主催 
幼稚園・保育園の部入賞作品

特 選
講 評

幼稚園・保育園の審査を終えて
幼稚園・保育園の部審査 荒井 泰三 先生
(一水会会友・信州美術会会員)
 今年から審査を3名で分担することになって負担が軽くなり助かりました。しかし審査の内容が変わったわけではありませんので、例年のように戸惑いと心の葛藤(かっとう)に苦しむばかりです。
 いつもの事ながら子どもさんの感性と、屈託のない素直な作品に圧倒されてしまいます。作品を創りながら、家族の方々の姿や行動を思い浮かべ一生懸命画面に向かって描いている姿を、作品を通して見て取れて、いっそう作品の魅力に引き込まれてしまいます。それも毎年先生方の創意・工夫でいろいろの表現方法・表現材料の違った作品が寄せられます。こうした作品の中から約30点に1点の割合で選び出すことは非常に困難をきわめます。
 今年もまた、審査の仕事を終えて「やっと終わった」という安堵(あんど)する気持ちにはなりません。仕方なく選に漏れてしまった何点かの作品が頭の中にチラついて「これで良かったのかな」といつまでも自問と自責の念にさいなまされ続けています。
河村 怜美
(あすなろ保育園)
「おば」
 のびのびとしておおらかな作品です。色紙による貼り絵ですが、その作業もていねいです。余白を埋めている型印の色、マジックの線描きの色も彩かで明るく穏やかな作品に仕上がっています。




準特選
かみじょう みづき
(かえで保育園)
「父」
坂井 亜優
(こまくさ幼稚園)
「姉」
 発泡スチロールを削って版にした版画による作品です。直接画面に描くことと違って思わぬ効果があります。 作品全体に走り回る線の動きや線の強弱の面白さでお父さんの表情をよくとらえています。  細かくちぎった色紙を丹念に貼り付け、年長さんとはいえ力のこもった作品です。おねえさんの顔の表情もよく表現されています。額に垂れた髪と赤いリボンがポイントになって絵を引き締めています。



原 駿太
(どんぐり保育園)
「母」
勝山 瑚雪
(池田北保育園)
「母」
大西 華奈
(はなのき保育園)
「母」
はしもと めい
(大町幼稚園)
「母」
小林 志羽
(会染保育園)
「母」



入 選
みねむら かずまさ
(かえで保育園)
堀 菜々花
(はなのき保育園)
白本 安奈
(はなのき保育園)
やまぐち あやな
(しらかば保育園)
田中 彪雅
(しらかば保育園)
松下 輝来
(あすなろ保育園)
今村 遥奈
(あすなろ保育園)
下篠 将雅
(もみのき保育園)
横山 華音
(もみのき保育園)
太田 龍輝
(こぶし保育園)
とおやま りん
(こぶし保育園)
宮田 尚人
(こぶし保育園)
宗川 直緒
(どんぐり保育園)
深澤 瑞姫
(どんぐり保育園)
大厩 守樹
(たけのこ保育園)
すずき こころ
(みあさ保育園)
まきの ともみ
(大町幼稚園)
井出 絢月
(大町幼稚園)
坂井 亜優
(こまくさ幼稚園)
一志 知世
(こまくさ幼稚園)
大野 華
(こまくさ幼稚園)
鈴木 迪奈
(りんどう幼稚園)
おおさわ うらら
(池田南保育園)
中澤 真子
(池田北保育園)
立岩 優希
(会染保育園)
いけがみ しょう
(会染保育園)
みやた いぶき
(しろうま保育園)
おくむら めい
(しろうま保育園)
津滝 千晴
(白馬幼稚園)
伊東 璃乃
(小谷村保育園)





小学校低学年の部入賞作品

特 選
講 評

小学校低学年の部の審査を終えて
小学校低学年の部審査  内川 三郎 先生
(元美術教員)
 本年度、初めて審査に参加させていただきました。
 在職時は小中学校で美術教育に携わってきましたが、近ごろ、美的な感性が鈍ってきているのではないかとやや不安も感じます。
 そんな中で、920名もの丹精を込めて描いてくださった子どもたちの顔を画面の中に見いだし、息が詰まりそうになりました。
 選考に当たって基本的に大事に考えた事は、○家族に慈しまれて育っている子どもらしいうれしさの表出の度合いはどうか、○それらが線描や色合いの中にどのように自信となって描き出されているか。
 このような基本的な視点に立ち、まず各学校ごとに一次選定をさせていただき、さらに相対的な視点から入選者の選定へと進みました。鉛筆画、クレヨン、クレパス、水彩との併用、コラージュなど表現手段は多彩であり、しかも個性的で楽しく表現されている作品が多く最終選考までには長時間を要しました。
 入選された皆さんおめでとう。そして作品をお寄せ下さった多くの皆さんありがとう。来年度もぜひご応募ください。
矢口 陽生
(池田小3年)
「母」
 いたずらすると「だめよ!」とちょっと怖いお母さん。でもお母さん大好き。大きな瞳でいつもぼくを見守ってくれているお母さん。感謝の声が聞こえてくるようです。 
落ち着いた色調、力強く確かな線描、お母さんの特徴を良くとらえていますね。




準特選
たなか そう大
(松川小2年)
「母」
大澤 星来
(池田小3年)
「妹」
 画面からはみ出してしまいそうなゆったりお母さん。ぼくのいうことを何でも聞いてくれる優しい太っ腹のお母さんでしょうね。 顔の肌色が美しく髪の毛と良くマッチしています。大きな目と口の赤色がアクセントになり作品が優しくまとめられていますね。  時にはけんかもするのでしょうか、いつも妹さんを思いやれるお姉さんでしょうね。 妹さんの髪につけたヘアピン、ブラウスの模様など優しい心配りが見られます。 画面いっぱいにほほえむかわいい妹さんを力強く自信を持って表現できましたね。



平林 慎太朗
(大町南小1年)
「妹」
五十嵐 一輝
(池田小3年)
「祖父」
荒木 亮磨
(大町北小1年)
「兄」
かんだ ゆい
(八坂小2年)
「妹」
にしやま しょうた
(松川小2年)
「父」



入 選
きたざわ な月
(大町西小学校)
いいじま もも
(大町西小学校)
太田 ももな
(大町西小学校)
吉澤 正之
(大町北小学校)
すずき みなみ
(大町北小学校)
はなざわ あゆと
(大町北小学校)
北澤 祐人
(大町北小学校)
石崎 桃野
(大町北小学校)
宮田 智也
(大町北小学校)
池田 れおん
(大町北小学校)
相川 かりん
(大町北小学校)
大久保 美初
(大町北小学校)
降幡 朱夏
(大町東小学校)
中山 えいき
(大町南小学校)
高はし しほ
(大町南小学校)
すげさわ けいご
(大町南小学校)
北ざわ 実佳
(八坂小学校)
松下 いっぽ
(美麻小学校)
和田 えま
(美麻小学校)
はしもと ゆな
(池田小学校)
たけむら りゅうと
(池田小学校)
なかじま ほのか
(池田小学校)
平林 拓海
(松川小学校)
ひら林 さき子
(松川小学校)
小林 つかさ
(松川小学校)
みやざわ しゅう
(松川小学校)
まるやま ゆうた
(松川小学校)
郷津  葵
(白馬北小学校)
丸山  琳
(小谷小学校)
ほそだ しほ
(小谷小学校)





小学校高学年の部入賞作品

特 選
講 評

小学校高学年の部の審査から
小学校高学年の部審査  西沢 俊夫 先生
(元美術教員)
 本年から審査員に加えていただきました。
 小学校や中学校で図工や美術を教えて後、学校から遠ざかっていましたが、この度、たくさんの素晴らしい作品を鑑賞する機会を与えられ、わくわくする気持ちを無理に抑えて審査させていただきました。
 数百点に及ぶ力作を目の当たりにして、まず感じたことは、その明るさです。
 色調も、デッサンの力強さも。何よりも家庭の明るさが、どの作品にも感じられ、とてもうれしくなりました。感動です。
 これらの作品を選考することは苦しいことでしたが、○家族のよさが、より強く表現され、個性的であること、○デッサン力に優れ、色合いにも、温かさが感じられること−などを選考の基準にして、一次審査をさせていただき、38点にまでに絞りました。
 高学年ともなれば、学年の差は少なく、巧みな筆づかいの作品や、モデルの特徴を見事な線で表現した作品など、見応えのある力作が多く、二次審査でも悩みました。入選された皆さん、おめでとう。応募された皆さん、来年も待っています。
太谷 兼二郎
(大町北小6年)
「母」
 優れたデッサン力に加え、立体的な色彩表現が見事です。 陰影の表現も巧みで、何よりも、観る人に温かさが伝わってきます。 また、本コンクールのテーマである「わが家の笑顔」が、作品全体から感じ取れます。 6年生らしい素直な表現が素晴らしい。




準特選
山本 紀希
(池田小5年)
「父」
古畑 美鈴
(大町南小4年)
「母」
 「明るくて何でも話せるお父さん、頼りになるわが家の大黒柱」と作者が語りかけているような作品です。 彩色での筆の使い方も丁寧で、色調のバランスもよく美しいと思います。何よりもお父さんの特徴をとらえたデッサン力は素晴らしいと思います。  お母さんが何か作者に語り掛けているような、優しく心配しているような、ホッとする作品です。 色彩も明確で調和の取れた色使いも、テーマに合った温かさを感じさせます。 4年生として率直に表現されていて、とてもより作品と思います。



藤巻 美槻
(大町南小6年)
「祖母」
小山 ちせ
(池田小4年)
「姉」
栗林 日菜
(大町北小6年)
「父」
北沢 佑妃乃
(八坂小5年)
「兄」
原 昇太郎
(白馬北小4年)
「母」



入 選
中村 宗弘
(大町北小学校)
黒田 啓之
(大町北小学校)
山本 早苗
(大町北小学校)
山元 俊宏
(大町東小学校)
石田 かほ
(大町東小学校)
高橋 はる
(大町東小学校)
松林 千晶
(大町南小学校)
しばた もえか
(大町南小学校)
宮田 莉奈
(大町南小学校)
小林 茉悠子
(大町南小学校)
牛越 沙耶佳
(大町南小学校)
古畑 伊織
(大町南小学校)
丸山 亜海
(大町南小学校)
高山  歩
(大町南小学校)
若宮 武尊
(大町南小学校)
久保田 健介
(八坂小学校)
中山 実咲
(池田北小学校)
嶋田 一直
(池田小学校)
おぎくぼ かんた
(池田小学校)
吉冨 真央
(池田小学校)
白澤 来渚
(池田小学校)
清水 奈津美
(池田小学校)
市川 とおい
(池田小学校)
篠田 千裕
(池田小学校)
勝野 智稀
(池田小学校)
中村 爽馬
(白馬北小学校)
陣内 拳汰
(白馬北小学校)
松澤 唯人
(白馬北小学校)
松澤 大翔
(白馬北小学校)
梨田 朝陽
(白馬北小学校)




 本社主催「わが家の笑顔家族の似顔絵コンクール」(6月12日表彰式)に際しましては、大北の各小学校、保育園、幼稚園の園児、児童のみなさんから2112点もの応募をいただき、ありがとうございました。
またアップルランド・デリシア大町駅前店、Aコープ白馬店ハピア、アップルランド池田店様はじめ各事業所のご協賛により表彰式も無事終了致しました。ここに紙上をもって心より御礼申し上げます。

大糸タイムス株式会社



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