2024年12月21日(土)付

ぬるめ守り25年 活動に幕 大町の「わっぱらんどの会」 NPOぐるったネット事業継承

 大町市平上原の親水公園「わっぱらんど」を管理する「わっぱらんどの会」が、今年をもって解散する。1999年の立ち上げから25年間にわたり、環境整備やイベントなどに取り組んできたが、会員の高齢化や減少により継続が困難となり、節目を契機に活動に一区切りをつける。今後はNPO法人ぐるったネットワーク大町が事業を継承する方針だ。
 わっぱらんどは北アルプスの雪解け水を温める市所有の農業用温水路「ぬるめ」をまちづくりに活用し、自然に親しみながら大町の文化を継承しようとスタート。住民と行政、企業が手を携え「大町グランドワークわっぱらんどの会」を設立し、市民が主体となって水路周辺であずまやの建設や夏祭りの開催など活動を展開してきた。
「夕食難民」解消 受け皿に 白馬八方 丸金旅館に「山吹食堂」オープン

 白馬村を中心にリゾート施設の開発や運営などを手掛ける「ズクトチエ」(白馬村)は20日、八方エリアで最大規模となるレストラン「白馬八方 山吹食堂」を開業した。老舗の「白馬丸金旅館」の食堂をリニューアルし、信州みそを活用したメニューを提供。宿泊客や一般客が気軽に利用できる体制を整え、訪日外国人増加に伴う飲食店不足の解消を図る。
 宿泊客が近隣の飲食店で食事をする「泊食分離」のニーズが村内で高まり、夜間に飲食店が満席で利用できない「夕食難民」の対応が課題となる中、その受け皿としての機能を目指す。
こどもセンター愛称5案 池田で23日まで 利用する家族の投票を

 来年度開設に向けて募集していた「池田町こども家庭センター」の愛称が5案に絞られた。23日まで、未就園児や保育園の保護者から投票を募っている。身近に利用される施設とするため、命名段階から利用対象となる町民に関わってもらい、親しまれる施設とする。
 公表された案は「ここまぁる」「はれのわ」「にこまる」「イケピア」「ふらっと」。11月11〜29日の募集で83点の応募があり、その中から5点を選んだ。町ホームページでそれぞれの案に込められた思いも紹介している。
新年オープンへ着々壁塗り 松川のOri絲 空き家再生WS最終回20人

 松川村で空き家となっている古民家を再生し、シェアキッチンやレンタルスペースなどとして活用する取り組みが進められている。空き家DIYワークショップ(WS)=一般社団法人Ori絲(おりいと)主催=の最終回・第4弾が15日に開かれた。約20人が参加し、壁塗りに精を出した。
 土壁用の原料を水と混ぜ合わせてかくはんするところからスタート。白とグレー、赤の3色の塗料を使い分け、トイレや個室、土間などの壁を塗った。
 WSでは、解体から断熱、外壁作りなどの作業を行ってきた。未完の作業を急ピッチで進め、来年1月のオープンを目指す。
霧氷≠ニ白馬三山 競演 20日 白馬で氷点下12・1度に

 寒気が強まった20日、白馬村では最低気温が氷点下12・1度となり、今季一番の冷え込みとなった。神城の姫川沿いでは大気中の水蒸気が木に付着して白い花を咲かせたように凍結する「霧氷」が現れ、村内外から撮影に訪れる人の姿があった。21日は1年で最も昼の時間が短い「冬至」。長野地方気象台によると県北部の広い範囲で夕方から雪になる見込みで、冬景色が一層深まりそうだ。
詐欺に注意を 街頭啓発 大町 関係団体 年末の特別警戒

 大北防犯協会連合会と大町市社地区防犯協会、大町署は19日、年末の特別警戒に合わせた街頭啓発を同市のザ・ビッグ信濃大町店で行った。各団体から参加した8人が来店者に啓発グッズを手渡し、「電話でお金詐欺」(特殊詐欺)の被害防止や自宅の施錠などを呼び掛けた。
 社地区防犯協の矢口雄一郎会長は「年末を迎え特殊詐欺の増加を警戒したい。忙しい時期だが心にゆとりをもって行動してほしい。不審な電話があったら警察に相談してほしい」と話した。
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