2009年2月8日(日)付
冬の国営公園で遊ぼう 大町松川地区 特別企画イベント 大町市の国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は7日、冬イベントの特別企画「冬の公園で遊ぼう・みんな集まれ雪の公園」を開いた。雪不足で一部のメニューは実施できなかったが快晴に恵まれ、来場者はさまざまなイベントを通して開園が近づく公園の楽しさに触れた。参加者は木々の間を抜ける通路を歩き、森や雪原など開園に向けて整備が進んだ園内を散策し、アルプス大草原での宝探しなどのイベントに参加した。正午には500人以上が訪れ、親子連れなどが冬の公園を楽しんだ。暖冬の影響で、冬の雪深さが特徴の園内にも雪が少なく、スノーシュー体験やかまくら、馬ぞりなどは中止となったが、広場につくられた雪の滑り台では餓鬼岳をバックに、子どもたちが元気に雪と戯れる姿が見られた。 |
50年ぶり「福たわら」 池田あめ市 池田町で7、8の両日、恒例の「あめ市」が開かれている。7日は同町商工会商業部会による出店や福引、白装束の子どもたちによる各区の「市神様」の引き回しなどが行われ、多くの人が詰めかけにぎわった。同町のあめ市は明治初期から始まったといわれ、近年は人が集まる2月の第1週の土・日曜に行われる。町内一、二、四、五丁目、吾妻町、東町のそれぞれの拝殿で、市神様を祀(まつ)る。ことしは、菓子やだるまを投げる「福まき」のなかに縁起物や商品券を入れた「福たわら」を50年ぶりに原好住さんが作り復活させた。2丁目スペース・ゼロ前の福まき会場には200人ほどが集まり、大人も子どもも我先にと「福」に手を伸ばしていた。 |
元五輪代表とクロカン 小谷でスキー教室 小谷村公民館は6日から、村民を対象にしたクロスカントリー教室を同村栂池高原の前山クロスカントリーコースで開講した。ことしはアルベールビル冬季五輪に出場した、村内在住の猪又由美さんが講師となり、幅広い世代の多数の村民が参加。猪又さんの熱のこもった本格的な指導のもと、歩くスキーでさわやかな汗を流している。 初日は開講式が行われ、参加者は猪又さんからスキーのはき方や歩き方の基礎を学んだ。初心者が多かったが、一流の指導者のレッスンですぐにコツを覚え、ストックを自分の体にあわせて滑りやすく調節して自在に動けるようになった。起伏のある前山のコースでの滑りにも挑戦し、1・5`のコースを滑ったり歩いたりして楽しんでいた。 |
地元白馬男子が総合2位 全国高校スキー閉幕 「白銀の白馬で燃やせ闘志・つかめ我が夢」をスローガンに、2日から白馬村で開催した「第58回全国高等学校スキー大会」は、4日間にわたるすべての競技を終了し6日に閉幕となった。 今大会には278校900人の選手が参加。総合得点による学校対抗では男子が八海高校(新潟)、女子は十日町総合高校(同)が優勝を飾った。開催地の地元白馬高校は、男子が2位という好成績をおさめた。 |
パティシエの技術学ぶ 大町 くろよんで講習会 大町市平日向山高原のくろよんロイヤルホテルで7日、「パティシエが贈る デザート講習会」が開かれた。女性を中心に市内から15人が参加し、一流パティシエの技を目前で体験し、迫ったバレンタインデーに向け本格的スイーツづくりを学んだ。 大阪のリーガロイヤルホテルから昨年夏、同ホテルに赴任したパティシエ・中山豊さんが講師を務め、家庭でも出せるプロの味を伝授。チョコレートを使ったシフォンケーキやムースケーキを実際に作りながら、生クリームがだまにならないコツなどをアドバイスし、「基本的なことがしっかりとできていれば失敗することはない」と話した。 |
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雪崩に備え救助犬訓練 白馬のNPO「息長く育成」 雪崩救助などを研究している白馬村のNPO法人「ACT(アクト)」は6日、同村白馬47スキー場で雪崩救助犬の訓練を実施した。今回は47スキー場の雪の斜面に横穴を掘って人が隠れ、重機で雪を吹き付けて人の痕跡を消した場所で捜索するという、県内でも初の大がかりな訓練が行われた=写真。 安曇野市穂高在住の児玉博さんが調教しているシェパード「スズ」と、ACTの呼びかけで集まった赤倉観光リゾートスキー場のスキーパトロール・相楽潤さんのシェパード「ジル」、戸隠遭難対策協議会に所属の酒井敬子さんの黒ラブラドールの「スノウ」の3頭が参加。3頭の経験にあわせ、雪の深さや規模を変えて1頭ごとに捜索訓練を行った。 |