2010年7月18日(日)付


関東甲信が梅雨明け 大町市平 ハスの花夏彩り
 気象庁は17日、関東甲信地方などが梅雨明けしたと見られると発表した。関東甲信地方の梅雨明けは平年より3日程度早く、昨年より3日遅かった。梅雨明けとなった同日、大北地域は厚い雲に覆われながらも、白馬村では真夏日に迫る最高気温29・6度を記録した。大町市は28・4度、安曇野市は31・8度だった。 長野地方気象台によるとことしの夏は、晴れる暑い日が多く、雨量は平年に比べ少ないと予想している。 大町市平の新井文雄さん宅周辺に広がるハスの花も、梅雨明けに合わせたかのように開花をはじめ、大北地域の本格的な夏シーズン到来を演出している。 新井さんは、自宅周辺約80eで丹精込め栽培するハスの開花に、「本格的な夏の訪れを感じさせる」と話していた。まもなく見ごろを迎えるといい、9月中旬まで楽しめそうだ。
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7月の一覧
夏の登山相談所開設 大町署と北ア北部遭対協
 本格的な夏山シーズンが到来し、大町署と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は17日から、大町市、白馬、小谷村内の7か所の登山口などに夏山登山相談所を開設した。8月30日までの1か月間、山のベテランの遭対協の会員が常駐し、登山者に登山届の提出とルートのアドバイスをしながら夏山登山の注意を呼びかけている。 北アルプスの稜線(りょうせん)一帯は、雄大な景色が楽しめることと有数の高山植物が咲き誇ることなどから幅広い世代の登山者に人気で、毎年多くの登山者が訪れる。関係者は「夏山は熱中症の危険や落石・天候の急変による雷など、予期せぬアクシデントが起こりやすく、危険性は大きい。トレッキング気分で気軽に楽しむというより、しっかりした装備で山に臨んで」と話している。
夏休み前清掃ボラ 白馬中地区生徒会一斉に
 白馬村の白馬中学校(丸山強校長、生徒276人)の生徒は16日、村内全域で地区生徒会による一斉清掃ボランティアを行った。ことしは作業を多くの観光客が訪れる夏休みシーズン前に実施。生徒が暮らす地区ごとに分かれ、校外生活指導部のPTA役員や教師らとともに村内16か所でごみ拾い作業に汗を流した。 生徒たちはビニール袋を片手に、国道148号沿線や塩の道街道、村内の公共施設周辺でごみを拾い集めていった。併せて9月に同校が行う資源回収についてのチラシも各戸に配布し、協力を呼びかけた。 地域の環境美化に真剣に取り組む生徒の姿に、観光客や地域住民らが「ご苦労さま」と声をかけ、さわやかな笑顔でふれあう姿も見られた。
思いやり尊敬育てる 小谷村の小中が交流
 小谷村の小谷小学校と小谷中学校は16日、小谷中学校で「小中交流会」を開いた。義務教育9年間の児童生徒が一堂に会し、中学生が企画したゲームなどで楽しく交流した。 「出会いの会」が行われ、それぞれの学校の代表者があいさつ。生徒会長の松本智貴さんは「短い時間ですが小中242人のみんなで、今という時を楽しみましょう」と歓迎の言葉を述べ、児童会長の石塚翔大さんが「今日という日を楽しみにしていました。年齢に関係なく仲良くしたいです。いろいろ教えてください」と応えた。 児童生徒は数グループに分かれて自己紹介を行い、簡単なゲームで班ごとの仲を深めた。中学生のリードで時間がたつにつれて徐々に打ち解け、少しずつ緊張もほぐれてきたようすだった。
住民参加の芸術祭典 御囲蔵で池田くらおん
 住民参加の芸術の祭典・第1回「信州安曇野池田くらおん」は17、18の両日、池田町福源酒造の「御囲(おかこい)蔵」で開いている。地域の文化遺産を生かした会場に、家族連れなど多くの来場者が詰めかけ、地域の工芸家や音楽家とのふれあい、作品の制作体験を楽しんでいる。ワークショップでは地域の小学生たちが、松本市の作家・こばやしけんたさんを講師に、新聞紙で「星」などを制作。地元作家の太陽をモチーフにした作品の周囲に、色とりどりの惑星をつり下げ、宇宙空間を作り上げた。イベントは、高瀬中学校ブラスバンド部の演奏で幕開けし、ギターやコーラスなど音楽で会場を盛り上げた。かつては穀物の収蔵庫として使われた御囲蔵内で、町内外の作家が陶芸や木工、革工芸など多彩な作品を展示している。
黒部ダム切手を発売 郵便局信越支社20日から
 郵便局信越支社は20日から、黒部ダムをテーマにしたオリジナルフレーム切手を発売する。大町市の大町郵便局が地元地域の切手をつくりたいと提案。関電アメニックスや立山黒部貫光、市観光協会などから写真の提供を受けて製作した。110万人の観光地・黒部ダムをPRしていく。ケーブルカーやダムを下流から見る圧巻の景色、上空から望む黒部ダムなど珍しい写真も使われている80円切手10枚組み。発売日から8月末までは、扇沢駅入り口で出張販売も行い、黒部ダムをアピールする。