再利用で身近な環境保全 白馬村 有志がリユースコーナー企画 ごみの減量に取り組む、白馬村の「白馬あーす隊」(渡辺義子代表)はこのほど、「リユースコーナー」を村保健福祉ふれあいセンターに設けた。家庭から出される不要になった食器や衣類を無料で配布し、再利用を促進することで、住民に身近な場所から環境に対する意識高揚を図るねらいだ。 品物は同会が取り組む資源物の分別回収「くるくるリサイクル」で、住民から提供されたもの。新品同様のコップや皿などがコーナーに並び、訪れた住民が早速物色していた。 同会は生ごみの堆肥化やごみ分別の啓発など、環境保全を目指した活動を続けている。昨年、松本市波田の住民団体が取り組む、不要食器回収を視察した際、まだ使える品が多数あったことから、企画を立ち上げた。 |
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介護のあり方つづる 大町 ぽれぽれ野の花 出版 大町市で福祉施設を運営するNPO法人・ぽれぽれ野の花(田中俊宏理事長)は4月、初の書籍「母をおぶる娘−家で、ここで暮らしたい」を発行した。8年間活動を重ねてきたぽれぽれの思いなどをつづった。 題に取り上げた「母をおぶる娘」は、介護している母親の望みをかなえようとおぶって散歩に連れ歩き、ついに背中に乗せたまま看取ったエピソード。家で最期まで暮らし続けることの大事さを込めた。 他に事業所としての経営の考え方や、社会人マナーなども載せ、介護に携わる参考になる内容とした。 田中理事長は「傘木さんのおかげで、スタッフはどこを見て仕事がすればいいか理解できた。住民の皆さんや福祉関係者の方に読んでいただければうれしい」と話した。 |
タープの中でくつろぎ 国営アルプスあづみの公園 「森のピクニック」始まる 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で21日から、「春の公園へ出かけよう! 森のピクニック」が始まった。インフォメーションセンター前とアルプス大草原にタープが張られ、休憩やお弁当を食べることができるようになった。 昨年好評だった、てんぷら油を混ぜたバイオ燃料で走るロードトレインが運行を開始。園内に汽笛を響かせている。初日は大町市や塩尻市などから親子連れが来園。好天に恵まれた園内で、遊具で遊んだり、タープの下でくつろいでいた。 |
体験ツアーで魅力発信 北ア山麓ブランド運営委 北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会(委員長=宮澤敏文大北地区農業振興推進協議会長・県議)は24日、本年度初会合を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。24年度事業は、農業体験や観光を組み合わせたモデル体験ツアーなどを通じ、認定品のさらなる魅力を発信する。 モデル体験ツアーは、長野駅から酒造見学や菜の花エコツアー、コイのつかみ取りやブランド認定品を用いた食事・買い物などが体験できるツアーを旅行会社に提案。認定品の魅力を体験させ、地域振興につなぐ。凍り餅づくりや田植え、酒の仕込みなど、ブランド品づくりの旬の情報を報道機関を通して発信し、魅力向上をねらう。 |
障害者も外に出よう いけだフレンズ「桜を楽しむ会」 池田町の「いけだフレンズ」(高橋一晴会長)は20日、同町総合福祉センターで恒例の「桜を楽しむ会」を開いた。54人が参加して、会場内に飾られた咲き誇る桜の花を見ながら綾小路きみまろのライブビデオを鑑賞したり、昼食、カラオケやビンゴゲームを楽しんだ。 同会は、障害者が外へ出る機会を作ろうと16年前から活動。年3回ほど行事を行い、今では障害者やボランティア合わせて約70人が参加するという。 高橋会長(81)は、「障害者の皆さんが家の中にこもらないよう、楽しく活動している。ぜひ多くの皆さんに参加してほしい」と呼びかけている。 |
2012年4月25日(水)付