東京の中学生農山村体験 小谷でセカンドスクール
 東京都武蔵野市の武蔵野市立第一中学校(松岡敬明校長)の1年生120人がこのほど、農山村での体験授業「セカンドスクール」で大北地域を訪れた。小谷村では中土地区の里山で、全生徒が下草刈りなどの作業を体験しながら、景観保全に一役買った。
 林業体験はセカンドスクールが開始された時から行われており、「武蔵野一中の森」として親しまれ、先輩から後輩へ引き継がれている。生徒は草刈り鎌やのこぎり、チェーンソーを手に林の中へ入った。
 生い茂った下草を鎌で刈り取ったり、間伐した樹木をチェーンソーで丸太にする作業に取り組んだ。ことしも力をあわせて額に汗しながら、昔の人の苦労を体感した。
陸上の中村晃大選手 フライングディスクの田中優実選手
全国障害者スポーツ大会出場

 東京都で12日から開かれる第13回全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」に、大北地域から陸上の中村晃大選手、フライングディスクの田中優実選手が出場する。2人とも全国初出場。26日、大町合同庁舎で壮行会が開かれた。
 中村選手は、陸上・走り幅跳びとボール投げの聴覚障害者部門に出場。走り幅跳びでは、9月9日の県大会で6b81で優勝。全国大会記録の6b57を上回った。「自己ベストを目指せば全国記録も更新できる。頑張りたい」と意気込みを話した。
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10月の一覧
新校学びやの完成願う 「大町岳陽高校」の起工式
 大町市内の県立高校2校を統合した新校「大町岳陽高校」(仮称)の建設工事起工式が2日、大町高校校舎跡地で行われた。大町高や大町北高、同窓会、施工業者などの関係者約30人が、神事で工事の安全を祈り、両校の伝統を継ぐ新たな学びやの完成を願った。
 着工した管理特別教育棟は、鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積3855平方b。エントランスから吹き抜けのラウンジを経て、中庭に通じる「生徒が集える場」を設ける。平成26年9月にしゅん工予定。
 新校は28年4月に開校を予定。普通教室棟が同年夏に完成し、生徒が仮設校舎などから移動する。大体育館については30年の完成予定まで、大町高小体育館や北高体育館、運動公園などを活用する。
 大町高校の横川秀明校長は「地域に愛される、すばらしい校舎が完成すれば。開校に向け、北高とともに新校づくりにまい進したい」と話した。
自転車の安全利用を 交安活動推進委 池工で啓発
 大町地域交通安全活動推進委員協議会(中村博郎会長)は「秋の全国交通安全運動」最終日の30日、自転車交通安全利用モデル校に指定される池田工業高校で、啓発活動を行った。委員と大町署員10人が生徒一人ひとりに自転車用の夜光反射材などを配布し、事故防止を呼び掛けた。
 委員らは、自転車による重大交通事故で運転者が多額の賠償請求を受けた事例を紹介し、安全運転の重要性を説明。「原則として車道を走行」「2人乗りや並走の禁止」「交差点での信号順守」など、自転車運転時の交通ルールの徹底を求めた。
県清酒品評会で知事賞 大北から3酒造

 県内の酒造会社が競う第60回長野県清酒品評会で、大北地域から大町市の北安醸造と、池田町の大雪渓酒造、福源酒造が県知事賞を受賞した。
 同品評会は県内産清酒の酒質向上と醸造技術の研さんを目的に県・県酒造連盟が主催。本年度は県内酒蔵各社から各吟醸酒部門に146点、純米吟醸酒部門に100点が出品され、20点の知事賞が選ばれた。
介護予防に健康マージャン=@小谷村公民館の生涯学習講座
 小谷村公民館でこのほど、生涯学習講座の一環として初の「健康マージャン講座」が開かれた。
 健康マージャンは日本健康マージャン協会が提唱する「金銭を賭けない・酒を飲まない・タバコを吸わない」の三大原則のもとに行われている頭脳スポーツ。近年は高齢者の認知症予防策としても人気を集めている。
 公民館では頭と指先を使う健康マージャンで介護予防と仲間づくりの輪を広げようと、企画。初心者や経験者など多数が参加して大町市の「雀の会」(竹村元伸代表)を講師に、基礎を学びながら簡単なゲームを楽しんだ。

2013年10月3日(木)付