2010年7月15日(木)付


観光ガイド合同養成 アルペンルート大町と立山
 立山黒部アルペンルート広域観光圏として連携を結ぶ大町市と富山県立山町は14日、初の合同による観光ガイド講座の第1回を開いた。両市町の観光ボランティア希望者がともに黒部ダムや周辺森林などの観光資源を学ぶことで、両市町の持つ観光資源の有効活用につなげる。大町市内から観光ガイドに積極的に関心を持つ8人が参加。立山町のボラ団体「立山りんどう会」から5人が訪れた。大町観光ボランティアの会や、ぐるったネットワーク大町の千年の森自然学校のメンバーが講師を務め、黒部ダムから整備された遊歩道を歩くスペシャルツアー「原始の森ネイチャーツアー」のガイドを指導した。
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7月の一覧
間伐材で小物作り 小谷商工会女性部が教室
 小谷村商工会女性部(荻澤千波部長)は13日、研修活動の一環として栂池在住の平田優さんを講師に「木工教室」を開いた。多数の会員が参加して、間伐材の端材などを使ったアイデアあふれる小物作りを体験しながら里山への関心を高めた。 平田さんは木材の持つ素朴で温かみのある風合いにひかれ、間伐材や製材の端材、廃材を譲り受け、木工製品を作るのを趣味としている。 木工の魅力について「四角四面に成型した材木より、自然木の個性をそのまま残した端材や廃材には味がある。磨いて加工してどこにもない作品を作る傷ものの面白さ≠楽しんでほしい」と語り、会員は大きく共感していた。
仏 伝統郷土料理の味 白馬クレーピエ検定
 白馬村の白馬商工会が独自に認定する「白馬クレーピエ検定」が13日、同村神城の農業体験実習館で行われた。6月からの養成講座で学んだ第4期受講生20人が、スペシャリストめざして試験に挑んだ。 クレーピエはフランスの郷土料理、そば粉のクレープ(ガレット)の伝統の味を再現できる技術を持つ、専門の職人をさす。同商工会では地域資源のそばを生かし、ガレットで観光業と農業を柱とした観光地をめざそうと、同認定制度を創設し、白馬ガレットの普及促進に努めている。 今期からはさらなる普及促進のため、受講生を村外からも広く募集。長野市からの参加もあり、20人が実技と知識問題の2部門の検定に挑戦した。
強盗逮捕の決め手は 金融機関の防犯研修会
 大町市内で相次いで発生した強盗や、振り込め詐欺に備えて金融機関の防犯対策指導者研修会が13日、大町署で開かれた。金融機関関係者約30人が出席し、強盗犯逮捕の決め手となった「カラーボール」の投てき訓練や強盗事件を再現した研修=写真=などで日ごろの防犯対策の重要性を考えた。カラーボールの投てき訓練は、参加者らが水が入った練習用カラーボールを約10b先の的に投げつけた。力いっぱい投げてもなかなか当たらず、署員から「地面にたたきつけて跳ね返ったしぶきをつけるように」「犯人の足元を狙って」などと指導を受けながらいざというときに備えた。練習用カラーボールを投げた参加者は「狙おうとすると意外に難しい。練習ができてありがたかった」と話していた。
着実な市政と挑戦を 牛越市長2期目の初登庁
 任期満了に伴う6月の大町市長選で再選した牛越徹氏(59)=無・常盤泉=は14日、初登庁し、約200人の職員に出迎えられ花束を受け取り、2期目の任期をスタートさせた。市役所で開いた就任式で、職員に「着実な市政を守りながら、果敢な挑戦も併せ持つことをお願いしたい」と呼びかけ、さらに進んだ市政運営に取り組む姿勢を示した。就任式では、相澤文人副市長が「市民参加と協働という市長の政治理念と政策実現をお手伝いできることをうれしく思う。職員一同、心を新たにきらり輝く大町のために誠心誠意がんばりたい」と祝いの言葉を贈った。
手作業で水田除草 安曇野まつかわ農業小
 松川村の松川小学校3年生は14日、村農業委員会などが食育活動をすすめる「安曇野まつかわ農業小学校」の一環で、水田の除草作業を行った。子どもたち約100人が2000平方bから、1本ずつ手作業で雑草を抜き取り、農業の苦労や作物を育てる喜びを体感していた。児童たちはアイガモ農法を実践する水田で、アイガモが食べないノビエなどの除草に汗を流した。営農支援センターの職員ら講師から雑草の種類などを学び、水田の端に横一列に並んで作業をスタート。泥の中を1歩ずつ進み、お尻までずぶぬれになりながら抜き取った。 子どもたちは、安心安全なコメ作りを進めるため、1か月前にアイガモを放鳥、毎日当番でえさをやってきた。除草中に、イネの間を泳ぐアイガモを見つけると、作業そっちのけの追いかけていた。