2008年1月5日(土)付

仕事始め気持ち新た

 平成20年の正月が明けた4日、全国の官公庁や企業の多くが仕事始めを迎えた。大北・安曇野各地の市役所や町村役場は仕事始めの式を開き、新年の業務開始に向けて気持ちを新たにした。


混迷の時代「先行き察知」 大町
 大町市の平成20年度仕事始め式は、初出勤した本庁や支所、各関係機関の職員ら約350人が参加して市役所で開いた。牛越徹市長の「明けましておめでとうございます」のあいさつで始まった。
 牛越市長は職員に「混迷の時代だからこそ手探りの武器、センサー(感覚)が必要。先行きの変化を察知する力を、一人ひとりの職員や組織で磨き上げてほしい。職員の意見交換が率直に出来る、見通しのよい職場環境を作ってください。一年一緒によろしくお願いします」と呼びかけた。




基礎仕上げる重要な年 安曇野市

 安曇野市仕事始めの式は4日、堀金総合支所で開かれた。平林伊三郎市長は、部課長約70人を前に「市となり3年目を迎える。市の基礎を仕上げる重要な時期にきている」と強調し、さらなる一体感の構築や地域密着行政を呼びかけた。
 平林市長はことしの大きな課題として、旧町村単位で異なる土地利用計画の統合や本庁舎建設などを挙げ、「具体化していく年になる。市民の理解を得ながら確たるものにしていかなければならない」とした。
児童生徒の力作並ぶ 町立美術館 池田・生坂初の合同展

 「第1回池田・生坂児童生徒作品展」が4日から、池田町立美術館で始まった。昨年までは町内のみの出品だったが、今年は初めて生坂村へ呼びかけて合同展が実現。各小中学校や安曇養護学校など、両町村7校の子どもたちの力作1030点が訪れる人の目を楽しませている。
 小学校からは、画面いっぱいに描かれた牛の絵や飼育しているウサギとふれあう様子、リコーダーを吹く自画像など、中学校からは文化祭のポスターや近所の神社を描いた水彩画、鏡を張り合わせた「ミラーボックス」など、想像力が詰まった感性豊かな作品がそろった。
木彫とイラスト親子展 仁科神明宮で清水修身・故 修さん

 大町市社宮本の仁科神明宮社務所で15日まで、同市の清水修身さんの木彫作品と長男の故・修さんのイラスト・漫画作品展が開かれている。
 父の修身さんは建設業退職後の平成12年から独学で木彫をはじめ、16年にはナイスシニアねんりんピック入賞、この年の12月には同神社能楽面の模刻を奉納したのを機に能楽面修復を依頼された。
もちつきで正月満喫 小谷村がったクラブ

 小谷村の学童クラブ「がったクラブ」(矢口直子代表)は4日、冬休みお楽しみ会を小谷小学校で開いた。子どもたちはきねとうすを使った昔ながらのもちつきをして、新年を祝った。
 子どもたちは地域の名人の指導で一人ずつ交代できねを握り、元気よくもちをついた。つきたてのもちにその場であんこやきな粉をまぶしたり、雑煮にして味わった。自分たちがついたもちの味は格別のようすで、何度もおかわりをして正月気分を満喫していた。
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