2025年3月20日(木)付

大町の水生かしたかき氷=@みずのわプロジェクト 今夏販売へ開発 試食会

 大町市の清冽な「水」を核とし、産学官金が連携して持続可能なまちづくりを目指す「みずのわプロジェクト」は19日、地域食材を生かした「かき氷」の試食会を大町公民館分室で開いた。市内飲食店などが地域の特産品を生かしたオリジナルかき氷を開発。今夏の販売に向けて磨きをかける。
 かき氷企画は昨年に続く第2弾。今年は「掘るとみつかる大町の魅力 雪下かき氷」をテーマに「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」「カウベル立田屋」「コンディトライ・アン・マリーレ」「ねまるちゃテラス」の4事業者が開発した。同プロジェクトに参画しているサントリーの「サントリー天然水北アルプス」を使った氷に、それぞれ、豆腐や牛乳、凍り餅、ブルーベリー、はちみつなど市内製造・収穫の食材を合わせた。
小学校へ期待胸に巣立ち 大町 こまくさ幼稚園で卒園式

 大町市大町六九町のこまくさ幼稚園で19日、第65回卒園式が開かれた。卒園児22人が一人一人、梶川康子園長から修了証を受け取り、春から始まる小学校生活への期待を胸に園舎を巣立った。
 卒園児は保護者席に駆け寄ると、これまでの感謝を込めて修了証を両親に手渡し、お母さんがわが子を抱きしめ、卒園を祝っていた。在園児や先生たちに「幼稚園で遊んでとても楽しかったよ。小学校に行っても忘れないよ」と呼び掛けた。
期待と寂しさ胸に巣立つ 小谷小・中学校で卒業式 

 春の訪れを感じる暖かさから一転、小谷村らしい名残の雪が降り続いた19日、小谷小学校と小谷中学校で本年度の卒業式が開かれた。新たな学校生活を目前に控え、きりりとした表情で卒業証書を受け取った卒業生。期待と寂しさを胸に、思い出がたくさん詰まった学びやを後にした。
 本年度の卒業生は小谷小11人、小谷中19人。小谷小では6年生が感謝の気持ちを込め、映画「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」を清らかに歌った。
無投票・定員割れの懸念 白馬村議選 投開票まで1カ月 現在出馬表明は2人

 任期満了(5月4日)に伴う白馬村議会議員選挙(定数12、4月15日告示・20日投開票)まで1カ月となった。現在までに出馬を表明したのは現職と新人1人ずつの計2人にとどまる。また現職1人が出馬に向けた準備を進めている他、神城地区などで複数の動きがあるが、定数に達する人数が立候補するかは不透明。定数割れの懸念が高まっている。
 前回2021年の村議選では3月末までに10人以上が出馬を表明。地区推薦の候補者だけではなく、全村に支持を広げようとする移住者や若い世代などの候補者も多くいた。ただ今年は一転、現職の半数以上が勇退の意思を示していることや、新人の動きが少なく、無投票選挙や定数割れになる可能性がある。
おふくろの味%ヘける 松川 「織声」始動 手作り惣菜を販売

 食を通して多世代がつながる松川村の交流スペース「織声―oKKo―(おっこ)」が稼働を始めた。13日、「まちのだいどころ」と称して、惣菜の販売が行われた。村のお母さん手作りの味を求めて、多くの来場者で活気づいた。
 寄付された村産の野菜をふんだんに使った惣菜を中心に、5種類のおかずがカウンターに並んだ。オープン価格として、格安の量り売りで提供。ボランティアが作り手、売り手となり、おふくろの味≠届けた。
 子育て世代の母親を中心に約40人が次々と買い求め、完売した。
中3球児の門出祝う 大町リトルシニア 笑顔と感謝卒団式

 大町市を拠点に活動する中学硬式野球チーム・大町リトルシニアは16日、本年度の卒団式を大町温泉郷の黒部観光ホテルで開いた。昨年は目標の一つに掲げていた春の全国選抜野球大会、夏の日本選手権大会に出場し、全国の舞台で活躍。卒団式には在団生や保護者、指導者ら約70人が出席し、チームをけん引してきた3年生14人の門出を祝った。
 3年間ともに白球を追いかけ、野球に打ち込み切磋琢磨してきた14人。卒団式では両親やコーチ、チーム、後輩たちへ「3年間支えてくれてありがとう」「みんなのおかげで貴重な経験ができた」「(在団生には)自分たちがとれなかった全国1位をとってほしい」などとあふれる感謝を口にした。
トップページ 3月の一覧 ●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C) 2007-2025 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.