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10月の一覧
地域経済に尽力60年節目 大町商工会議所が記念式典
 大町市の大町商工会議所(坂中正男会頭)は5日、創立60周年記念式典と祝賀会を大町温泉郷黒部観光ホテルで開いた。節目に60年の歩みを振り返り、地域に根差した経済団体として地域産業の発展へさらに取り組むことを誓った。
 同商議所は昭和28年、相模三蔵氏を初代会頭に前身の信濃大町商工会から商工会議所として設立。以後、大北地域の核となる地域総合経済団体として商工業の発展に尽力してきた。節目を迎え、森喜朗元総理の講演会や記念誌発行などの記念事業に取り組んだ。
 式典には、会員や来賓ら約110人が出席。故・田中克幸副会頭ら物故者を黙とうで追悼し、表彰式で日本商工会議所会頭や大町商議所会頭からの感謝状を授与した。
湖畔に響く癒しの音楽 大町木崎湖でピースフルガーデン
 野外音楽イベント「peaceful garden(ピースフルガーデン)2013」が5日から、大町市平の木崎湖キャンプ場で開かれている。自然あふれる湖畔にレゲエが響き、全国から集まった愛好者がアウトドアと音楽を楽しんでいる。
 「スローでピースフル」をテーマとする自然派の音楽イベントとして、市内有志を中心に爺ガ岳スキー場や木崎湖で平成18年から開催し7回目。湖畔の特設ステージでは、県内外で活動するミュージシャン14組やDJが演奏し、音楽に合わせて楽しむ来場者の姿が見られた。会場ではドリンクの出店やフリーマーケットがにぎわっている。
ダンカンさん認知症語る 安曇総合病院 大町で講演会
 安曇総合病院認知症疾患医療センターなどは3日、認知症を考える講演会を大町市のJA大北会館アプロードで開いた。たけし軍団で認知症をテーマとした小説を出版したタレントのダンカンさん(54)を迎え、介護現場の悩みや課題をトークで話し合った。
 同センターの村田志保所長らと対談形式で進めた。小説の取材の過程で出会った介護現場の実例に触れた。「大変だが、介護している人も我慢しないでください。同じ境遇の人で文句を言いあって、また介護すればいいんです」など、さまざまな現場が抱く悩みに寄り添ったコメントを述べた。
錦秋″g葉週末みごろ 白馬の八方尾根「色づき良い」
 白馬村の八方尾根の紅葉が、見ごろを迎えている。関係者によると「今年の紅葉は昨年より色づきが良い」といい、美しい景色を楽しもうと登山者やトレッキング客でにぎわっている。
 八方尾根一帯は中部山岳国立公園内にあり、ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池まで行く八方尾根自然研究路は、眺望に優れ、高山植物の宝庫。秋は「錦秋」の名にふさわしい、赤や黄色の錦の織物のような美しい景観が楽しめる。
在来種守り景観保全へ 白馬植生回復ボランティア

 白馬村の「八方尾根自然環境保全協議会」(丸山幸彦会長)は3日、八方尾根自然研究路の植生回復ボランティアを行った。貴重な高山植物が自生する八方尾根の保護・保全のため、登山道の裸地化した箇所に植生保護マットを敷設し在来種の種をまき、植生を促す事業。会員や索道関係者、同地区の青年団、消防団、村関係者など約100人が参加して、作業に汗を流した。
復興支援旬のサンマに列 大町市民ふれあい祭りにぎわう
 大町市の「市民ふれあい広場」が5日、大町市文化会館前広場で開かれた。東日本大震災の復興を願い、岩手県大船渡市から届いた旬のサンマ1000匹の振る舞い=写真=に長蛇の列ができた。
 炭火で次々と焼き上げられたサンマは脂がのり、訪れた人々は「いいサンマだね」「おいしい」とほおばっていた。震災時に長野県からボランティアで訪れた岩手県の旬の産物を招いて、被災地への関心を持ってもらうねらい。同市観光物産協会の佐藤敬生さんは「おいしいサンマを食べてもらい、大船渡の元気と海産物のおいしさを伝えたい」と話した。
 イベントは福祉や健康、環境の豊かなまちづくりを考え福祉意識の向上と交流をめざした市民手づくりの市内最大の催し。市内各団体のブースやステージ発表でにぎわった。

2013年10月6日(日)付