2009年2月27日付

連携めざし立山と初研修　大町の観光ボラ民間交流

　大町市観光ボランティアの会（窪田英雄会長）と、立山黒部アルペンルートで結ばれる富山県の立山町の「立山りんどう会」（村崎立翁会長）は25、26の両日、大町市で初めての合同研修会を開いた。北アルプスをはさんで同じ目的を持つ民間観光ボラグループで情報や知識を交換し、今後の連携に向け第一歩を踏み出した。

姉妹都市で一足早い花見　白馬の一行　河津町に
　白馬村公民館（太田敏彦館長）は24、25の両日、同村と姉妹提携を結んでいる、静岡県河津町を訪ねる初企画「河津桜と文化めぐり」を開いた。20人余の参加者が、日本一早いといわれる同所の桜で一足早い春を体感した。　河津桜は毎年２月上旬から開花が始まる早咲きの桜。花が大きくピンク色が特徴で、河津町の町木に指定されている。昭和30年代に地元住民が原木を偶然発見して庭先に移植、その後町などがこの桜を調査して原木が河津町にあることから命名された。　現在では同町を流れる河津川の河畔に移植された木々が数百㍍に及ぶ桜並木となり、全国から毎年多くの観光客が訪れる桜の名所となっている。

ゲレンデガイド好評　小谷　観光サービス充実
　小谷村内３スキー場で今シーズンから実施するゲレンデガイドが評判となっている。来場者が多い週末のゲレンデには、トレードマークのそろいのベストを着用したガイドが、スキー客らの質問に的確に対応している。充実したもてなしを合言葉に、スキー産業の巻き返しを図る。　ゲレンデガイドは、スキー関連情報にとどまらず、周辺のレストラン紹介などもこなす。各スキー学校や地元観光協会関係者が務め、ベストには「ゲレンデの案内人　気軽にお声をかけてください」との文字。快適なスキー環境を提供している。

子どもの成長に笑顔　大町　おはなクラブ閉講
　大町市のはなのき保育園（丸山恵子園長）を拠点に子育て支援活動をしているゼロ歳児の親子教室「おはなクラブ」は26日、後期閉講式を迎えた。昨年10月から始まった活動で感じた事、学んだ事などの感想を発表し合い、今後の交流に向けてサークル活動について話し合った。丸山園長からは初回に撮影した親子の写真が張られた終了証が手渡され＝写真、子どもたちの成長ぶりに参加者らはほほ笑んだ。

父ちゃんの料理囲み交流　小谷　有志の教室腕披露
　小谷村の60歳以上の男性有志でつくる「父ちゃんの料理教室」の会員は26日、村内在住の75歳以上の高齢者を招待して自分たちの料理の腕を披露する「父ちゃんと高齢者世帯との交流会」を同村福祉センターせせらぎで開いた。多数の参加者が会員のこれまで学んできた手作り料理を囲み、交流した＝写真。　この日のメニューは地場野菜を中心とした「炊き込みご飯」「鱈（たら）の甘酢あんかけ」「長いもののり酢あえ」など６品が並んだ。高齢者でも食べやすいように食材を細かく切ったり、食欲をそそるように彩りや飾り付けを工夫して完成させた。　参加したお年寄りたちは料理の説明や料理教室の活動内容を聞くなどして、父ちゃんの温かなもてなしを心ゆくまで堪能していた。