2010年7月27日(火)付


新聞づくりに触れる 白馬中生が職場体験
 白馬村の白馬中学校3年生は26、27の両日、大北地域内の事業所で職場体験を行っている。大糸タイムス社には内川佳祐さんと岡崎日南子さんが訪れ、中学生記者として取材などに挑戦し、新聞づくりの楽しさに触れた。 内川さんと岡崎さんは、友人が職場体験している白馬村の八方アルペンライン(白馬観光開発など運営)に足を運んだ。ゴンドラやリフトの乗降口、レストランなどで働く友人に声をかけ、体験場所に選んだ理由や仕事内容などについて聞き出し、必死にメモをとっていた。 当初とまどっていた質問も、取材を重ねるうちに的確にこなすようになっていった。 告知記事の作成や印刷工場での作業など新聞ができるまでの経過も学んだ。
踊り連練る 池田あっぱれ
 池田町の「第26回池田ふるさと祭り・池田あっぱれ」が24日、池田町役場を中心に開かれた。地域やサークルなどが連ねる恒例の踊り連やメーンステージでのイベントなどの出し物に大勢の人でにぎわった。 ことしは踊りのレーンを模擬店の前や役場ロータリーを通る役場敷地内に設定。地区やサークル、企業などの20連が参加して、そろいの衣装や小物などで練りこみ踊りやあっぱれ踊りが披露された。仲間一体となってリズミカルな踊りをみせていた。踊り連の団体、個人表彰も行われた。
大北の盛夏彩る 子ども流鏑馬 王子神社
 大町市の夏の風物詩、若一王子神社例大祭の奉祝祭行事は24、25の両日、開かれた。全国でも珍しい子どもの射手による流鏑馬(やぶさめ)神事は25日行われ、各町の10騎の少年射手が、境内や市内本通りを馬にまたがって練り歩き、堂々とした姿で矢を射った。同行事は戦国時代に仁科氏の武運を祈り始まったとされ、県の無形文化財にも指定される由緒ある神事。日本3大流鏑馬のひとつに数えられる。JR信濃大町駅前や八日町、大黒町などの奉射場では、馬つきの「ハオ!ハオ!」という掛け声とともに鮮やかな衣装をまとった射手が現れ、白木で組んだ的に向けて矢を射ると、歓声が上がった。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

7月の一覧

 夕方には、映画などでも有名になった松本蟻ケ崎高校書道部の「書道ガールズ」がそろいのはかまのいでたちで、書道パフォーマンスを披露。同日が最後の活動となる3年生を含めた部員たちが、墨をつけると20`近くになるという巨大な筆を振りかざし、「天晴れ」「美しい町池田町を目指して」など池田らしい文字を揮毫(きごう)した。訪れた人たちは歓声を上げ、迫力ある書道パフォーマンスを楽しんでいた。

 前日24日には、きらびやかな衣装と白塗りの化粧で飾った92人の稚児行列が町を練り歩いた。宵祭りでは、中央通りで「舞台曳き揃え(ひきぞろえ)」が行われた。市内の舞台6台が一堂に会し、ちょうちんの明かりをともし、幻想的な姿を見せながら、乗り込んだ若衆や子どもたちが太鼓や笛で祭り囃子(ばやし)を奏でた。神社の境内では、大町流鏑馬太鼓の演奏が奉納された。
全身絵の具で解放感 しらかば保 ボディーペインティング
 大町市平のしらかば保育園(長澤育子園長)は26日、全身に絵の具を塗って楽しむ「ボディーペインティング」を行った。皮膚などに害のない専用塗料の感触を感じたり友達と塗り合い、絵の具を広げた所に寝転がったりと、開放的な時間に夢中になった。2歳−5歳児およそ50人は、事前に準備した汚れても平気な支度に着替え園庭に集合。赤や緑、黄色など5色を顔面や手足に次々と塗りつけ、手のひらにたっぷりの塗料を友達と付け合い、「誰だかわからない!」、「全部緑でカッパみたい」などと歓声を上げながら楽しんでいた。連日のうだるような暑さに比べ、雲が広がり比較的過ごしやすい陽気で、子どもたちは時折吹くそよ風を感じながら、仲間や先生と追いかけっこをしたり、保育士がかけるホースのシャワーを浴びたりしながら夏の思い出を残した。