2010年7月6日(火)付
大町DC実行委 着地型メニュー着手 地域からアイデア募集 秋にJR各社が長野県に集客する信州デスティネーションキャンペーン(DC)に向けて、大町市でも着地型観光メニュー「これさ!信濃大町(仮)」の制作に着手した。旅に訪れた観光客が現地発着で地域の魅力に触れられるメニューをそろえ、パンフレットなどで情報を提供することで、満足度の向上をめざす。新しく目を広げるアイデアを求めようと、22日まで、広く地域から案を募集している。着地型観光メニューは、DCなどで地域を訪れた観光客に、滞在中の過ごし方を現地で選んで体験するための楽しみ方を提示するメニュー。気軽に訪れられるイベントやコンサート、アウトドア体験や食など幅広く対象となり、さらに1日でも多い滞在につなげる。県外では北海道や沖縄、北陸をはじめ、県内では御柱祭を終えた諏訪地域などが先行して取り組んでいる。 |
高山植物の魅力発信 白馬ALPS花三昧オープン 白馬村を舞台に、村を彩る花や高山植物で観光客を迎える夏のイベント「白馬Alps花三昧(ざんまい)2010」のオープニングイベントが4日、メーン会場の一つ「五竜アルプス高山植物園」で行われた。 あいにくの悪天候にもかかわらず、県内外からの多数の来場者が、同園の多彩な催しともてなしを楽しんだ。 同園は標高1515bにあり、3fの広大な園内に白馬を代表する山野草や高山植物約150種50万株が群生し、学術的観点から高山植物の魅力を発信している。ことしから世界の植物園との交流も視野に入れ、名称を高山植物園に改称してヒマラヤやヨーロッパアルプスなど世界の高山の岩場に咲く植生を再現した「ロックガーデン」を新設した。 本格的な花のシーズンが到来した園内では、高山植物の女王と言われるコマクサや珍しいヒマラヤの青いケシの花が見ごろを迎えているほか、エーデルワイス、ニッコウキスゲなど、初夏の花々で活気づき、来場者の目を楽しませている。 オープニングイベントは自然保護と花三昧の盛況を願い「バルーンリリース」が行われた。地元園児と観光客らが色とりどりのエコ風船を持ち、カラフルな風船が空高く舞い上がると、集まった人たちから大きな拍手が送られていた。 |
日ごろの訓練成果競う 大北地区 ポンプ操法ラッパ吹奏大会 小谷村の村営社会体育館駐車場を会場に4日、「大北地区消防ポンプ操法大会並びにラッパ吹奏大会」が開催された。ポンプ車操法の部、小型ポンプ操法の部、ラッパ吹奏の部それぞれに、各市町村から5チームがエントリー。各市町村の予選を勝ち抜いてきた精鋭選手たちが、日ごろの訓練成果を披露した。 各チームとも長期にわたり、密度の濃い練習を重ねたことを物語るように、レベルの高い競技を披露した。市町村の名誉と県大会への出場権をかけた選手たちの気迫と団結力に、競技が終了するごとに会場から大きな拍手が送られていた。 |
一騎打ちの選挙戦へ 白馬村長選きょう告示 任期満了(8月6日)に伴う白馬村長選挙(11日投開票)が6日、告示される。再選を目指す現職の太田紘煕氏(68)と、新人で元議会議員の渡辺俊夫氏(61)が出馬を表明していることから、一騎打ちによる選挙戦が確実視されている。 両派とも、立候補届け出が終わった午前9時ころから出陣式を開く予定。太田派は飯田神明社で、渡辺派は白馬町の選挙事務所近くで第一声をあげる。同選挙をめぐっては、3月の太田氏出馬表明以降、なかなか対抗馬が現れない状況にあったが、新人擁立に向けた複数グループの擁立断念を受け、告示間際にきて渡辺氏が出馬を表明。一騎打ちによる選挙構図が固まった。 太田氏は「これまで培ったノウハウや人脈を生かし、課題解決に精いっぱい取り組みたい」、渡辺氏は「夢ある未来へ向け、白馬を動かすためには、皆さん一人一人の勇気が必要」とともに声をあげている。 期日前投票は7日から10日まで村役場2階の204会議室で受け付ける。時間は午前8時半から午後8時まで。 5日現在の有権者数は男3643人、女3714人の計7357人。 |
グリーンパークにツツジ 関電黒四事務所が70本 大町市の関西電力黒四管理事務所は5日、環境月間の6月に合わせ、高根町の一般廃棄物最終処分場・大町市グリーンパークにツツジ70本を植樹した。毎年恒例の取り組みで、電力をつくる際にも負荷がかかる地球環境を緑化を通して将来に残し、地域に恩返しをしようと願いを込めた。同社職員や市職員ら約15人が参加し、第2期工事を終えた環境公共施設である同施設わきの花だんにヒラドツツジ50本、サツキツツジ20本を植えた。緑化と環境保全を訴える小看板も設置した。同事務所は平成4年から毎年、地域の緑化につなげようと市内の公共施設や農具川環境美化委員会などに植樹・寄贈している。ことしまで市内の保育園や学校、総合福祉センターなどに植えた木々は、ことしで19年目、1645本に達した。 |
大町北高放送部全国へ 2年ぶりドキュメンタリーで 大町北高校放送部は、7月22日から東京で開かれるNHK杯全国高等学校放送コンテスト全国大会テレビドキュメンタリー部門に2年ぶりに出場する。同校スキー部に所属し、モーグルに打ち込んでいる和田野々花さんをフィーチャーした「彼女の挑戦〜360、そして〜」で、先日長野市で行われた県大会で優良賞を受賞。全国大会出場が決まった。映像は、自校スキー部の強さを見せようと、部員10人で昨年秋から制作を開始した。小学生のころにモーグル選手の上村愛子さんにあこがれてモーグルを始めたという和田さんをモーグルの大会開催先の猪苗代町や白馬村まで出向き撮影した。悪天候や撮影条件があまり良くないなか、練習から大会、周囲の人間の思いなどを盛り込んだ。撮影テープは20時間にものぼり、約8分の映像に仕上げた。現在、全国大会に向けて映像の質を高めている。 |
●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.