2025年2月6日(木)付

シニア大の学びと絆 大切に 大北学部43期生24人 卒業迎える

 県シニア大学大北学部第43期生の卒業式が5日、大町市の県大町合同庁舎で開かれた。2年間の学びを終えた60代から80代までの24人が卒業を迎えた。今後も地域活動にシニア大学での学びを生かしていくことを誓い、新たな一歩を踏み出した。
 43期生は、大北地域の他、安曇野市や松本市からも参加。教養講座の受講や、音楽や創作などのクラブ活動、マレットゴルフ大会や研修旅行などさまざまな活動を通じて学びや親睦を深めてきた。
県「宿泊税」3年間は1泊200円 低価格帯配慮免税点も変更 白馬村制度案は17日報告

 県は5日、観光振興に充てる財源として2026年度に導入を目指す「宿泊税」の制度案を公表した。1人1泊当たり300円としていた税額について、制度開始後3年間に限り200円にする。課税か非課税かの免税点は6000円に引き上げた。県と同様に宿泊税を導入する方針の白馬村は、県制度の変更や、村の宿泊税部会の検討を踏まえ、17日に開かれる財源確保検討委員会で村の制度案を報告する。
 県が昨年9月に公表した制度骨子案では、素泊まり3000円以上の宿泊に対し1人1泊当たり300円を課税するとしていた。ただ、パブリックコメントや、県旅館ホテル組合会などから低価格帯の宿泊施設に配慮するよう求める声があり、制度を見直した。
小谷の雪40d静岡県菊川へ 友好都市で「まつり」にぎわう

 小谷村と友好都市協定を結んでいる静岡県菊川市で1日、市制20周年を記念した「雪まつり」が行われ、小谷から雪を届けた。昨年の2倍となる40dの雪を大型トラック4台に積んでイベント会場まで運び、高さ2b、長さ8bの滑り台や、雪像、雪遊びができるスペースを設置。家族連れなど約2000人が来場し、普段見ることのない雪に目を輝かせながら楽しんでいた。 
珍しい雪に菊川の子どもたちは大はしゃぎ。雪の滑り台で何度もそりを楽しんだり、雪だるまを作ったりして遊んでいた。同市のマスコットキャラクター「きくのん」を模した雪像とご本人≠燗o場し、会場を盛り上げた。
認知症 原因や対処考える 松川 人権フォーラムでWS

 「まつかわ村人権フォーラム」(松川村公民館、村人権教育推進協議会、村男女共同参画審議会主催)が1日、すずの音ホールで開かれた。「認知症世界の歩き方」公認ファシリテーターで、村の地域おこし協力隊・増永愛子さん(37)の進行で、認知症による見え方を想像しながら楽しく学ぶワークショップ(WS)「認知症世界の歩き方」を行った。
 教育や福祉関係者をはじめ、28人が参加した。「認知症世界を旅してみる」をコンセプトに、日常生活での困り事を、認知症のある人の視点からとらえ、その原因や対処法を考えた。
 早朝に外へ徘徊してしまう例や、トイレで失敗してしまう例などを用いてワークした。提示された複数のカードをヒントに、トラブルの原因となりうる理由や対処法についてグループで話し合った。
企業での学びに感謝 池工 デュアルシステム発表会

 池田町の池田工業高校(武居正憲校長)は1月31日、生徒が企業で年間を通じ研修する「池工版デュアルシステム」の発表会を町交流センターかえでで開いた。実務に近い環境で実習を重ねてきた生徒がこれまでの学びをまとめて発表し、企業の対応に感謝した。
 製造業・福祉・農業など13の企業・団体で実習してきた3年生32人が、昨年5月からここまで重ねてきた研修の成果を発表した。事業所の紹介や体験した作業の内容、それを通して得た学びを自らの言葉で報告した。
米蒸し麹からつくる 松川村営農支援センター 地域素材でみそづくり教室

 松川村営農支援センターは、地域の食材を使った恒例のみそづくり教室を村の農産物加工施設「農村婦人の家」で開いた。元村みそ生産組合の矢花千束さん(79)を講師に、安心安全なみそづくりを体験した。
 4日間の工程のうち、2日目の麹づくりと、4日目のみそ炊き・仕込みの作業に参加した。地域おこし協力隊らが企画・運営に協力し、全工程に関わった。
 参加者のほとんどが初心者。村内51歳の女性は「麹からつくるのは初めて。大変そうで、なかなか家ではつくれないと思っていた。面白い」と興味津々だった。
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