2024年12月10日(火)付

芸術祭≠フ魅力 発信続く 千葉のHironoさん 大町で活動

 9月から11月まで大町市で開催された「北アルプス国際芸術祭」。来場者数は推計で延べ約18万人。自然とアートの力で国内外の多様な人々の交流を促し、大町の魅力発信につなげた。同芸術祭に関わった千葉県在住のアーティスト、Hironoさん(本名・吉川浩子さん)は、芸術祭終了後も、「大好きな大町のために何かできることを」と大町での活動を続けている。
 母親が長野県内出身で昔から長野に親しみを覚えていたというHironoさん。芸術祭の開催を知り、自身も個展やワークショップを開くなど日頃から芸術活動を行っていることから、オフィシャルツアーのガイドを担った。
 知り合った地元の人々に声をかけ、芸術祭後にワークショップを企画。カラーアートやクリスマスリース作りなどを実施し、いずれも好評だった。
天国まで歌声届け 小谷小 作詞の谷川さん偲び校歌合唱

 小谷村の小谷小学校の校歌は「ゆきのしろさに つつまれて」から始まる。11月13日に92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんは、小谷の自然や風景をイメージして校歌を作詞した。歌い出しの詞と同じように雪深い日となった9日、小谷小の児童が谷川さんを偲んで校歌を合唱し、その様子を村CATVで収録した。「天国の谷川さんに届くように」と思いを込め、歌声を響かせた。
 小谷小は2006年4月、南小谷・中土・北小谷の3小学校が統合して開校した。校歌はその2年前に制定委員会が立ち上がり、子どもも大人も親しみの持てる校歌にしたいと谷川さんに作詞を依頼。長男の谷川賢作さんが作曲した。
来年11月 記念式典開催 松川 安曇節100周年実行委

 松川村発祥で村無形文化財の「正調安曇節」の節目を祝おうと村や保存会などでつくる同100周年記念事業実行委員会(会長=須沢和彦村長)は9日、第3回会合を村役場で開き、小委員会で検討してきた事業の実施を決めた。来年11月に記念式典を開き、大きな節目を祝い、歴史を振り返り次世代につなぐ。
 記念式典は11月29日にすずの音ホールで。功労者表彰や白馬村出身の民謡歌手・山本扶美枝さんの記念コンサートなどを計画する。子どもから一般まで募集を拡大する歌詞コンテストの表彰、記念事業で制作するDVDの上映なども式典に合わせて行う。
池田の冬 イルミきらめく 商工会青年部 役場前に点灯にぎわいを

 今シーズンの会場は池田町役場前。夕暮れ時から冷え込む夜の時間帯まで、キラキラのイルミネーションが、行き交う人や家路につく人たちを温かく照らし、楽しませる。
 池田町商工会青年部(松澤敏樹部長)は7日、イルミネーションの点灯式を町役場前で開催した。雪が降る中、関係者らに加えて矢口稔町長も出席、午後6時にライトが点灯すると、きらめく光に拍手が起こった。
 にぎわいを冬の夜に創出しようと、数年前から行われているイルミネーション。イルミネーションは毎日、午後5時から10時に点灯。年明けの1月10日まで実施する。
本場キムジャン♀Fで楽しく 大町の実行委 80人韓国の味手作り

 大町市平公民館・女性未来館ピュアの料理実習室で11月30日、「おおまちキムジャン2024」が開かれた。午前・午後の2部制に分かれ、合わせて80人が参加。キムチを皆で協力して漬け込む韓国の伝統行事キムジャン≠体験した。
 この日は、市内の農家に依頼して栽培してもらったという無農薬の韓国白菜を干して下漬けしたものがあらかじめ用意され、参加者らは野菜を刻むなどしてキムチの漬けダレ「ヤンニョム」を作った。下漬けされた白菜の葉の一枚一枚をめくりながら間にヤンニョムを塗りこんで1人4分の1株ずつの本漬けキムチを漬けた。
 昨年に引き続き2度目の参加という市内の40代の女性は4歳の長男を連れて体験した。「手作りで安心して食べられ、辛いけれど子どもも好きな味。ヤンニョムもたくさんもらえるので去年もいろいろ楽しんだ。いろいろな料理に活用したい」と話していた。
育てた米でおにぎり作ったよ=@大町こまくさ幼稚園 下級生招き楽しい昼食会

 大町市大町六九町のこまくさ幼稚園(原幸一理事長)の年長児・ほし組22人は4日、全園児68人で味わう「おにぎり屋さん」をオープンした。メニュー表やランチマット、手作りのお土産など、さまざまに工夫を凝らしたもてなしで下級生らを招き、楽しい昼食タイムをともに過ごした。
 子どもたちは、事前に考えた、そぼろ、鮭、サツマイモ、かぶの葉としらすの手作りふりかけの4種類、全150個のおにぎりを作った。前もって注文を取って用意したチケットを手にした年中クラス以下の子どもたちが受付を通り席に着くと、配膳を担当する子どもたちが手際よくおにぎりを配っていた。
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