2010年7月11日(日)付


地域の良さ食事で表現 北ア農畜産物ブランド表彰式

 北アルプス山麓(ろく)農畜産物ブランド運営委員会(委員長=宮澤敏文県議)は9日、同ブランド品を活用した食事メニューの審査会と表彰式を、大町市のサン・アルプス大町で開いた。地域のブランド品の良さが表現された最優秀賞や優秀賞のメニューを選考した。
 食事メニューの募集はことしで2回目。運動や学習で地域を訪れる学生や子どもたちに提供する地産地消のセットメニューを募り、地域内外に広く発信する。
 白馬村長選きょう投開票 大勢判明午後10時半ころ

 任期満了に伴う白馬村長選挙は11日、投開票される。投票は村内10か所を会場に、午前7時から午後8時まで行われる。開票作業は午後9時から役場に隣接する多目的研修集会施設で始まり、10時半ころには大勢が判明する見込み。
 同選挙は6日に告示され、新人で前村議の渡辺俊夫氏(61)=和田野=と再選を目指す現職の太田紘煕氏(68)=飯田=の2氏が立候補。組織戦を展開する現職に対して新人が草の根戦で挑むかたちとなり、一騎打ちによる激しい舌戦が繰り広げられた。
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7月の一覧
20周年節目 誓い新た 安曇野市の田淵記念館

 安曇野市の田淵行男記念館で10日、開館20周年記念式典が開かれた。同市や山小屋、出版社などから集まった、関係者約70人が節目を祝い、山岳写真家・田淵が訴えた自然保護への誓いを新たにした。
 式典では、田淵の長男・穂さん(77)=神奈川県座間市=が、父親愛用の撮影機材やフィルムなど、同館への寄贈品目録を、記念事業実行委員会長の宮澤宗弘市長に贈呈。
子ども会活動活発に 大町 少年リーダー研修会
 大町市子ども会育成連絡協議会(柳澤英幸会長)は10日、今年度第1回目の少年リーダー研修会を大町温泉郷森林劇場多目的ホールなどで開いた。各地区の子ども会の活動が活発になるように、子どもたちを引っ張っていく「リーダー」を育てようと開いている。
 市内の子ども会の会長・副会長をはじめ小中学生25人が参加。10月まで、木崎湖でのキャンプ研修や市民ふれあい広場での科学遊び体験コーナー参加など、5回の研修会を通して横のつながりを深め、リーダー・指導者としての力量を高める。中高生のジュニア・シニアリーダーたちも参加し、後輩たちを育てる。
参院選きょう投開票 長野選挙区は2人改選

 第22回参議院議員選挙は11日、投開票日を迎える。長野選挙区(改選定数2)には現職1氏、新人5氏の6氏が立候補している。政権交代後初の国政選挙で、菅直人首相率いる政権与党の評価が問われる中、2氏を立てた民主党が議席を独占するのか、自民党がこれまでの1議席を守り通せるのか、注目されている。
 同選挙区では届出順に、自民党の新人・若林健太氏(46)、共産党の新人・中野早苗氏(62)、民主党の新人・高島陽子氏(42)、同党の現職・北沢俊美氏(72)、みんなの党の新人・井出庸生氏(32)、幸福実現党の新人・臼田寛明氏(43)が立候補し、舌戦を展開してきた。
青少年 地域で育てる 池田で育成運動推進大会
 池田町、町教育委員会、町青少年育成町民会議、町内3校のPTA連合会は10日、第23回池田町青少年育成町民運動推進大会・三校PTA連合会講演会を町公民館で開いた。池田学問所の精神を受け継ぎ「地域の子どもは地域で育てる」という大会宣言を採択した。岐阜大学地域科学部の近藤真庸教授を講師に、地域に求められている教育力を学んだ。
 近藤教授は、「子どもに語りたい<いのち>の話」と題し講演。地域住民が隣人として自らにつながり合う命の存在に気づかせることが大事とし、「子どもの心の中に、たくさんの『隣る人(となるひと)』を住まわせることが大切」と、子育てに対する地域の役割を述べた。