2024年11月28日(木)付

新小学2校の校章決まる 大町 ライチョウや「大」アレンジ

 大町市教育委員会は27日、令和8年4月に開校する「大町北部小学校」と「大町南部小学校」の校章がそれぞれ決まったと発表した。いずれも募集したデザインの中から選出。北部小は市の鳥に指定されるライチョウをイメージ、南部小は大町の「大」を星形にアレンジしたデザインだ。
 校章の募集は、小学校再編準備委員会で決めた。5月下旬から7月1日までの募集期間中、北部小に59人から65点、南部小に39人から46点の応募があった。
 再編準備委員会で北部小6点、南部小5点に絞り込み、その後、保護者や児童、教職員のアンケートを経て、市教委が決定した。 北部小(写真・左)は大町市の相澤早苗さん(50)、南部小は京都市の居関孝男さん(73)のデザインが採用された。
宿泊施設「白馬モデル」提案 イノベーションチーム 具現化へフォーラムで議論

 白馬村内の宿泊事業者らでつくる村宿泊イノベーションチームは27日、持続可能な宿泊施設のあり方を考えるフォーラムを白馬商工会館で開催した。約15人が参加し、「宿泊施設の『白馬モデル』を提案する」をテーマに参加者同士でディスカッションを実施。白馬ならではの取り組みによる世界水準の持続可能な観光地づくりに向け、宿泊施設のこれからを考えた。
 フォーラムでは勉強会を踏まえ「白馬モデル」の具現化へ向け議論した。「家族経営の宿泊事業者が幸せになるには」「地域愛を持続可能にするには」を話し合った。
 同チームの山口聡一郎さんはフォーラムを終え、「地域愛(プライド)を語れる人が経営している宿が民宿文化につながっている」とまとめた。今後も「白馬モデル」を目指し、勉強会やアクションを起こしていくとした。
ウーバータクシー12月運用 白馬村と業者 導入へ協定締結

 白馬村と、配車サービスなどを手掛ける「Uber Japan」(東京都)は27日、スマートフォンアプリからタクシーが配車できる「Uber Taxi(ウーバータクシー)」導入などに関わる包括協定を締結した。タクシーは12月1日から来年3月末まで運用。利用状況の検証やニーズを把握しつつ、来年度以降も協定に基づいた移動サービスの向上に取り組む。
 訪日外国人客を念頭に置いた冬期のタクシー不足解消に向けた取り組みで、村内で運行しているタクシー事業者がアプリを通じて共同配車を行い、電話対応の事務負担軽減や効率化を図る。村内と、小谷村と大町市の一部で配車する。
人口減少対策 町長に提案 池田 高瀬中3年生 アイデア多彩

 池田町の高瀬中学校3年生65人は27日、総合的な学習の時間で考えてきた町の人口減少と少子高齢化に対する対応策について、矢口稔町長に提案した。公園の充実による子育て環境の向上や町の魅力を感じられるイベント実施、SNSの活用など、多彩なアイデアがあふれた。
 町が7月から8月にかけて実施した町民ミーティングに、夏休み中の一部生徒が参加したことをきっかけに、町の最大の課題である人口減少をテーマとした。小中学校の生徒・児童にアンケートを取るなどニーズやデータを拾いながら、多様なアイデアを考えた。
吊り天井耐震化工事見送り 大町市文化会館 プロポーザル公募者なく

 大町市が本年度計画していた市文化会館大ホールの吊り天井「特定天井」の耐震化工事について、市教育委員会は、27日の市議会全員協議会で、公募型プロポーザル(技術提案)において提案事業者がなかったことなどを理由に、当面、工事を見送ることを報告した。同工事に合わせ計画していた大ホールとホワイエ(通路)の天井照明LED化工事は実施するとし、大ホールとホワイエは当初の予定通り来月3日から来年12月26日まで休館する。
 市教委は、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に基づき、特定天井の脱落防止を含む耐震化に向けた準備を進めてきた。今年12月3日から来年12月26日までを工期に設定し、9月末に公募型プロポーザルを実施したが、手を挙げる事業者はなかった。
安全な通学路へ対応確認 松川村教委 危険箇所を視察点検

 松川村教育委員会は25日、通学路の危険箇所の巡回点検を実施した。保護者や学校から挙がってきた要望箇所を視察・点検し、安全に安心して通学できるよう対応を確認した。
 村教委や小中学校の教頭・保護者、松川駐在所員、道路を管理する村建設課や県大町建設事務所などから11人が出席。小学校の地区PTAや中学校から挙がってきた通学路などの危険箇所や、横断歩道・グリーンベルト設置などが要望された場所を視察した。
 東松川の村道では、河川に架かる橋の欄干が低く、通学中の子どもたちなどが落下する危険があることが指摘され、フェンスなどの対応を求め村に要望することとした。
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