2025年2月23日(日)付

寒波の3連休 里は穏やか 国営公園大町松川 謎解き♀yしむ

 記録的な寒波が継続する中で3連休の初日を迎えた22日、日本海側や山沿いでは断続的に雪が降る一方、大北南部の里では寒いながらも穏やかさが残る気候となった。国営アルプスあづみの公園大町・松川地区では同日から、謎解きイベント「クリスタルダンジョンからの脱出」を開催。訪れた家族連れなどでにぎわい、冬の園にぴったりの世界観で謎解きを楽しむ姿が見られた。
 国営公園内を氷に閉ざされた「ダンジョン(迷宮)」と設定。脱出には研究所のブリザード制御装置の暴走を止めなければならず、そのためには「クリスタル」とパスワードを集めることが必要だ。参加した子どもたちは園内を巡り、隠された宝箱や箱を開けるための謎を解いて楽しんだ。
夜のゲレンデに炎の演出 白馬八方尾根火祭り にぎわう

 燃え盛るおんべに打ち上げ花火、たいまつ滑走の軌跡―。会場を埋めた多くの人々が寒い冬の夜に炎の熱を感じていた。白馬村の夜を炎のイルミネーションで彩る「第55回白馬八方尾根火祭り」(実行委員会主催)が21日、八方尾根スキー場名木山ゲレンデで開かれた。国内外の観光客や地域住民らが来場し、次々と繰り出される炎の演出を堪能した。
 スキー・スノーボードインストラクター総勢60人によるたいまつ滑走で始まり、ゲレンデに火の軌跡を描き滑り降りた。おんべの点灯は地元に住む白馬北小学校6年生の丸山花恋さんと谷岡七穂さんが担当。たいまつを手に堂々と歩き、おんべに火をつけた。ごうごうと燃える炎に会場からは大きな歓声が沸いた。
「人間塾」学習の成果発表 八坂小中後期課程 市役所でポスターセッション

 大町市の八坂小中学校後期課程の生徒が10日、市役所で教育・行政関係者らに総合の時間「やさか人間塾」の学習の成果を発表するポスターセッションを行った。市役所での発表は初めて。「地域を学ぶ・地域とともに成長する」ことを通じ、地域の課題解決に向けた生徒のさまざまな取り組みが高い関心を呼んだ。
 ポスターセッションでは自然文化歴史、イベント、食文化、ものづくりなど5つのグループでその成果について一人一人が披露。発表にも工夫を凝らしながら、自然に着目した調査活動の苦労、特産品の商品開発や、イベントを主催する大変さなどについて語った
自由に表現 詩・短歌・俳句 池田 浅原六朗にちなみ公募展

 定型にとらわれない俳句を提唱した池田町出身の作家・浅原六朗にちなんだ恒例の公募展「子ども・大人がつくる詩・短歌・俳句」(池田町教育委員会など主催)の作品が、町交流センターかえでのギャラリースペースで3月2日まで展示されている。素直な感性で伸び伸びと表現された子どもたちの作品をメインに、499点が一堂に並ぶ。
 町内の小中学校、養護学校、一般から作品が集まった。学校や家庭での日常や、季節の情景などが自由に表現されている。
 音の塊を見て味わってもらえるように、短歌と俳句には全てかな表記を添え、色分けした台紙に年齢層ごとに展示した。
ピアノリトミック 親子で運動 大町市社 「なかよし広場」閉講式

 大町市の社公民館主催の「なかよし広場」で19日、本年度最後の活動が行われた。市内でピアノリトミック教室を主宰する竹内円さんのリトミックプログラムを体験。1年のまとめとして閉講式が開かれ、参加した親子らに修了証が手渡された。
 リトミックでは竹内さんのピアノ演奏に合わせ、親子で体を動かすふれあい遊びを体験した。スキンシップたっぷりの運動は小さな子どもも親しみやすい様子で、飽きることなく楽しそうに取り組んでいた。
 閉講式では子どもたちと保護者に、指導員の新井理栄保育士からスタッフ手作りの修了証が手渡された。
動物との共生 魅力感じて 2月22日は「ネコの日」

 「にゃんにゃんにゃん」―。2月22日は鳴き声の語呂合わせで「ネコの日」。大北各地にもネコを大切にする人たちが多くいる。ネコの日を機に、改めて動物との共生を考える。

▽ペットと楽しむ食事場所に 大町 カフェ「猫の耳」 山本明彦さん

 大町市平花見の山本明彦さん(70)は、北アルプス鹿島槍ケ岳の形を「猫の耳のよう」と言った娘の言葉を取り入れたカフェ「猫の耳」を営業。現在は営業を休止しているが、併設している犬や猫などペット可の貸別荘「春の庭」利用者の食事場所として親しまれている。
 山本さんは「猫も犬も、人と同じ生き物。地域で暮らす猫を見かけたときは温かく見守る心や大事にする気持ちを持ってほしい」と話す。

▽全国初 保護猫カフェ併設の宿 白馬「別邸 ねこ処みなみ家」

 迎えてくれるのはネコのスタッフ17匹。みんなモフモフ、柄違い、愛らしく、自由気ままで、賢く、人懐っこい。
 白馬村北城の保護猫カフェ「別邸 ねこ処みなみ家」は全国初の保護猫カフェ併設の宿として2016年12月にオープンした。
 運営する専務取締役の丸山静香さんは「いろんな子にここで出会い、ネコの魅力を感じてほしい」と話している。(写真は白馬「別邸 ねこ処みなみ家」スタッフの「きぃ」ちゃんと丸山さん)
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