2010年7月1日(木)付


ぐるりん号3日から 初の大町市周遊バス
 大町市内の名所、観光地を土日、祝日、夏休みに周遊するバス「信濃大町ぐるりん号」の運行が7月3日から始まる。一日6便の周遊バスが、国営公園やラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン、国宝・仁科神明宮を回る。バス利用特典もある。国営公園などの施設を親子、子どもたちに利用してもらいたいと運行される。長期にわたる周遊バス運行は初めて。10月からは信州デスティネーションキャンペーンも行われるため、公共交通の利便もともに高める。
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7月の一覧
ゲンジボタルに驚き 池田で子ども観察会
 池田町の住民有志でつくる「池田ホタルの会」(田中昌吉会長)は29日、地域の子どもたちを集めたホタル観察会を、同町クラフトパークで開いた。会染渋南地区の小学生や保護者ら約30人が、間近に光るゲンジボタルにふれ、地域の自然と親しんだ。子どもたちは、目の前を飛び交うホタルを追いかけ、公園内の小川周辺を散策し、手のひらに成虫をのせて点滅する様子を観察。会員を講師にホタルの生態や特徴を学び、「成虫は水しか飲まない」と説明されると、「へえ」と驚きの声をあげていた。公園内ではことし、同会がホタルのえさとなる、カワニナの繁殖に生かそうと小川の環境整備に取り組み、水中に石灰石を敷き詰めた。4月の天候不順の影響で、成虫の発光が例年と比べ、10日ほど遅め。確認された数も約20匹と少ないという。
伝統フキ料理学ぶ おたり食実践塾
 小谷村の中土観光交流センターやまつばきで29日、「第2回おたり食実践塾」(小谷村の食と農を考える集い主催・横澤かつ子代表)が開かれた。昔ながらの伝統食の作りかた、食にかかわる経験を次世代に伝承する人気企画。多数が参加して、同村在住の岡澤敬子さん、岡澤貞子さんを講師に旬のフキを使った「きゃらぶき」「フキの砂糖菓子」の作りかたを学んだ。 きゃらぶきはフキをしょうゆや砂糖で甘辛く煮詰めたもので、フキ菓子は甘く煮詰めたものに砂糖をからめたもの。同村ではこの時期、山野に自生しているフキを採り、1年中食卓を飾る保存食として加工する家庭が多い。味付けも作り方も家ごとに差異があるほどと言われ、小谷を代表する「おふくろの味」として広く親しまれている。
楽しく水に親しむ 白馬でキッズ水泳教室
 白馬村のプール施設「B&Gプール」が夏季オープンしたのにともない、村体育協会と白馬総合型地域スポーツクラブ主催のキッズスポーツプログラムの一つ、水泳教室が29日から開講した。梅雨真っ最中の日々が続いているが、B&Gプールは全天候型の屋内プールのため、受講生の子どもたちは天気を気にすることなく、楽しく練習に励んでいる。 初回は全員でプールに向かって「よろしくお願いします」とあいさつしたあと、水を顔につけることからはじめ、バタ足などを体験。遊具や浮き輪を使って遊びながら少しずつ水に慣れていった。しだいに水に対する抵抗感もなくなったようすで、豪快な水しぶきを上げながら泳ぐ楽しさを体感していた。
ファストフード人気 仁中新校舎でバザー
 大町市立仁科台中学校(諏訪順一校長・生徒496人)のPTA(藤巻秀卓会長)バザーは29日、同校体育館で開いた。参観後の保護者や地域住民ら多くの人々が目当ての品物を求めに訪れ、にぎわった。バザーの収益を子どもたちの教育など学校生活に必要な物品購入に充てようと毎年恒例の行事。多くの来場や売り上げを期待し、参観日に合わせ実施した。会場には、各家庭で不要となった体操着などの衣料品や家庭雑貨、地域の企業や商店の理解と協力から格安な仕入れや提供を受け、多彩な食品や植物などが販売された。目玉商品「ケンタッキーフライドチキン」や「ミスタードーナツ」などのファストフードは人気が高く、開場と同時に長蛇の列ができ、20分ほどで完売するほどの人気を集めた。新校舎で行う初のバザーは、会場も広くゆったりとしたスペース。買い物かご片手に品定めしながら買い物を楽しんだり、喫茶コーナーで休憩しながら会話を楽しむ母親らでにぎわっていた。
本物そっくり空飛ぶ ペットボトルロケット体験
 大町市の大町エネルギー博物館を拠点に、中信地域の子どもたちが宇宙や科学工作、自然観察など理科の体験に取り組む日本宇宙少年団北アルプス分団(丸山卓哉分団長)はこのほど、ペットボトルで作った「ミニペンシル水ロケット」の製作と打ち上げ実演を大町市大町公民館や大町文化公園で開いた。ペットボトルロケットは、ペットボトルの前部に紙コップ、後部に羽根をつけて、圧縮した空気と水を中に入れ噴射することで、その反力で勢いよく飛び立つ。エンジンと水力の違いはあるが、噴射の反力で飛ぶ原理は本物と同じで、子どもたちに遊びを通して科学への関心をかき立てる。約30人の親子が参加。手作りでキットからロケットを製作。公園では、小雨が降る中で打ち上げを実演した。中の空気圧を7気圧まで高めたロケットは、うまくいけば100bほどを飛び、子どもたちは夢中になって遊んでいた。