2009年2月15日(日)付


光と音モチーフ空間表現 「八坂に美術館」移住 現代芸術家の千田さん
 光や音などをモチーフに空間を表現する作品で注目される現代美術家・千田康広さん。山村での暮らしにあこがれ、「美術館を建てたい」と都内から八坂に移り住んできた。千田さんは13日から、八坂を中心とした若手作家が集う同市社閏田の「8Link(エイトリンク)スタジオ」で、新作の展示を始めた。 千田さんの作品は、音や光などの手で触れられないものや、水・土・砂などを素材に、空間や身体感覚に働きかける。天井から降る水の一瞬をストロボで切り取ったり、クラブを一室丸ごと使った巨大な砂時計、油が流れる様子を彫刻としてとらえる作品など、空間インスタレーションといわれるジャンルにとどまらない作品を作り続けてきた。
雪国の暮らしと自然学ぶ 国士舘通信生徒が体験

 東京都の国士舘高等学校通信制課程の生徒28人はこのほど、同校の2泊3日のスキー体験教室で小谷村を訪れた。主な目的であるスキー・スノーボード講習のほか、スノーキャンドル製作体験や、地域の人を講師に、雪国の暮らしや文化の講義なども受け、幅広い視点で学習を積んだ。
大北冬景色を満喫 雪見列車彩号大糸線走る
北アルプス山ろくの冬景色を楽しむ旅行企画「大糸線雪見列車」は14日、家族連れや鉄道ファンなど約130人の利用客を乗せ、大糸線を走った。車内では「大町民話の里づくりもんぺの会」が沿線を案内し、乗客が昔話の読み語りを楽しみながら、冬の大北地域を満喫した。旅行は大北地域の主要各駅が企画し、松本駅発の北アルプスいろどり(彩)号を使用。大町、白馬、南小谷の3コースを設け、各駅で下車した利用客に、各地域の魅力を紹介しながら、ホテルで昼食や温泉を提供した。
豪雪地の白馬にも フクジュソウひょっこり
 大北各地から春の便りが届いている。豪雪地の白馬村でも、雪の合間を縫うようにフクジュソウが顔をのぞかせ始めた。 大出公園近くのお休み処(どころ)かっぱ亭の裏斜面には、黄色い花をつけたフクジュソウが暖かい陽気に誘われるかのようにかれんな姿を見せている。近くの住民は「昨年より早い開花。じきに斜面一面で見られるようになるよ」と春の訪れを心待ちにしていた。 フクジュソウは、キンポウゲ科で、暖かい地方には少なく、寒い地方に多い多年草。和名は福寿草で、花期が早く、新年を祝う花として知られる。
環境問題 理解深める 白馬高校が野外観察学習

 白馬村の白馬高校のアルプスコースで学ぶ2年生24人は13日、同校が取り入れているコース制授業の環境学習の一環で白馬47スキー場を訪れ、野外観察学習を行った。生徒はNPO法人白馬国際自然学校の北原正宣校長の案内で、雪のブナ林をスノーシューで散策。郷土の自然と環境問題について理解を深めた。
もうすぐ1年生 大町市小学校で体験入学
 大町市内の各小学校では今年4月、入学を控えた年長園児を対象に「一日体験入学」を実施している。校内見学や上級生との交流を図りながら、学校生活への期待を高めることをねらいとした取り組み。大町北小学校(丸山峯男校長)では13日、1年生と園児が交流。段ボールとタコ糸で工作した「ブンブンゴマ」でふれあいの場を設けた。園生活とは違う環境に戸惑い恥ずかしそうにしている園児たちに、ペアを組んだ1年生が優しく遊び方を指導していた。
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