2007年9月25日(火)付

長野五輪10周年祝う 白馬村世代超え記念イベント

 白馬村など県内各地を会場に行われた長野冬季五輪から10年の節目を祝い、村と村スキークラブは23日、10周年記念イベントを白馬ジャンプ競技場で開いた。当時の日本勢の活躍に感動した大人から未来を担う子どもたちまで、世代を超えた多数の来場者が、世界に白馬の名を響かせた大会に思いをはせた。
サマーコンバインド熱戦 中学生から一流まで交流

 長野五輪のノルディックコンバインド会場だった白馬村で、サマージャンプとランニングを組み合わせた複合競技を行う「サマーコンバインドイン白馬」は23日、白馬クロスカントリー競技場スノーハープと白馬ジャンプ競技場で開かれた。
 全日本複合のトップチームやスペシャルジャンパーなど世界で活躍する一流選手から、未来を担う地元の中学生まで、総勢105人の選手が参加。選手はスノーハープで全選手がいっせいにスタートし、2・5`のコースを2周してタイムを競うランニング競技のあと、ジャンプ競技場で華麗なアーチ合戦を繰り広げた。
秋到来 祭り一色 熱気あふれる勇壮舞台 池田八幡神社

 大北・安曇野地域の各神社で22日からの3連休、秋祭りがピークを迎えた。各地の神社では、力強い舞台の曳(ひ)きまわしや威勢のよいお囃子が披露され、氏子らが今年の豊作に感謝した。中には数十年ぶりに、お囃子の競演や浦安の舞を奉納する地区もあり、多くの住民が参加して地域の結束を確かめ合った。

北安曇郡内最大級を誇る池田町の八幡神社例大祭は23、24日の両日、神社境内や町内で開かれた。23日夜の宵祭りでは、旧池田町内8地区から8台の曳き舞台が町内を練り歩き、意気盛んな掛け声や子どもたちの祭り囃子とともに池田の夜を華やかに彩った。
住民結束お囃子競演 美麻大塩浅間神社

 大町市美麻大塩の富士浅間神社で22日に開かれた例祭の宵祭りでは、約30年ぶりに3地区のお囃子競演が実現した。移住者も参加し、従来からの住民と協力して祭りを盛り上げ、伝統行事の継承へ力を込めた。
お囃子の競演は大塩自治会が区民交流会として計画した。この日は大塩内5地区のうち曳(ひ)き舞台を持つ中村、南村、北村の3地区が参加して、境内でそれぞれの祭り囃子を披露。子どもから大人までが笛や太鼓を手ににぎやかな音色で祭りを盛り立てると、訪れた住民からは大きな声援が送られていた。
浦安の舞40年ぶり復活 大町市平の中綱水神社

 大町市平中綱の水神社では23日に例祭が開かれ、約40年ぶりとなる「浦安の舞」が奉納された。境内には後継者不足で中断していた舞を一目見ようと、お年寄りや家族連れの姿も見られ、伝統行事の復活を温かく見守っていた。
鎮守の森にブラス響く 三嶋社神明社

 秋祭が行われた大町市常盤清水の神社で22日夜、吹奏楽の演奏会が開かれ、鎮守の森に時ならぬブラスの音色が響きわたった。
 この神社は三嶋社神明社合殿で例大祭を盛り上げようとお祭り実行委員会(五十川正彦委員長)が企画したもの。
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