2007年5月19日(土)付

‘残雪と花’歩き満喫 大町で初イベント 20日まで

 残雪の北アルプスと春の花々を楽しむ初のイベント「残雪に花ウオーキング」(同実行委主催)が18日、大町市内で始まった。20日までの3日間、自然や歴史、健康や食にちなんだ多彩なイベントを予定している。初日は市内の史跡を巡る「2大風穴と塩の道歴史探訪」が開かれ、参加者20人が郷土の歴史に触れた。
「地域で環境保全」活発化 松川村 制度活用へ組織続々

 農地や水、環境の保全と資質向上を図る地域共同の取り組みを支援する農林水産省の新制度「農地・水・環境保全向上対策」の活用を目指す組織の立ち上げが、松川村で相次いでいる。地域ぐるみによる農地や農業用水などの資源保全活動が活発化しそうだ。
 村内では、制度申請締め切りの昨年3月末までに9組織が申請書を村に提出している。
高山植物の女王開花 大町山博コマクサ

 市立大町山岳博物館前で、高山植物の女王と呼ばれるコマクサの花が咲き始め、観光客の目を楽しませている。ピンク色と白の花が咲き、携帯電話のカメラで撮影する人の姿も見られる。
 同館がコマクサの低地栽培に初めて成功したのは、昭和36年。当時は栽培方法が分からず、土選びにも苦労したが、現在は栽培方法も確立し、毎年きれいな花を楽しむことができる。館内にも花の名前と同じ喫茶コーナーもある。
事故防止コンクール 大北4事業所を表彰

 大町署で18日、「第29回プロドライバー事故防止コンクール」(同実行委主催)の表彰伝達式が開かれた。交通事故抑止や安全運転啓発活動に功績があったとして、管内4つの事業所がバス、トラック、タクシーの各部門で優秀・優良賞を受賞した。
受賞事業所はバス部門優秀賞が滑ヨ電アメニックス北アルプス交通事業部=大町市平=、トラック部門優秀賞が北安陸送梶%ッ市大町=、トラック部門優良賞が椛蜴運輸=白馬村北城=、タクシー部門優良賞が小谷観光タクシー求¥ャ谷村中小谷=。
五月晴れの運動会 池田町の安曇養護学校

 池田町の安曇養護学校で18日、恒例のこいのぼり運動会が開かれた。子どもたちの元気の良い声が晴れ渡った青空に響いた。同校はことし開校20周年を迎えることから、記念運動会と銘打った。
 運動会の会場となった校庭の周囲には、子どもたちが、布や画用紙などを使い手作りしたこいのぼりが初夏の風に揺れていた。
 跳び箱競技に挑んだ生徒は、跳び箱の上に立ち両手を広げるパフォーマンスも。会場からは大きな歓声があがった
満開菜の花で地域知って 小谷有志 畑に園児招待

 小谷村の土谷曽田地区の住民有志「未来ファーム」(下原徳明代表)は18日、同地区で栽培している菜の花の共同畑に小谷保育園(千国日出子園長)の年中児27人を招き、満開の花を見ながら園児と交流した。
 同グループは過疎・高齢化が進む同地区の荒廃農地を復旧し、地域の活性化と再生に取り組もうと数年前からジャガイモや野沢菜を栽培している。ことしは初の取り組みとして菜の花を栽培し、菜種油をしぼり地域の新しい特産にしようと春から30eの畑で栽培を開始。食育指導に熱心な同園の園児に、美しい花を見ながら地域の自然と産業にふれてもらおうと今回初めて招待した。
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