り組んだ。
被災から文化財守り後世に 「白馬マル七」で講演イベント

 神城断層地震をきっかけに、建築士や学芸員などが被災した文化財を救うため設立した任意団体「被災建物・史料救援ネット」は23日、講演イベントを白馬村神城内山の「茅葺き屋根と囲炉裏の古民家白馬マル七」で開いた。地震から10年が経過したのを機に「あのときから今、そして未来を語ってみる」と題し、災害時における地域の支え合いの大切さや、文化財を守っていく重要性を考えた。
 被害が大きかった堀之内区で当時区長を務めていた鎌倉宏さん(71)は、地震後に地域一体で救助活動をしたことなどを紹介。「マル七」九代目当主の伊藤学さん(59)は、今の主屋は1920年に建てられた歴史ある古民家だが、地震で梁が折れたり、少し離れた土蔵が半壊するなど被害があったと報告。
 地域史料を残す取り組みについての話や、参加者を交えた語り合いも行った。
交通事故 高齢者の危険学ぶ 池田松川安協 研修会 寸劇で啓発

 池田松川交通安全協会(降籏今朝登協会長)は20日、研修会を池田町交流センターかえでで開いた。県交通安全教育支援センターのスタッフ3人が講師を務め、寸劇で高齢者の身近な交通安全について伝えた。
 講師の1人が高齢女性に扮して、暮らしの中でさまざまな危険な場面を、軽妙なやりとりで表現した。夜間に暗い服装も危険であるため、反射材や発光する安全グッズを身に着けることなども伝えた。
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