2025年2月20日(木)付

これまでの画業を1冊に 大町の古澤三敏さん作品集出版 油彩40点収録

 中信美術会員で元美術教師の古澤三敏さん(68)=大町市平=の初の油彩画集「―彼方の国へ―」がこのほど、芙貴出版社より出版された。一昨年の長野県展に出展した作品が大糸タイムスで紹介され、出版社の目に留まったことがきっかけで出版が決まった。多方面から大きな反響を呼んでいる。
 油彩でありながらも、厚塗りせずに透明感と艶のある重厚な油絵らしい質感を感じさせる作風が特徴。美術教師になるために信大教育学部に在籍した学生時代の作品をはじめ、本格的に画業に打ち込み始めた白馬中美術教師時代から現在までの画業を1冊で振り返っている。
現職勇退の意思 半数以上 4月15日告示20日投開票 白馬村議選まで2カ月

 任期満了に伴う白馬村議会議員選挙(定数12、4月15日告示・20日投開票)まで2カ月に迫った。大糸タイムスが現職議員12人に実施した意向調査では、出馬するとしたのは1人で、4人が検討中、7人が出馬しないと回答。半数以上が勇退の意思を示した。後継者や新人候補を擁立する動きはあるが難航する声が目立ち、14人が立候補した前回から一転、定員割れや無投票選挙の可能性もある。
 3月定例会終了後、春の訪れとともに動きが活発になるとみられるが、後継者や新人候補の擁立に苦戦が強いられそうだ。前回選挙では地元区にとらわれない新しい形の選挙戦が活発に見られたが、今回も全国区≠ゥらの出馬が相次ぐかは不透明だ。
小谷のゲレンデで元気に交流 村青少年育成会 高森町の子ども来村

 小谷村青少年育成会と交流が続いている高森町の子どもたち16人が15日と16日に来村し、栂池高原スキー場でスキーを楽しんだ。2日間とも天気に恵まれたスキー日和となり、子どもたちは元気良くリフトに乗ってゲレンデに出発。小谷の雪を存分に楽しんだ。
 高森の子どもたちはスキー教室などで経験しており、上部ゲレンデにも挑戦。滑り終わると「雪質が良かった」「広くて楽しい」と喜んでいた。
池田のワイナリープラチナ賞 ドメーヌ・ヒロキ 初の国際アワード受賞

 日本産ワイン・日本酒を対象とした国際品評会「和酒アワード2024」で、池田町会染のワイナリー「ドメーヌ・ヒロキ」の赤ワイン「ルヴェ・デュ・ソレイユ2022」がブレンド部門で最上位のプラチナ賞に選ばれた。初の国際アワードの受賞に、横山弘樹社長と横山嘉道会長、内川雄一郎醸造責任者が17日、町役場を表敬訪問し矢口稔町長に受賞を報告した。
 受賞したワインは2022年に町内の畑で収穫したカベルネ・ソーヴィニョンなど4種類によるアッサンブラージュ(ブレンド)で仕上げ、たるで1年、瓶でさらに1年寝かせた。この年は当初は雨が多かったが後半に安定し「いいブドウができた」といい、濃厚でドライフルーツのような香りが楽しめる品に仕上がった。
わくわく「お店やさん」 大町市八坂のたけのこ保育園 売り買いの会話楽しく

 大町市八坂のたけのこ保育園で13日と14日、「おみせやさん」が開かれた。子どもたちが考えた、本物さながらの「お店」が登場。園児が売り手と買い手を交代しながら販売や買い物の疑似体験を楽しんだ。
 最初に園児たちは入り口に設けられた「たけのこ銀行」のATMコーナーで、買い物に使うお金をカードで準備した。お金が出てくると自前の財布に大切にしまい、ワクワクしながら買い物をスタートした。
 売り手となった園児はお客さんがお店に来ると「いらっしゃいませ!」と元気よく声をかけ、自分たちの店をPR。買い手の園児は「おすすめはどれですか」と会話を楽しみながら財布からお金を出して、買い物を楽しんだ。
寒い時期の災害に備えて 穂高のデンソーエアクール ヒーター23台大町市に

 安曇野市穂高に本社を置く空調機器メーカー・デンソーエアクールは19日、大町市に遠赤外線ヒーター23台を寄贈した。とくに冬季などの寒さが厳しくなる地域で、万が一の災害時においても住民が暖かく過ごせるよう願った。
 寄贈したヒーターは同社の製品「エンセキ」で、石油ストーブに比べてコストが安い電気式で遠赤外線の特徴を生かして体の中から暖めることができる。
 市役所で行われた贈呈式には、牛越徹市長が出席し、宮沢幸央社長からヒーターを受け取った。
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