2025年10月25日(土)付

紅葉の霊松寺 日展工芸並ぶ 大町 きょうから境内庫裏で作家8人展

 紅葉の名所として知られる大町市大町山田町の霊松寺の境内庫裏を会場に、25日から11月9日まで日展工芸作家展2025―木と土と・今を創る―」が開かれる。歴史を重ねた清閑な寺が、期間限定の美術館となり、大町・北安曇地区の日展作家8人の作品が一堂に展示される。
 今年の出展作家は日展特別会員の橋貞夫さん、日展会友の海川盛利さん、相澤正樹さん、橋本榮さん、平野まり子さん、日展作家の帯刀益夫さん、千國由美さん、相澤まゆみさんの8人。工芸と陶芸のバラエティーに富んだ作家の意欲作が並ぶ。海川さんは「霊松寺の紅葉とともに、芸術の秋をより多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
冬季五輪活躍に期待の声 白馬 渡部暁斗選手 引退表明受け

 今冬のシーズン限りでの現役引退を表明した白馬村出身のノルディックスキー複合男子・渡部暁斗選手(37)に、地元から応援や期待の声が上がっている。23日は白馬ジャンプ競技場で公開練習があり、練習後に村スキークラブ(HSC)に所属する小中高生のメッセージを書いた激励の旗が贈られた。来年2月のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での活躍を期待し、地元から後押しする。
 公開練習には弟の渡部善斗選手(34)も練習で訪れており、白馬南小学校5年生でジャンプ選手の長澤世羅君が激励の旗を2人に贈呈。「みんで書きました。オリンピック頑張ってきてください」とエールを送った。
音楽愛好家一堂に熱演 白馬・小谷 しろうま音楽祭に12団体

 白馬村と小谷村で活動する音楽団体や小中高校の吹奏楽部などが演奏する第28回「しろうま音楽祭」(実行委員会主催、大糸タイムス社など後援)が19日、協和ウイング白馬(ウイング21)で開かれた。地域で活動する音楽団体が一堂に会し、吹演奏や合唱、合奏など日頃練習してきた成果を客席に届けた。
 出演団体は白馬北小学校吹奏楽部、吹奏楽団「山の音楽家」、小谷中学校吹奏楽部、白馬高校吹奏楽部、おたり吹奏楽クラブ、白馬中学校吹奏楽部、白馬南小学校音楽班、白馬CLS、アンサンブルこーろこーろ、小谷小学校合唱部、混声合唱団ハーモニー白馬、白馬アルプホルンの会―の12団体。音楽祭限定の中高3校合同バンドや全体演奏もあった。
中学生 国際交流で絆深める 松川に台湾鹿港から訪問団

 松川村の友好都市・台湾彰化県鹿港(ルーカン)鎮の訪問団が23日と24日、同村を訪れ、中学生や住民と交流した。松川中学校には24日、訪問団の鹿鳴(ルーミン)國民中学校の生徒40人が訪問。ステージ発表や授業体験などを通して、中学生同士が絆を深めた。
 松川中では、全校生徒による歓迎会が体育館で行われ、同校各クラスの生徒による「おもてなしバディ」が台湾の生徒とおみやげを交換した。台湾の生徒は伝統的な笛やダンスを発表。ダンスは松川中生も一緒に踊り、心の距離を縮めた。
 23日夜には、到着した訪問団を出迎え、すずの音ホールで歓迎セレモニーが開かれた。
紅葉名所 鎌池 色付き 小谷・雨飾高原ピーク来週見込み

 小谷村の雨飾高原周辺で、紅葉が鮮やかに色付いている。名所として知られる鎌池(標高1190b)も見頃を迎えており、雲一つない秋晴れが広がった24日は、昼ごろに駐車場がほぼ満車になり、多くの見物客やカメラマンが訪れた。村観光連盟によるとピークは来週になると見込んでいる。
 ここ数日間で冷え込みが強まり、色付きが進んだ。池を囲むブナ林やナナカマドが赤や黄に紅葉し、青空に良く映えた。大阪府から訪れた男性は「去年は少し早かったけど、今年はちょうど良い。きれい」と喜んだ。地元の女性は「赤が少し弱い感じがするけど、晴れていてとても気持ちが良い」と話した。
松川駅ぴかぴか 地域に感謝 池工生徒 学校周辺ごみ拾いなども

 池田町の池田工業高校生徒会と生徒有志は23日、松川村のJR信濃松川駅や駐輪場、池田町の校舎周辺で地域美化活動を実施した。例年春と秋の2回実施している取り組み。いつも通学で利用する駅への感謝の気持ちを込めて、早朝から清掃に汗を流した。
 信濃松川駅では、生徒会役員や電車から下車した生徒ら約20人が参加。ホームの待合室でほうきをかけ、窓や駅名標を拭き、磨き上げた。駅舎も周辺のごみを拾うなど、きれいに掃除した。他の生徒は学校周辺でごみなどを拾った。
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