2007年５月31日付

2007年５月31日(木）付

不法投棄防止に一丸　大北各地で〝監視ウイーク〟　大町市職員が回収

　全国ごみ不法投棄監視ウイークが30日から始まり、不法投棄を発生させない環境づくりへ、大北地方でも対策活動が行われる。６月５日までの期間中、環境省の呼びかけで国、自治体、市民連携による監視、啓発活動が一斉に実施される。
大町市では初日、同市社の農具川周辺で職員10人余がごみを拾った。職員はゴミ袋を片手に、２班に分かれて沿岸や河川内を清掃。空き缶やペットボトルが多かったが、中には、バッテリーやビニールシートなども見受けられた。

慎太郎祭半世紀一冊に　実行委が記念誌作成

　大町市の北アルプス針ノ木岳大雪渓で、毎年６月に開かれている「針ノ木岳慎太郎祭」がことし、50年の節目を迎え、祭実行委員会（山本携挙会長）は50周年記念誌「針ノ木岳慎太郎祭50年の歩み」を作成し、６月３日（雨天の場合10日に順延）に開く慎太郎祭参加者に、記念手ぬぐい、歌集などとともにプレゼントする。

そば商品で活性化　白馬商工会開発チーム計画

　白馬村と白馬商工会は今年度、経済産業省の地域資源∞全国展開プロジェクトで、「信州・白馬産そばによる基幹産業再生プロジェクト」に取り組む。６月にもプロジェクトチームを立ち上げ、そばの商品開発による観光と農業の活性化を目指す。

狭き門国家試験突破　穂高商尾澤さん情報技術者に

　穂高商業高校（大野整校長）３年・尾澤杏奈さんは国家試験の情報処理技術者の基本情報技術者に合格した。同校によると、全国的にみても合格率15－20％という狭き門で、県内商業科高校生としては初めての取得。尾澤さんは「難しい資格なのでとてもうれしい。将来は大学に進学して情報関係を指導する高校教諭を目指したい」と意欲的に話す。

空手県大会制覇全国へ　池田の田中さん形の部で

　大北各地で空手教室を主宰する剛誠館（遠山現賢館長）門下生の田中美佐稀さんは松本市でこのほど開かれた県中学生空手道選手権大会女子個人形の部で優勝し、全国大会への切符を手にした。上級生を抑えての県大会制覇に全国大会での活躍に期待がかかる。

被災復旧　アイリス見ごろ　小谷中土の親水公園

　小谷村中土の「中谷親水公園」で、地域の女性有志が育てた色とりどりのアイリスの花が見ごろを迎えている。
　同公園は、自然豊かで数々の貴重な動植物が生息する中谷川に沿う。中谷川は平成７年の豪雨災害で護岸流出、河岸決壊被害が発生。大がかりな災害復旧工事が行われ、周辺環境との調和を図りながら、訪れる人に中谷川に親しみを感じさせ、水辺のレクリエーションを提供する場として整備が進められてきた。

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