2010年7月4日(日)付


滞在経験 自信が成果 メンドシーノ訪問を報告
 大町市美麻で姉妹都市の米国メンドシーノとの交流に取り組む実行委員会と美麻メンドシーノ交流ボランティアネットワーク(前川浩一代表)は2日、5月に行った訪問交流の報告会を美麻公民館で開いた。写真や動画で異国での滞在経験を紹介し、成長ぶりを住民や保護者に報告した。訪問団員や子どもたちは、ホームステイや国際姉妹校を調印したメンドシーノK−8スクールへの訪問交流、野球の試合、アートセンターでの絵画体験、サンフランシスコの副領事との面会などを画像で振り返った。会場は数々の思い出に、笑顔に包まれた。
「やるぞ。」ふるさと祭り 池田町のポスター完成
 池田町の第26回「池田ふるさと祭り」のポスターが30日、完成した。町観光推進本部と町観光協会の事業一本化など、町の新たな観光体制をきっかけに、地域に強烈にアピールしようと、インパクトを重視したデザインに仕上げた。ポスターは、男性の後頭部に刈り込まれた「祭」の一字と、大きく記された「やるぞ。」のコピーに、イベントへの意気込みを感じさせる作品。200部を印刷し、町内店舗や近隣自治体の観光関係者などに配布する。モデルとなった40代の男性は、祭りの一環で行われる「池田あっぱれ」企画推進委員の一人。イベントを盛り上げるため頭を貸し、町内美容院でパーマがかかった髪をバリカンで刈り落とした。「ふるさと祭り」は、町内を踊りながら練り歩く「池田あっぱれ」が24日、町役場周辺で開催される。高瀬川納涼花火大会は8月13日、松川村と合同で、高瀬大橋南河川敷を会場に開く。
北部音楽会仲間の輪 白馬と小谷の小学生交流
 白馬村の白馬北小学校体育館で2日、白馬南小・北小と小谷村の小谷小学校の3校5・6年生児童による「北部音楽会」が開かれた。 それぞれの小学校の代表として、各校で行われた校内音楽会の楽曲を中心に、各校とも特色のある合唱や合奏を同世代の児童や保護者、地域住民に披露した。 校内音楽会では高学年として大成功をおさめた児童たち。今度はそれぞれの学校代表として、さらに素晴らしい合唱・合奏になるように音楽会の後も練習を重ねてきた。校内音楽会とは違った緊張感もあったようすだったが、各校とも練習の成果を存分に発揮。一つひとつのパートをしっかりとこなして伸びやかな歌声と演奏を会場いっぱいに響かせ、さらなる成長を感じさせていた。
DC前周遊バス出発 観光地結ぶぐるりん号
 大町市内の観光スポットをめぐる「周遊バス信濃大町ぐるりん号」の運行が3日、始まった。全国JRと県がタイアップした大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」(DC)を前に市が初めて実施。点在する観光スポットを結ぶことで効果的に市内観光をPRする考え。同日は駅前で出発式が行われた。 ぐるりん号は、JR信濃大町駅を起点に国営アルプスあづみの公園大町・松川地区、ラ・カスタナチュラルヒーリングガーデン、国宝仁科神明宮を周遊。土曜休日を基本に11月末まで運行する。夏休み期間に合わせ7月31日から8月22日までは連日運行となる。 1日6便の運行。始発時間は午前9時15分からほぼ1時間おきとなっており、最終便は午後2時55分。乗車料金は1乗車中学生以上200円、小学生100円、小学校就学前無料。25人乗りマイクロバスを使用。民間バス事業所やまびこバスへの業務委託により運行とする。 出発式には市やJR関係者ら約20人が参加。テープカットや運転手への花束贈呈などで市で初めての取り組みとなる周遊バス事業に期待を寄せた。
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7月の一覧
白馬河川敷花見ごろ シモツケソウとヤマルリトラノオ
 白馬村北城地区のオリンピック大橋の北詰め駐車場周辺の平川河川敷で、在来種のシモツケソウとヤマルリトラノオの美しい花が見ごろを迎えている。 シモツケソウはバラ科シモツケソウ属で、草丈30a〜1bの多年草。茎の先に直径4〜5_の淡紅色の小花をたくさんつける。ヤマルリトラノオはゴマノハグサ科ルリトラノオ属の多年草。草丈は50a〜90aほど。茎先に淡い青紫色(るり色)の花が穂のようにたくさんつく。  いずれも日本固有種で、山地の日当たりのよい乾いた草地に群生する。地域住民が堤防沿いにはびこる外来種を除去し、昔ながらの花々で自然再生と景観美化をめざす活動の一環として、数十種の在来植物とともに移植した。たまたま隣り合って移植したのが、今では同時期に競い合うように咲くようになったという。 日本ならではの清らかでさわやかな花色は「梅雨の季節のうっとうしさを吹き飛ばすよう」と、多くの人の目を楽しませていた。
伝統継承に成果披露 松川で北安民謡交流会
 北安曇郡内の民謡保存会などが集う、平成22年度北安民謡交流会が3日、松川村のすずの音ホールで開かれた。松川村と小谷村から5団体約50人が参加し、地域の民謡や舞踊など伝統文化の継承に向け、互いに練習の成果を披露した。ことしは、松川の正調安曇節保存会(奥野勝久会長)が、地元での開催にちなんで、各団体に「正調安曇節」を指導。歌謡部長の梨子田芳正さんの歌と、伴奏部が演奏する尺八や三味線の音色に合わせ、両村の参加者が一体となって練習した。交流会は、北安曇郡内の民謡保存会の合同練習会として始まり、30年以上続く伝統行事。長年続けるうちに発表会も兼ねるようになり、ことしは「小谷おけさ」や「小谷甚句」、「安曇節」など地元民謡のほか、県内外の曲も披露され、会場を盛り上げた。