2009年2月24日(火)付


改称後初の卒業式 県シニア大学大北学部
 県シニア大学(旧老人大学)大北学部の第28期卒業式と、県地域いきいき実践塾(旧シニアリーダー実践講座)大北支部の第10期閉講式が23日、大町市の県大町合同庁舎講堂で開かれ、改称後初めての卒業生65人と修了生22人を送り出した。同学部長・支部長の畑中和良北安曇地方事務所長は、それぞれ班の代表に卒業証書と修了証書を手渡し、「かけがえのない人生をより豊かに生きてほしい。みなさんの実践力は地域に十分応えられると確信している。今後も地域社会の核としての活躍をお願いしたい」と、はなむけのことばを贈った。
郷土料理で新たなきずな 小谷 下里瀬「もつ会」復活
 小谷村下里瀬地区で昨年から、地域の気のあった仲間と楽しむ「もつ会」が復活した。毎月1回、公民館で地産地消の名物料理を囲みながら、新たなきずなを生み出している。 もつ焼きは、同村で昔から親しまれている焼き肉料理。同地区には高品質で新鮮な生もつを低価格で提供する店があり、昭和30年代ころから同地区の仲間がもつを囲んで定期的に懇親会を開いていたのが「もつ会」の始まり。その後、村内の各地区でも同様に、もつ会を開くようになって地域に広まっていった。現在まで続いている地区もあるという。
一中生山=@オブジェ制作 大町 山博に来館者参加の作品
 大町市の市立大町山岳博物館で同市大町第一中学校生徒作品を展示した「一中美術展」が始まった。同館の趣旨に合わせて同校特別支援学級の生徒が制作した山のオブジェが展示されている。来場者が作品にスチレンボードを張って「山」を育てることで作品が完成する。展示は3月8日まで。展示は同企画の4回目で「ともに歩む山と木と光と人…?」の一環として行っている。これまで校内で展示していたが、「地域との交流をもっと進めたい」と市内施設で展示した。
50周年に歴史再現 白馬 八方火祭りで記念イベント
 白馬村の八方尾根観光協会は21日、第39回八方尾根火祭りを八方尾根スキー場名木山ゲレンデで開いた。ことしは八方スキー場の開業50周年にちなみ、さまざまな特別記念イベントが実施され、国内外の多数の来場者が多彩な催しを楽しんだ。 祭りは恒例のたいまつ滑走でスタート。50周年にあわせて同スキー場が公募した50歳のスキーヤーが加わり、ゲレンデに美しい光の列を作った。 特設舞台では地元白馬八方太鼓の勇壮な太鼓演奏や鏡開き、抽選会など、多彩な催しが行われて盛り上がった。
ままこ落としマツ折れる 池田 奇勝土柱の上部
 池田町陸郷にそびえる土柱の奇観で知られる名所「ままこ(継子)落とし」の上部部分が崩落しているのが23日、近隣住民などによって見つかった。20日からの降雪や雨によってマツが崩れたことが原因と見られ、上部付近には枯れたマツを残すのみとなった。住民からは悲しみの声があがっている。同町では、20日朝から30a近い湿った降雪があったことで、東に斜めに生えたマツが崩落。22日夕方からのみぞれ、夜からの激しい雨などにより残ったマツが崩れたようだ。「ままこ落とし」は、高さ約20b。「先妻の子を後妻が突き落とした場所」から名前がついたと地元民話に伝えられる。西側を流れる権現沢の土砂が長年堆積(たいせき)し、沢が隆起してできたとされ、もろく崩れやすかった。
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