2024年12月26日(木)付

古民家再生 地域活性に 大町 協力隊・大崎さん 協力募る

 大町市地域おこし協力隊の大崎凌さんが11月から、大町五日町の古民家を再生し、地域活性化の足がかりに取り組む活動を始めた。一人ではできることに限りがあるといい、共に活動してくれる人の協力を広く呼び掛けている。

 古民家はJR信濃大町駅五日町踏切近くにあり、一帯は千国街道の中間地点として栄えた旧大町村大町宿の風情が色濃く残る。大崎さんはこの場所に、電車待ちの学生や地域住民、観光客らが気軽に集える地域の居場所づくりを考えた。
 しかし改修を考えたものの、古民家は広く、一人でできることには限りがある。そこで部分貸しのような形で、大崎さんとともに再生に取り組み、将来的に事業をしていけるメンバーを募集することにした。
ナイター照明206基 LEDに 白馬五竜スキー場 従業員ウエアも環境配慮型

 白馬村のエイブル白馬五竜スキー場を運営する五竜(白馬村)は今冬から、ナイター照明の水銀灯206基全てをLED(発光ダイオード)に切り替えた。同社が進める環境保全の取り組みの一環で、施設で使用している蛍光灯などのLED化も進めている。また、従業員が着用するウエアの一部で環境配慮型の製品を導入した。ナイターは21日から営業している。
 同社は昨シーズンから運営する全施設で100%再生可能エネルギーを導入。ナイター営業については2020年から再エネにしていた。ナイター照明はこれまで水銀灯を使用していたが、生産が終了していることなどから寿命が長く消費電力が少ないLEDに切り替えた。
今年の「5大ニュース」選んで 松川村 1月17日まで募集し集計

 松川村は、2024年の主な出来事のランキングを集計する「あなたがえらぶ2024年松川村村内5 大ニュース」の応募を募っている。今年1年を振り返り、印象深い出来事の投票を呼び掛けている。締め切りは来年1月17日。集計結果は広報まつかわ2月号で発表する。
 主な出来事として村が候補に選んだ15項目の中から、1位から5位まで選び、応募用紙に記入して応募する。集計結果の順位に最も近かった応募者に「ささやかなプレゼント」が贈られる。
おはなし会でクリスマス 池田町図書館 会染小の保護者有志ら

 池田町図書館は22日、「クリスマスのおはなし会」を町交流センターかえでのキッズルームで開いた。「会染小学校おはなしの会」が、クリスマスにちなんだお話を読み聞かせ、クリスマス気分を盛り上げた。
 同町の会染小学校で絵本の読み聞かせを行う保護者有志らが、初出演した。子どもたちは前のめりになり、興味津々な様子で、お話の世界に引き込まれていた。
緻密鉛筆画 糸魚川の酒ラベルに 白馬の大塚さん 渡辺酒造店 デザイン手がける

 白い紙と鉛筆一本だけで緻密に雪景色を描く、白馬村の鉛筆作家・大塚浩司さんがこのほど、新潟県糸魚川市の「合名会社渡辺酒造店」(渡辺吉樹社長)が販売している、「DOMAINE WATANABE(ドメーヌ・ワタナベ)」の最上位酒となる「EXTRA」のラベルデザインを手がけた。デザインを依頼されたのは2021年に続いて2回目となる。
 渡辺酒造の直売所「豊穣蔵」と根知谷のシンボル、根知駒ケ岳と雨飾山、棚田をモチーフとしたラベルが完成。バランスに優れた「ブレンディッド」、収穫年を特定し熟成させた「ビンテージ」の2種類が同じデザインで販売され、人気を呼んでいる。
林業現場のシカ害対策学ぶ 大町市美麻小中7年生 県研究員 生徒の活動評価

 大町市美麻小中学校(中原敏校長)の7年生は今年、有害鳥獣として駆除されたシカを利用した地域活性化について学んでいる。20日には、県林業総合センター育林部研究員の柳澤賢一さん(44)が来校し、林業現場におけるシカ被害の現状や経過、効果的捕獲モデルの技術開発の取り組みなどについて話した。
 県では今シーズン、林業現場のニホンジカ被害を効率的に軽減し豊かな森林の生態系を保護しようと、効率的捕獲モデル・技術開発が始まった。
 美麻地区では山仕事創造舎の協力で10月に、動くものがある時に自動で動画や静止画を撮影する自動撮影カメラを森林内に設置した。地域の猟友会も研究に協力して、現地で林業従事者が駆除できる方法などを模索した。
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