2010年7月21日付

安全運転呼びかけ　夏のやまびこ運動指導所　銀松苑で
　｢夏の交通安全やまびこ運動」にあわせて大町地区交通安全協会（倉田定信会長）は20日、大町市常盤の老人福祉施設「銀松苑」で交通指導所を開設した。同協会員や女性部、同施設職員、大町署員ら約60人がチラシなどを配り交通事故への注意を呼びかけた。施設前の県道有明大町線（北アルプスパノラマロード）は、交通事故の発生件数が多く、昨年は３人が死亡している。ことし６月には、同施設の救急要請を受けた救急車が酒気帯び運転の車に衝突される軽傷事故が発生している。施設利用者や職員らは「悲惨な事故をなくしたい」との願いから交通安全活動を展開している。参加者らが「安全な運転をしてください」などと呼びかけながら、チラシや交通安全を呼びかけるティッシュ２００セットを配布。施設利用者も安全祈願をした手づくりのしおりやチラシでつくったゴミ箱50個を配布していた。

水仙街道を整備　小谷村の土谷促進同盟会
　小谷村の「土谷促進同盟会」（下原徳明会長）は20日、同地区の石原から奉納まで約６㌔の「土谷水仙街道」で整備ボランティアを行った。　作業には地域住民や村関係者、建設事務所職員など多数が参加。花期の終わった街道沿いに、各戸から提供された来季のための球根約２０００株を、新たな場所に移植したり、枯れてしまった場所に補植したりする作業と、街道沿いの景観を損なう支障木の撤去や草刈りなどの整備作業に汗を流した。　同会は地域住民が県・村と締結して維持管理と沿道美化に取り組むアダプト（道路里親）協定で同村土谷の県道奉納中土（停）線に水仙の球根を移植し、地域の景観美化・保全活動を続けている。

古紙使い風車づくり　松川図書館で工作教室
　松川村図書館の工作教室が18日、同村すずの音ホールで開かれた。多くの家族連れが参加し、館内で不要となったカレンダーなど古紙を使った風車づくりに挑戦した。子どもたちのリサイクル意識の芽生えにつなげようと企画した。　同館の運営に協力する住民ボランティア・すずの音応援隊メンバーが講師役を務めた。切り込みが入ったカレンダーを折り羽根車を完成させ、チラシで作った柄に取り付けた。　子どもたちは風車を手にホール内を走り、「回ったよ」などと手製の昔ながらのおもちゃに歓声をあげていた。

多彩な昆虫２０００点　国営公園１周年イベント
国営アルプスあづみの公園大町・松川地区は８月29日まで、１周年記念イベントの一環として、大昆虫展を「大草原の家」で開いている。世界で１匹だけという左右がメスとオスに分かれた、珍しいアトラスオオカブトなど、多彩な昆虫標本約２０００点が展示されている。展示は、世界屈指の昆虫数を所蔵する、山梨県北杜市の安曇野蝶（チョウ）類研究所が協力。所長の塚田悦造さんが期間中、昆虫の生態などを案内する。世界のカブトムシやクワガタとふれあう体験コーナーや、地元安曇野の昆虫コーナーも設けられている。会場では子どもたちが、世界最大のカブトムシ・ヘラクレスオオカブト、毒をもったサソリやタランチュラに興味津津。ジオラマの中で、木の葉や枝に擬態した虫を指差し、「見つけた」と歓声をあげていた。　昆虫展は期間中、午前９時半から午後５時まで開場。入場料は入園料と別に、小学生以上１００円。堀金・穂高地区でも、世界の大昆虫展を同時開催している。

ＥＭで農具川きれい　ＮＰＯ安曇野環境浄化の会
　任期満了に伴う長野県知事選挙（８月８日投開票）は22日、告示日を迎える。これまで、前安曇野ちひろ美術館長・前長野県信濃美術館長の松本猛氏（59）、元副知事・前内閣府行政刷新会議事務局次長の阿部守一氏（49）、前副知事・元大町市長の腰原愛正氏（63）の３氏が立候補を表明し、前哨戦から三つどもえの論戦が繰り広げられている。個性的な田中康夫元知事、安定堅実な村井仁知事と両極端だった２氏に続く県政のかじ取り役を競う新人３氏に県民が注目する中、県内では予定者を招いた公開討論会などが相次いで企画・実施されている。

長野県知事選あす告示　三つどもえの論戦に注目
　任期満了に伴う長野県知事選挙（８月８日投開票）は22日、告示日を迎える。これまで、前安曇野ちひろ美術館長・前長野県信濃美術館長の松本猛氏（59）、元副知事・前内閣府行政刷新会議事務局次長の阿部守一氏（49）、前副知事・元大町市長の腰原愛正氏（63）の３氏が立候補を表明し、前哨戦から三つどもえの論戦が繰り広げられている。個性的な田中康夫元知事、安定堅実な村井仁知事と両極端だった２氏に続く県政のかじ取り役を競う新人３氏に県民が注目する中、県内では予定者を招いた公開討論会などが相次いで企画・実施されている。