学問大切池田の歩み 小澤館長セミナーで紹介 池田町図書館は30日、地域の歴史や文化を学ぶ「ふるさとセミナー」を開いた。町内から10人が受講、同町出身の小澤洋治館長が、図書館所蔵の資料や少年時代のエピソードを交えながら、自分たちが住む地域の歩みを紹介した。講習会は町の旧石器時代から昭和まで、かつての住民生活や町内各地区の由来などを解説。新池田学問所など池田ならではの文化を紹介し、学問や芸術を大切にしてきた、文化的特徴に触れた。小澤館長は長年、社会科教諭として県内中学校の教壇に立ち、ことし定年退職を機に館長に就任。教師としての経験を生かし、時代の流れをテープの長さで示したり、カイコの繭を使った製糸産業の盛衰など、町の歴史をわかりやすく説明していた。セミナーは同館司書が、住民に新たな館長を知ってもらい、図書館と親しんでもらおうと企画を提案。約8年ぶりの開講となる。 |
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短冊に願いごと並ぶ 松川村図書館で七夕 松川村図書館(棟田聖子館長)は8月7日まで、来館者に季節の伝統行事とふれてもらおうと、入り口に七夕コーナーを開設している。短冊用のボードには、子どもから大人まで自由に書き込んだ、200枚以上の願い事が、びっしりと並んでいる。企画は図書館の女性司書が、旧公民館図書室時代から毎年続く七夕行事を、新たな図書館でも開き、施設に親しんでもらおうと考案。昨年から実施している。村民ボランティアのすずの音応援団が、七夕飾りの制作に協力した。 |
2010年7月31日(土)付
生きる知恵学ぶ 子ども育成リーダー研修 大町市 大町市子ども会育成連絡協議会(柳澤英幸会長)は29、30の両日、2回目のリーダー研修会を同市平木崎湖キャンプ場と平公民館で開いた。他校の児童、生徒との宿泊体験など野外活動をとおして思いやりや優しさに意識を向け、生きるための知恵を学びながらリーダーにふさわしい行動を身につけた。 |
山頂のユリ見ごろ 白馬村岩岳 別天地絶景と甘い香り 白馬村岩岳の「白馬岩岳ゆり園&マウンテンビュー」で、今季本格的にオープンした山頂エリア(1289b)のユリが見ごろを迎え、涼しい山頂を散策する観光客らの目を楽しませている。現在は3分咲きといったところで、これからは香りが強いハイブリッド種を中心に色とりどりの花が開花していく。関係者は「山頂は山ろくよりはるかに涼しく、別天地。北アルプスの絶景と、ユリの甘い香りに包まれながらの森林浴で、存分に癒やし気分を堪能して」と話している。 同園は同村で開催されている白馬アルプス花三昧(ざんまい)のメーン会場の一つとして人気が高い。ことしは花のつきも良く、関係者によると会期中の8月下旬ごろまで見ごろだという。 岩岳山頂は同村の中でも白馬連峰の眺望が特に美しいと、写真愛好家らの人気が高いスポット。同園では壮大な山容を多くの人に楽しんでもらおうと、8月7日から15日まで、ゴンドラリフトの早朝運転を実施する。空気の澄んだ早朝は山に雲がかかりにくいといい、美しい眺望が人気を呼びそうだ。 |
特産わさびの今昔 豊科郷土博で特別展 安曇野市豊科郷土博物館の夏季特別展「安曇野わさび今昔ものがたり」が始まった。同市特産品であるワサビの魅力再発見につなげようと企画。同市におけるわさび栽培の歴史を、大正時代の開墾当時の写真や資料などで振り返る。プランターで再現したワサビ畑も会場に開設、国内ワサビ産地の栽培方法を紹介しており、来館者の関心を集めている。 国内ワサビ産地のなかで安曇野が唯一、ゆう水による平地式栽培をしていることや、収穫高全国1位であることなどを紹介。ワサビ栽培で使う農機具展示、市内で開発販売されるワサビ関連商品も一堂に並べた。 近年増えているヨコエビなどワサビにかかわる病害虫被害も取り上げ、栽培農家の苦労を伝えている。 安曇野で明治初期から始まったワサビ栽培の歴史に触れることができる展示の数々が、来館者の興味を引いている。 |
山の子と海の子交流 白馬北小生 太地町を訪問 白馬村の白馬北小学校(中山晴隆校長)の5年生66人は28日から30日にかけて、姉妹都市の和歌山県太地町を2泊3日の予定で訪問し、地元の太地小学校(坂本善光校長)5年生23人と約半年ぶりに再会し、海水浴や磯遊びで交流した。クジラの町ならではの料理を味わった白馬北小の鈴木輝親君は「おいしかった。また来たい」と話していた。白馬北小の児童たちは国民宿舎「白鯨」に宿泊。29日は公民館で歓迎セレモニーに参加した後、宿泊施設近くの磯で太地小児童と貝のヒオウギやナガレコ(トコブシ)捕りを楽しんだ。 太地町と白馬村は昭和59年10月31日結んだ姉妹都市提携をきっかけに両小学校の交流が始まり、冬は白馬村でスキー、夏は太地町で磯遊びなどを楽しんでいる。今年1月13〜15日に太地小4年生が白馬村を訪問した。今回は、学年が1つ上がり5年生になっての再会となった。 白馬北小の児童は30日、漁港市場を見学した後、太地町を離れた。 (記事提供・紀南新聞社) |