2010年7月23日(金)付


「山小屋風」でDC歓迎 信濃大町駅改装完成祝う
 大町市のJR大糸線信濃大町駅(中村宏文駅長)の改装工事完成記念セレモニーは22日、駅前広場で開いた。山小屋風の外観を備えた新たな駅舎が披露された。JRの「信州デスティネーションキャンペーン」(DC)やリゾート列車の運行を前に、町の玄関口を整備しおもてなしの態勢を整えた。改装記念セレモニーでは、関係者がテープカットなどで完成を祝った。はなのき保育園児が「線路は続くよどこまでも」の踊りを披露。JRのDCイメージキャラクター「アルクマ」も、花を添えた。JR東日本長野支社の久保田穣支社長は「大糸線は沿線全体でも熱意を持って取り組んでいただいている。JRは人を運ぶことができるが、満足していただくのは地域のおもてなし。お客さまがもう一度来たいと思えるようなおもてなしを期待しています」とあいさつ。牛越徹市長は「まさに山小屋風で岳都大町の顔。おもてなしの玄関と市民の癒やしの空間として、拠点整備されたことは喜ばしい。よりいっそう、おもてなしと情報発信の機能を高めたい」と話した。
飲酒運転撲滅協力を 安協小谷支部が街頭活動
 大町地区交通安全協会小谷支部(斉藤義人支部長)は20日夜、小谷村内の飲食店十数店に対し、飲酒運転撲滅への協力を呼びかける街頭活動を実施した。 25日まで行われている、全国一斉の夏の交通安全運動の一環。支部会員、村職員、大町警察署員らが参加し、村内で酒類を提供する飲食店を中心に巡回し、経営者らに飲酒運転事故の実態や特徴を説明。グループで訪れた場合、飲まずに運転する人を決めておく「ハンドルキーパー」の参加を呼びかけるチラシと啓発グッズを配布。ハンドルキーパーにはアルコールを提供しないことを徹底させるための、理解と協力を呼びかけた。 経営者らは関係者の話に熱心に耳を傾け、さっそく配布されたチラシを店内に掲示するなど、飲酒運転撲滅の取り組みに強く協力することを約束していた。
小谷村中土でカボチャ定植 高齢者の栽培推進
 小谷村中土の有志でつくる「中谷あおものの会」「月一会」の会員は21日、中谷西地区下部の共同畑で冬至用カボチャの定植作業を行った。 両会は地域住民の暮らしやすい村づくりをめざし、生産者の高齢化が進む中、高齢者が取り組みやすい山菜・キノコの栽培を推進する活動を行っている。畑作りは、今後事業を展開していく運営資金作りのため、春秋のシーズンの合間を利用して計画された。畑はこれまで工事用残土の置き場となっていたのを、会の共同畑として新たに耕作、総面積40eの畑とした。 会員は20eの広さに黒マルチをかぶせた畝を十数列作り、1600本のカボチャの苗を定植していった。ここ数日は夏日が続き、この日も30度に近い暑さのなか、会員は豊作を願いながら1本1本根気良く作業に汗を流した。
フォトコン入賞決まる 道の駅小谷で展示
 ことしの「塩の道祭りフォトコンテスト」の入賞作品が決まった。最高賞の推薦には、大阪府吹田市の丸山トシコさんの作品「ファミリー」が輝いた。入賞18作品の展示会は8月22日まで、小谷村の道の駅小谷で開かれている。 ことしのフォトコンには全国各地から、昨年を30点ほど上回る190点の応募があり、長野フジカラーが審査を行い、推薦1点、特選2点、入選5点、佳作10点を選んだ。推薦の丸山さんの作品は、眠る子どもを中心に飛脚姿などでポーズを決める家族を写したもので、ポーズの影のバランスも考えた一枚となっている。 特選には、和歌山県有田郡の池下智子さんの作品「タノチイナ!!」と京都府舞鶴市の三浦弥恵美さん作品「僧侶と旅人」が選ばれた。 大北地域からは2人が入賞。大町市の丸山好昭さんの作品「古(いにしえ)を知る桜」が入選、同市社の大西力夫さんの作品「なんだ坂こんな坂」が佳作となった。
すずの音ホール10万人 松川中の吉田君に記念品
松川村多目的交流センター・すずの音ホールは22日、平成21年4月1日のプレオープン以来、利用者が10万人に達した。施設内の図書館を訪れた、松川中学校1年生・吉田光君が10万人目となり、記念セレモニーで村から祝福を受けた。施設では、ホールや研修室、図書館などの利用者をカウント。1日平均約210人が利用し、472日目での記録達成となった。式典は、平林明人村長や施設関係者らも参加し、くす玉を割って、節目を祝った。吉田君に村のブランド米「鈴ひかり」10`や、村温泉施設すずむし荘の入浴券など、記念品が贈られた。
継続と刷新争点に 三つどもえ知事選告示
 任期満了に伴う長野県知事選挙は22日、告示され、元副知事・前内閣府行政刷新会議事務局次長の阿部守一氏(49)、前安曇野ちひろ美術館長・前長野県信濃美術館長の松本猛氏(59)、前副知事・元大町市長の腰原愛正氏(63)の、いずれも無所属の新人3氏が立候補を届け出た。民主と社民、国民新の各党が推薦する阿部氏、日本共産党や市民グループが支援する松本氏、自民と公明両党の県議らが支援する腰原氏による、三つどもえの激戦が展開される。 同知事選は、村井仁知事の引退表明を受け、村井県政の基本路線の継承か、刷新を図るのかが最大の争点となる。届け出を済ませた3派はそれぞれ、長野市内で第一声を放って支持者らに政策を訴え、17日間にわたる選挙戦がスタートした。投票は8月8日に行われ、即日開票される。
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