白馬村長選あす投開票 両陣営最後の訴え
 任期満了に伴う白馬村長選挙は11日、投開票日を迎える。組織戦での支持固めを進める現職の太田紘煕氏(68)=飯田=に対して、新人の渡辺俊夫氏(61)=和田野=は草の根戦で挑んでいる。選挙戦も最終局面を迎え両陣営とも、最後の訴えにのどをからしている。
 同選挙は現職と新人の一騎打ちの構図で、先行する現職を新人が追うかたちの展開を見せている。いまだ投票する候補を決めかねている有権者も多いことから、票の流動が最終盤まで続くと見られる。
 両候補とも、遊説カーで村内全域を精力的にめぐり、浮動票が多く存在する地区を見極めるなか、幅広い年代層に支持拡大を図り、最後の追い込みを見せている。
管内の道路きれいに 建設業協大北草刈りボラ

 大北地域の建設業者33社でつくる長野県建設業協会大北支部(原務夫支部長)は9日、ボランティアの草刈り作業を大町建設事務所管内の国道や県道の計4路線延長約34`で実施した。
 大町市の海ノ口除雪基地で出発式を行ったあと、大町市から小谷村までの国道148号や大町市・松川村の県道有明大町線、大町市の長野大町線、白馬村の主要地方道白馬美麻線など、主要な路線に移動して作業を行った。
参院選投票呼びかけ 松川北保でティッシュ配布

 参議院議員通常選挙を控え県内で9日、投票への参加を呼び掛ける、街頭一斉啓発活動が行われた。松川村北保育園では、村や村選挙管理委員会、県選管北安曇地方部が朝から、園児を送り届けた保護者に、投票日を記載したティッシュなどを配布した。
 啓発活動は県内約118か所で実施し、772人が参加。大北管内では、大町市と松川村のスーパーや保育園など計5か所で、関係者約40人が「投票日は11日です。ぜひ投票を」などと呼びかけた。
鳥獣被害に電気柵 大町市八坂の水田で体験会
 北安曇地方事務所林務課と大北地区野生鳥獣被害対策チーム、大町市八坂支所は9日、イノシシなどの野生鳥獣被害を防ぐ電気柵の設置見学会を同市八坂満仲の水田で実施した。訪れた十数人の市民も作業を手伝い、被害防除に有効な電気柵の設置を知った。
 野生鳥獣による農作物の被害は後を絶たず、大町市内では21年度に、市全体で被害額が6000万円にも達した。中でも3年ほど前からイノシシやシカによる被害が増え、21年度には前年比で倍増したという。対策として、電流を流すことで動物が驚いて学習する電気柵が有効とされているが、費用や作業などの負担を心配して導入に踏み切れない場合があり、見学体験会を通して理解を深めてもらおうと初めて実施した。
ものづくり技術披露 安曇養護高等部が校外販売

 池田町の安曇養護学校高等部は9日、作業学習で制作した物品の校外販売を、安曇野市と池田町の3会場で行った。手作りの工芸作品などの販売を通じて、校内で培ったものづくりの技術を、地域に披露した。
 同町ハーブセンターでは、木製のオブジェや革のストラップ、生徒が栽培したハーブを使った香り袋など、多彩な製品を出品。午前10時の開店と同時に、訪れた来場者が製品を手にとり、生徒たちと会話を交わしながら、買い物を楽しんでいた。
糸と布緻密な模様 すずの音ホールで作品展
 松川村の「戸塚刺繍(ししゅう)」松川教室は9日から、作品展を村すずの音ホールで開いている。糸と布で緻密(ちみつ)な模様を描いた、タペストリーや額など約40点が並び、来場者の目を楽しませている。
 「戸塚刺繍」は、フランス刺繍の技術をもとに、糸を重ね合わせて縫う、立体感ある模様が特徴。豊かな表現に愛好者が多く、全国で会員たちが作品作りに取り組んでいる。
 作品展は、松本市の北澤昌子さんに刺繍を学ぶ、60代を中心に90代まで、大北地域の会員8人が出展。細かな模様、縫いつづった花や人形の図柄に、来場者が「きれい」「かわいらしい」と感嘆していた。

2010年7月10日(土)付


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