2009年2月12日(木)付


工事の安全対策考える 松本砂防事務所 大町で発表会 情報共有
 国土交通省松本砂防事務所の工事安全対策協議会は10日、第11回工事安全対策研究発表会を大町市のサンアルプス大町で開いた。土石流災害の恐れのある工事現場で、安全に作業を行う事例を各業者が発表し、共有した。 今年度は、同事務所や県発注の工事の中から提出された36論文のうち、1次選考を通った7人の現場担当者らが発表した。
模擬裁判で新制度学ぶ 池田で公民館大会
 池田町公民館(片瀬善昭館長)は11日、平成20年度公民館大会を開き、裁判員制度の開始を控え学習会を開いた。町民ら120人が参加し、模擬裁判やシンポジウムを通じ、町民が司法に参加する新たな制度を学んだ。 模擬裁判では、公民館の「新池田学問所」で同制度を学んだ受講者が出演し、裁判官や被告などの役割を熱演。検察官と弁護人が、被告のアリバイや証拠品、証言の信頼性などを検証する裁判の様子を再現した。 裁判の様子を傍聴した参加者は、グループに分かれて話し合い、制度を実感した。「実際に参加するとなると難しい」、「裁判員の保護が課題」などの意見が出された。
「武田菱」早くもくっきり 五竜岳に雪形 暖冬で夏懸念
 北アルプスの五竜岳に春を告げる雪形の「武田菱」が例年より1か月も早く出現し、話題となっている。雪形は春の融雪とともに、雪の消え具合で山肌にさまざまな形をなして浮かび上がる残雪の模様。古来から雪形の出方で里の人々が春の訪れを知り、農作業の開始や豊凶を知る目安として利用されてきた。村によると、ことしの里での月別積雪量は、昨年に比べ3分の1ほどという。雪形に詳しい地元の人は「一昨年も雪は少なかったが、山には例年通り雪は降っていたから雪形は通常の時期に見られた。今年は山も里も全体的に雪が少ないから、雪形も早く現れたのでは」と推測している。
「大町あめ市」にぎわう 中央通り商店街 催し多彩
 大町市の中央通り商店街で11日、恒例の「大町あめ市」が開かれた。各商店会や自治会、有志グループなどが企画したさまざまな催しが開かれ、穏やかな天候の下、多くの市民らでにぎわった。市内の菓子店は、それぞれが共同でつくった福あめを売り出した。塩の道街道を運んだ「塩市」から転じたとされ、塩俵をかたどったあめなどが並んだ。「おおまち雪まつり」の一環として、観光関係者や商工団体、各町の自治会なども、ブース出展などで盛り上げた。駅前ではスタンプラリーの台紙を配布し、甘酒を振る舞ったほか、あめ市の歴史や言われをしのぶ展示も目を引いていた。
「だまされたふり」対応学ぶ 大町署 振り込め詐欺備え
 大町署で10日、振り込め詐欺の検挙に向けた「だまされたふり作戦研修会」が行われた。警察OBや防犯指導員など協力者24人が、生活安全刑事課の署員を講師に、振り込め詐欺への対応方法を学んだ。県内では長野中央署と並び、初めての試み。研修会では、振り込め詐欺の見分け方などを講習。だまされたふりをして警察に通報し、金銭の受け渡しに現れた犯人を検挙する方法などを説明。いつでも見て参考にできるように、カードサイズの「指南書」を参加者に配布し、振り込め詐欺に備える。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2009 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

2月の一覧
認知症への理解深める 池田社協がボラ講習会
 池田町社会福祉協議会が進める住民が助け合い、暮らしやすい地域づくりのボランティア「サポートてるてる協力会員」の次年度に向けたオリエンテーションが10日から、同町やすらぎの郷で始まった。主な活動内容の把握や認知症、高齢者についてなど、23日までに全4回の予定で講習や研修を受ける。同事業は2年前に「地域の助け合いの輪を広げたい」とのねらいで立ち上げられた。地域住民(特に高齢者)の買い物やゴミ出しなどサポーターが請け負う活動を行っている。