2010年7月25日(日)付


同窓会も地域でエール 大町北高 部活全国へ
 大町市の大町北高校(小林善一校長)のバドミントン部や放送部、書道部、写真部はそれぞれ、全国大会や全国高校総合文化祭に出場を決めた。地元の地域住民ものぼりを掲げ、「大北の代表として上位進出を目指してがんばって」と生徒たちを応援している。同窓会やOB、地元の大黒町商店会(西沢範成会長)などは寄付を募って生徒を応援。街頭に各部の活躍が記されたのぼり旗を立て、全国大会に出場する生徒たちに、地域ぐるみのエールを送っている。
事故防止呼びかけ 交安協小谷支部が指導所
 「夏の交通安全やまびこ運動」にあわせ、大町地区交通安全協会小谷支部(斉藤義人支部長)は23日、交通指導所を同村下里瀬地区の国道148号沿いの待避所で開いた。支部員ら関係者多数が参加して、小谷方面から松本方面に向かう車を止めて、ドライバーに交通事故防止を呼びかけた。 ことしの運動の重点は子どもと高齢者の交通事故防止や飲酒運転の根絶。関係者は「安全運転でお願いします」と一人ひとりに声をかけて、運動のチラシとティッシュを配布した。夏の観光シーズンに入り、県外ナンバーの車も多く、観光客が関係者の呼びかけに「家に帰るまで気をつけて運転します」と固い約束を交わす場面も見られた。
情報発信徹底目指す 白馬CATV網整備安全祈願

 白馬村地域情報通信基盤整備工事の安全祈願祭が23日、同村森上の工事現場事務所で開かれた。関係者ら約50人が参加し、難視聴地域の解消や、自主放送「ケーブルテレビ白馬」を通じた情報発信の徹底を目指した事業に期待を込めながら、近く着工となる工事の順調な進ちょくを願った。
農具川きれいに 大町一中3年 清掃ボラ
 大町市の大町第一中学校3年生は20日、同市を流れる農具川でごみ拾いのボランティア作業を実施した。同河川の両岸にアヤメやレンゲツツジを植栽している農具川環境美化委員会(小林才一会長)の、7月の「河川環境愛護月間」の活動に協力した。同中3年の総合的な学習の時間(やまなみ学習)のテーマ「21世紀の大町市プランにかかわって、奉仕活動を体験することで故郷大町の自然を守り、育てる精神を養い愛する心を育てるねらい。3クラスの生徒121人や教員、同会会員、市職員ら計140人が参加し、2班に分かれてJR大糸線信濃木崎駅−三日町地籍間、三日町−社地籍薬師橋間の延長約5`の区間で、約2時間にわたりごみ類を分別収集した。
70年ぶり旧神輿≠ィ出まし 若一王子神社例祭始まる
 大町市の夏の風物詩、若一王子神社例大祭の奉祝祭は24日、始まった。境内に合祀されている八坂神社の渡行祭では、江戸中期に作られた市有形文化財の旧神輿(みこし)が70年ぶりに「お出まし」となり、若衆に担がれ町を練り歩いた。神輿は氏子青年会の肩に担がれ町を練り歩き、例祭の始まりを市民に告げた。昨年から奉納行事の日程を週末に定め、町内はお祭りムードに。市内には日の丸が飾られ祭りを祝い、会場となった境内や本通りは観光客や市民でにぎわった。旧神輿は観音堂の宮殿と同時期の約300年前に作られたものとみられ、明神鳥居や高さ1・5bの一間社が飾られた大きな神輿。かつては「天王様の神輿」と呼ばれ市民に愛されてきたが、新しい神輿が贈られてからは境内に安置されていた。
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7月の一覧
生誕100年 山下大五郎展 池田 北アルプス展望美術館
 池田町の北アルプス展望美術館(池田町立美術館・遠藤友麗館長)で24日、同館常設作家・山下大五郎(1908−1990年)の生誕100年、没後20年を記念した展示「山下大五郎展−私の安曇野、私の日本原風景−」が始まった。全館使っての大型展示で、山下大五郎の人間性に迫り生涯にわたる作品約230点を展示した。10月24日まで。初期の人々の生活と自然を描いたものから、戦時中に兵として捕虜生活を送ったときに仲間の死と直面した作品、さまざまな場所を取材旅行し作風が変わっていく様子などを見ることができる。晩年約10年間で出会った安曇野の風景は雄大な山や人々の暮らしを表現。自然と人の調和を感じられる。珍しい絵本の挿絵や水彩画の展示も行っている。