旬のリンゴ摘み笑顔 大町のあすなろ保育園児

 大町市常盤のあすなろ保育園(中村慶子園長)は8日、園から徒歩5分ほどの所にある、上一の小澤果樹園(小澤浩太園主)でリンゴ狩りを楽しんだ。秋晴れの空に子どもたちの声が響き、真っ赤に色づいたリンゴを小さな両手に抱えた笑顔が広がった。
 園児らのリンゴ狩りは、今年約10年ぶりに復活した行事。中村園長は「お散歩のときなどに見かける、こんなに身近な農園でリンゴ狩りができることは、子どもたちにとってとてもいい経験」と話した。
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10月の一覧
誘客成果入り込み1割増 大町市黒部アルペンルート
 大町市最大の観光ルート・立山黒部アルペンルートの本年度入り込みは昨年度に比べ約1割の増で、黒部ダム50周年などで誘客に取り組んだ成果が表れ始めた。目標の年間100万人達成に向けてさらに取り組む。観光放水終了の15日を前に、期間限定割引の特別企画が行われる。
 玄関口となる扇沢〜黒部ダム間の関西電力トロリーバスの乗車人員は、9月末までに累計77万4982人(昨年比111・6%)を数えた。全線開通に合わせたオープンカーニバルやくろよんまつり、特別記念展「黒部の物語〜人・使命・情熱〜」などの取り組みの効果が表れた。一方、9月の3連休に台風が直撃するなどの影響で伸び悩んだ面もある。
 近年は震災以後の外国人観光客や団体旅行者の減の影響を受け、昨年は88万人余にとどまった。100万人達成が実現すれば、平成22年以来となる。市観光課は「紅葉もそろそろ見ごろ。50周年を機に、県内の人も訪問してほしい」と話していた。
母校で児童とマラソン交流 白馬南小にクロカン成瀬選手
 白馬村佐野のクロスカントリー選手・成瀬野生(のぶ)さんは8日、母校・白馬南小学校を訪問し、全校児童と交流した。オリンピック出場の礎となった、同校伝統のマラソンで児童とともに汗を流し、ソチに向けて健闘を誓った。
 成瀬選手は早稲田大学在学中の2006年にトリノ、10年にバンクーバーと2大会連続で五輪出場を果たした。今シーズンは岐阜日野自動車スキー部から白馬村スキークラブに移籍、地元の応援を得て来年のソチ出場を目指す。
協力してソバ刈り 八坂中生 特産物学ぶ
 大町市の八坂中学校(小口伸校長)は4日、八坂唐花見のソバ畑で、ソバ刈りを行った。1〜3年生までの28人が、鎌を手にソバを刈り取り、足踏みの脱穀機で脱穀した。
 同校が環境教育の一環として行う、そば学習では、ソバまき、ソバ刈り、そば打ちなど一連の体験を全校で行い、1年を通して地域の特産物を学ぶ。
 同地区の仁科克彦さん所有の約10eのソバ畑に、1学期終業式の7月25日にまいたソバは、地域の人の協力もあり色よく実り、生徒らは額に汗を光らせながら、皆で協力し合いソバを刈り取っていた=写真。
臓器移植に理解を 普及推進月間で街頭啓発
 臓器移植普及推進月間の10月に合わせた街頭キャンペーンが6日、大町市と池田町の大型店で行われた。代替医療が確立されない中で、患者の命を救う臓器移植への理解と協力を呼びかけた。
 大町市では、ザ・ビッグ大町店で実施。腎臓病患者でつくる「大町病院腎友会」の会員や同病院関係者、大町保健福祉事務所、大町ライオンズクラブら十数人が黄色いベストを身に着け、臓器提供意思表示カード(ドナーカード)やリーフレットを買い物客らに手渡し、理解を呼びかけた。
高齢者介護福祉の拠点に 白馬村「岳の湯」新スタート
 白馬村所有のデイサービスセンター「岳の湯」が7日、深空地区の旧国民保養センター「岳の湯」で開所した。高齢者介護のニーズが高まるなか、地域福祉の拠点施設として生まれ変わり、新たなスタートを切った。
 開所式では村や村議会、周辺地区、施工業者などの関係者約40人が出席し施設を見学した。住民ボランティアが茶や音楽演奏などで出席者をもてなし、施設の門出を祝った。

2013年10月9日(水)付