2024年12月7日(土)付

北部小校舎改修 着工へ 大町市契約議案提出 総額11.5億円

 旧大町市内小学校の再編に伴い、令和8年度に開校する「大町北部小学校」の改修工事が今月、着工する見通しだ。市議会12月定例会で6日、市側が校地となる旧大町第一中学校の改修工事請負契約に関する追加議案3件を提出した。契約金額は総額約11億5000万円。
 北部小は、大町・平地区を通学区に令和8年4月に開校する。旧第一中を活用し、特別教室を普通教室に振り替え。校舎を増築し、多目的のオープンスペースを新設する。水回りやトイレなども小学生が使いやすい規格に改修する。学校敷地内ではスクールバス用のロータリーを設置し、プールを撤去した跡地に駐車場を整備する。来年12月18日に竣工し、開校までに順次、引っ越し作業を行う予定だ。
大麻使用20代消防士 懲戒免職 北ア広域消防本部 帰省先三重県で逮捕・不起訴

 北アルプス広域消防本部は6日、大町消防署に所属する20代の男性消防士が大麻の使用を認めたとして、同日付けで懲戒免職処分にしたと発表した。同本部での懲戒免職処分は初めて。
 男性は10月20日午前5時30分ごろ、帰省先の三重県内で大麻取締法違反の疑いで逮捕された。11月8日に嫌疑不十分で不起訴処分となった。男性の母親から報告を受け発覚。消防本部の聞き取りに、本人が大麻の使用を認めたため、北アルプス広域連合職員懲戒委員会の答申を経て懲戒免職処分とした。
入湯税 鉱泉源管理に使用を 白馬 温泉施設協議会が村に要望

 白馬村内にある6つの温泉日帰り施設を運営する7事業者と村観光局でつくる村温泉施設連絡協議会は6日、村内の入湯客に課税される「入湯税」に関する要望書を丸山俊郎村長に提出した。ポンプなど鉱泉源の保護管理施設や温度維持管理費などに入湯税を充てるよう求める他、特別徴収義務者となる事業者への報奨金制度の導入、温泉を活用した観光振興などを要望した。
 同協議会の掛谷嘉則会長=白馬ハイランドホテル=は、入湯税が温泉施設に使われていないことについて「温泉を守らなければ村の魅力は続かない」と指摘。事業者が徴収事務を無償で行っていることもあり制度として仕組みづくりが必要とした。温泉が村の観光にとって重要な位置付けとされる中で「未来の温泉のあり方を考えると、源泉の維持保全は現在の優先事項になる」と強調した。
窓辺でささやか個展開催 池田スタジオハチドリ 子どもの作品募集中

 池田町池田一丁目でフォトスタジオ「studio 8dori(スタジオハチドリ)」を運営する森木香蛍さんは、店頭のショーウィンドウを開放した「窓辺の個展」を開いている。子どもの作品を対象に、出展者を来年3月まで随時募っている。
 出張撮影のためスタジオを閉めることが多い秋の繁忙期と、営業時間を短縮する冬期に、窓辺でささやかな個展を楽しんでもらおうと企画した。子どもの作品を出展することで、家族も一緒に企画を楽しんでほしいという思いから、「家族で楽しむ企画展〜親バカ万歳!個展」と名付けた。
一本木神社 貴重な資料 後世に 大町 記念冊子製作 氏子らに配布

 大町市常盤上一の一本木神社の氏子総代がこのほど、記念冊子『一本木神社 あの日あの時【記録・資料集】』を製作した。11月23日に開かれた神社の新穀感謝祭でお披露目し、氏子らに配布した。
 同社の氏子総代らが、3年間の任期中の奉仕の間に、社務所や宝蔵庫で保管してあった書類や資料を見る機会があったことから、貴重な資料を何らかの形で保存・紹介し、一本木神社の歴史を後世に残そうと企画した。
 冊子には主な出来事を並べた年表、氏子総代の活動の様子が分かる昭和36年の日誌、社殿の棟札を調査した奉納写真帖の解説文などを掲載。伝統芸能の獅子舞や浦安の舞の奉納や、祭り風景などを撮影した写真もあり、歴史を伝えている。
蒲原沢土石流災害 教訓に 大町労基署 発注者と施工者 意見交換

 大町労働基準監督署は5日、建設工事関係者による連絡会議を大町市の大北建設会館を主会場にオンラインで開いた。小谷村の蒲原沢で平成8年12月6日に発生した土石流災害を教訓に労災死亡事故の防止を図ろうと、国や県、市町村、建設業者などから参加した約20人が、発注者と施工者で意見を交わした。
 同労基署は土砂災害や重機災害などの危険と対策を示し、被害の防止には発注者の協力が不可欠と説明。大雨が工事の進捗に影響する場合、安全を優先して工期を変更するなど柔軟に対応するよう求めた。 
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