2010年7月3日(土)付


大北雷雨猛威のつめ跡 停電や浸水 交通にも支障
 梅雨前線の影響で大気の状態が不安定となった1日夕から夜にかけて、大北地域にも激しい雷雨が襲った。ことし一番の大雨や雷の影響で一部に被害があった。人的被害や災害はなかった。今後も断続的に雨天が続く見込みで、関係機関は注意を呼びかけている。長野地方気象台によると、大北には大雨、洪水、雷注意報が発令されていた。午後4時ころから夜にかけて、同日中に22・5_の降水量を記録。最大で10分間に4・5_ほど集中的に降った。短時間の激しい降雨で、道路の立体交差などには水がたまり、通行車両は慎重に通過していた。今後数日は気圧の谷や前線の影響で曇りや雨の日が多くなるという。
山野草観察会と講演 8月2、3日 白馬村で
 白馬村のNPO法人白馬郷土山野草友の会(松田芳治理事長)は8月2、3の両日、東京大学大学院の鷲谷いづみ教授と、同会顧問で日本生態系協会認定の一級ビオトープ計画管理士・長谷川明子さんを招き、白馬村を会場に「山野草・観察会と講演会」(大糸タイムス共催)を開く。 「村ごと自然公園」をめざす同村で、外来種を駆除し昔ながらの山野草を再現する活動を展開している同会が、地域の人々が自分たちの住んでいる自然の素晴らしさに気づき、保全し未来につなげていくために、自然保護の原点について学ぶ初企画。関係者は多くの来場を呼びかけている。 メーンイベントの山野草講演会は「白馬の環境を守る郷土山野草」と題し、「生物多様性」「自然再生」「生態系保全の街づくり」などをテーマに、2日午後2時から同村ウイング21で開く。
わが家の似顔絵展 本社主催 池田町アップルランドで
 大糸タイムス社主催・第26回「わが家の笑顔・家族の似顔絵コンクール」の入賞作品展が2日から13日まで、池田町のアップルランド池田店で開かれている。大北地域の園児や小学生らが描いた、生き生きとした家族の顔が店内に並び、来店者を楽しませている。会場では、コンクールに応募があった約2112点の中から、入賞した114点を展示。幼稚園・保育園、小学校低学年、同高学年各部の特選3点をはじめ、審査で選ばれた、特徴ある似顔絵が並んでいる。来店者はクレヨンや色鉛筆など多彩な作品の中から、町内の子どもたちの似顔絵を探し、描かれた知人の顔に笑顔。子どもならではの豊かな感性で描かれた似顔絵の前で足を止め、作品に見入っていた。
一騎打ち構図固まる 告示まで3日に迫る

 任期満了に伴う白馬村長選挙の告示まで3日に迫り、現職・太田紘煕氏と、村議会議員の渡辺俊夫氏による一騎打ちの構図が固まった。太田氏の出馬表明以降、なかなか対抗馬が現れない状況に、村内も低調ムードにあったが、渡辺氏の出馬で、選挙ムードも高まりを見せそうだ。
白嶺祭始まる 一般公開は3、4日
 大町市の大町高校(下坂一俊校長)の文化祭「第63回白嶺祭・閃光(せんこう)〜輝けSHIRANEの風雲児〜」が2日、幕を開けた。生徒たちが心をひとつにして準備に取り組んできた。3日、4日は一般公開が行われる。2日は、開祭式、校内祭などが行われた。校内祭は吹奏楽部による演奏や服飾班自作服のファッションショーなどが行われ盛り上がった。ステージバックに2a四方の紙・18万ピースを使ってつくったメーンテーマ「閃光」からイメージしたイナズマのモザイクアートも完成、お披露目された。3日、4日の一般公開は、各クラスが展示や劇を発表、おばけ屋敷や食堂喫茶なども開かれる。
ホタルの里舞い始め 3、10日にイベント歓迎 大出ため池
 大町市平野口の大出ため池付近にある「大出ホタルの里」や「宮の森自然園」で、地域住民が守り育ててきたホタルが見ごろを迎え、夜の川辺に光が舞っている。ぐるったネットワーク大町(小林敏博会長)は3日と10日の午後7時から、イベント「ほたるのゆうべ」を開き、来場者を歓迎する。ホタルはことしは少し遅めで、6月27日ころに初確認。29日ころには全域で50匹が姿を現し、日に日に数は増えているという。雨の日は少ないものの、晴れた日には例年より多く出ると見られ、ピークを迎える午後8時以降には、雑木林の中を明るく飛び回る姿が見られそうだ。ホームページ (http://www.gurutta.net) でホタル情報を発信している。
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