2024年12月12日(木)付

住民の声 定住促進に生かす 大町市 中心市街モデル地区でWS

 大町市は14日から、中心市街地一帯をモデル地区とした本年度定住促進事業で、区域内の住民を対象とした初のワークショップ(WS)を開く。地域の現状や課題を聞き取り、それぞれに応じた定住戦略や起業支援プログラムの策定などに生かす。
 市は中央通りを含め、市立地適正化計画で定める居住誘導地域をモデル地区に指定。区域内で平均的な人口を擁する自治会を抽出し、今月と来年1月の2回、WSを開催する。自治体の人口分析で実績がある一般社団法人「持続可能な地域社会総合研究所」(島根県)が住民の意見を基に対策案を検討、市に提言する。
 WSへの参加は対象となる自治会の住民限定で、市が通知し案内している。
練習した歌声 伸びやかに 大町 少年少女合唱団が演奏会

 大町市少年少女合唱団は8日、定期演奏会をサン・アルプス大町で開いた。活動を支えてくれている多くの人に感謝を込め、日頃の練習成果を発揮し、会場いっぱいに伸びやかな歌声を響かせた。
 団員は元気を届ける愛唱歌、アニメソング、泉小太郎伝説の物語など幅広い楽曲を披露。活動を紹介するスライドショーなどもあった。卒団生もかけつけ、「卒団生と歌う思い出の愛唱歌」での共演も行われた。久しぶりの卒団生とのハーモニーを、聴衆は感慨深く聞き入り、会場は温かい拍手に包まれていた。
国道迂回路 安全性に懸念 小谷村のバイパス工事 急カーブ 県が拡幅など対応

 小谷村の国道148号雨中・月岡バイパス工事に伴い設けられた迂回路を巡り、安全性を懸念する声が村や県に寄せられている。現国道から迂回路に接続する箇所が急カーブになっていることで、通行しにくいという声や、路面凍結によるスリップ事故を危惧する意見が寄せられており、県大町建設事務所が道幅を広げるなど対策に乗り出している。
 工事はJR南小谷駅周辺で、新しい橋と接続する新国道をつくる道路改良工事などが11月から行われている。迂回路は県姫川砂防事務所近くから姫川沿いを通り、駅近くで現国道に合流する。
 ただ、カーブが急で道幅が狭いことから大型車両がセンターラインをはみ出したり、一般車両も急ブレーキを踏むなど通行に影響が出ている。
 同事務所は取材に対し、迂回路については住民から意見があり、道路の拡張や、カーブを緩やかに修正するなど対応したと説明。「今後もご意見があれば現地を確認し、対応していく」とした。
冬の花壇を光で彩る 松川商工会女性部 駅前にイルミネーション

 松川村のJR信濃松川駅北側にある駅前花壇で、村商工会女性部が設置したイルミネーションが毎晩明るく輝いている。季節の花で駅前を彩っていた花壇が冬は光の電飾で彩られ、駅を利用する人たちを明るく照らしている。点灯は来年2月末まで。
 イルミはツリーやトナカイ、雪ダルマに星や観覧車など、冬らしく明るい題材が輝く。11月に女性部メンバーで設置。歩道や自転車置き場のそばで、日没が早くなった冬の夜道を照らしている。
冬の保存食 野沢菜漬ける 池田 金の鈴農作物等生産組合

 池田町金の鈴農作物等生産組合は6日、野沢菜漬けの共同加工を同町の多目的研修センターで開いた。組合員と一般合わせて8人が参加し、組合員の袖山光代さん(81)の手ほどきで、冬の保存食作りに精を出した。
 組合員が育てた野沢菜70`を使って、切り漬けを作った。包丁で株に切れ目を入れ、お湯でしっかり洗った後、好みの長さに切りそろえた。砂糖としょう油、酢で漬け込み、各自持ち帰った。漬け方や保存のポイントなどを教わった。
記念フラッグ抽選プレゼント 関電トンネルバス開通60周年 大町市プロモ委 応募受け付けあすから

 大町市プロモーション委員会は、今年行われた関電トンネルバス開通60周年事業「くろよん・バス60」で使用したフラッグを抽選でプレゼントする。「フラッグがほしい」との多くの声を受けて企画。同委員会は「貴重な一品なのでぜひ応募を」と呼び掛けている。受け付けは13日午前10時から25日午後5時まで、QRコードから応募する。
 昨年の黒部ダム竣工60周年「くろよん60フラッグ」のプレゼント企画も好評で、今年も要望が多かったことから実施した。
 応募は1人1回まで、応募者が予定枚数を超えた場合は抽選。問い合わせは同委員会電話0261・23・4081まで
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