2009年2月17日(火)付


大町富士来年3月閉鎖 経済悪化影響を懸念

 世界的な不況の影響で、富士電機ホールディングス(HD)が半導体部門などを生産する子会社・椛蜥ャ富士=大町市常盤上一=を来年度末に閉鎖するとした問題で、市は市内でも大規模な製造業の拠点が閉鎖する影響を重く見て、経済状況の急激な悪化を含めて緊急事態と位置づけ、近く緊急雇用対策本部を設置する方針を示した。
村内5大ニュース発表 松川 1位に企業誘致
 松川村が広報12月号などで募集した「2008村内5大ニュース」の発表が広報2月号誌上であった。上緑町工業団地に3月完成予定のミネラルウォーター製造工場「あづみ野ビバレッジ」(東京アート梶jとの譲渡契約締結が1位を飾った。昭和40年代から行っている恒例のニュース募集に例年並みの応募があった。9つ挙げられた村内ニュースへの投票は、5項目的中の「ピタリ賞」、4項目的中の「ニアピン賞」は該当者がなかった。2位に「平林明人村長の2期目当選」、3位に「多目的交流センターと中央公園の愛称決定」、4位に「県消防ポンプ操法大会準優勝」、5位に「松川産米『鈴ひかり』が全国特別優秀賞受賞」と続いた。
小谷中と東大外国留学生 英語で国際理解深める
 小谷村の小谷中学校(清水祥夫校長、生徒数77人)は16日、スキー講習会で小谷村を訪れている東京大学外国人留学生との交流会を開いた。同大で学ぶアジア各国や欧州出身の、13か国30人余の留学生が来校。ことしは初の試みとして、全体交流会で中学生と留学生が英語で互いの生活文化や歴史を紹介する時間が設けられ、中学生が生きた英語で国際理解を深めた。
前代未聞 雪なしの会場 小谷村大綱 雪と火の祭典
 小谷村の大網地区で14日、山岳信仰の祭り「大網地区雪と火の祭典」が行われた。小谷を代表する冬の風物詩として知られ毎年白銀の中で開かれる同祭は、ことしは暖冬の影響で、三十数年続いた長い伝統の中、雪がまったくない会場での開催という、前代未聞の珍事で幕を開けた。 会場まではふんどし姿にミノをまとって鬼に扮(ふん)した若者が、巫女(みこ)をみこしに乗せ、たいまつを手に観衆とともに集落を練り歩いた。沿道では多数のカメラマンが待ち構え、威風堂々の一行に盛んにシャッターを切っていた。
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2月の一覧
「限界集落」を「存続集落」に 小谷 元気再生シンポジウム
 小谷村のNPO法人・小谷山村留学育成会(北村正代表理事)は14日、同村役場多目的ホールで「大北地域の元気再生シンポジウム」(大糸タイムスなど後援)を開いた。 「限界集落」の名付け親として知られる、長野大学環境ツーリズム学部教授で高知大学名誉教授の大野晃氏による基調講演と、農山村の地域活性に取り組む専門家をパネリストに迎えてパネルディスカッションが行われ、集まった地域住民ら100人余が熱心に耳を傾けた。
実験通して科学楽しむ 池田 公民館で教室
 池田町の2丁目自治会(中村光夫会長)は15日、理科の実験教室を2丁目公民館で開いた。園児から中学生まで約30人が、「スライム」作りやマジックショーなど、楽しみながら科学を学んだ。教室では、子どもたちが白馬南小学校の浅原昭久教諭を講師に、科学の実験を実践。水を満たしたコップにプラスチック板を乗せ逆さまにすると、板が張り付いたまま水がこぼれず、驚きの声を漏らした。教室は、同地区の「三九郎」行事の際、子どもから「なぜ煙は上へ向かうのか」という質問を受け、自治会役員が企画。子どもたちの疑問の解消と科学の普及を目指し、2回目を迎えた。