2009年2月18日(水)付


園の生活 親子で体験 大町幼稚園で「一日入園」
 大町市東町の大町幼稚園(関英晴園長)で17日、来年度入園予定の幼児親子を対象に一日入園が行われた。在園児の発表や給食の試食で園生活への期待を高めた。4月の入園を前に、幼稚園とはどんな場所か、何をしているのかなど集団生活の不安を解消できればと恒例の取り組み。参加した12組の親子は遊戯室で園児の歌や楽器演奏などの発表を見ながら一緒に歌を口ずさみ、体を揺らしてリズムを楽しんでいた。
これからの農業考える 松川で農政懇談会
 松川村の平成20年度農政懇談会は16日、同村役場で開いた。農村リーダー会、高嶺会、JA大北松川支所青壮年部と、ことしからあらたに農村女性マイスターが参加して、農業振興や地域の食材を生かす手法などこれからの農業について、講演や講習を交え話し合った。講習では、食品の安全確保や経営改善のため、適正な農場管理と実践を行う「農業生産管理(GAP)」の利用促進や昨年度懇談会の課題検証などを行った。松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の山根宏文教授が「これからの松川村を考える」と題し、いかに農業を生かして観光につなげるか、「おやき」で観光振興に成功した小川村などを例に挙げ、講演した。
友の会員 力作並ぶ 大町山博で作品展
 市立大町山岳博物館は3月8日まで、館内の喫茶コーナーで、山岳博物館友の会会員の作品展を開いている。
 喫茶コーナーの冬期休業期間を利用し毎年開いており、柳沢昭夫館長も油彩2点を出品した。
大町市上仲町の原敏朗さんは、本紙に寄稿した山への紀行文と山行時の写真、山で知り合った仲間からの年賀状を出品した。
100トンの雪山送る 白馬 姉妹都市 和歌山へ
 本州最南端の程近く、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の早春の風物詩、第14回商工祭「南の国の雪まつり」(森川起安実行委員長)が15日、同町役場周辺で開催され、子どもを含め延べ3万人(主催者発表)が訪れるにぎわいを見せた。
 このイベントは、「ふれあい」による地域活性化をテーマに、地元の南紀くろしお商工会員はじめ東牟婁地方の商売人有志が、シンボルである約100dの雪山周辺にできることを持ち寄って形作られる、地方最大のふるさと祭り。

 生鮮マグロ水揚げ高日本一のまち那智勝浦をアピールする、マグロ汁やかぶと焼き、マグロ一頭造り。これら地元ならではの各種振る舞いをはじめとした多彩な企画が世代を超えた注目を集めるなか、一際活気づいたのはやはりシンボルの雪山。
 同商工会の管内は長野県と縁が深く、那智勝浦町関係では友好都市の上松町が木曽ヒノキの物産を携えてブース出展。太地町関係では姉妹都市の白馬村が約100dの雪を提供。雪は14日早朝に那智勝浦町へ到着し、午後にはさっそく一般開放され、15日の本番ともども雪に親しんだ経験がごく少ない子どもたちの大きな歓声を誘った。
時代に即した観光施策を インバウンド誘致協議会発足 小谷
 小谷村が地域の振興と活性化に高い効果が期待できるものに対して、補助金による支援を行うという動きを受けて、このほど村の宿泊関係者を中心とした「小谷インバウンド誘致協議会」(松澤千嘉吉会長)が発足した。 同村ではインバウンド事業に関しては、これまで個別の活動は行われていたが、明確なグループ化がされておらず、組織としての活動は初めてという。同会では会の発足により、外国人受け入れのしっかりとした基盤をつくり、時代に即した観光施策を展開していきたいとしている。
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