山岳果実の収穫体験 白馬高3年小谷で農家支援
 白馬村の白馬高校で、地域の自然環境や観光について学ぶ3年生生徒がこのほど、小谷村の深山遊園が管理する「さるなし・山ぶどう園」で、農家の収穫作業を支援した。
 観光が主産業の大北地域の特産品が作られる過程を知ることで、地域の魅力を再発見することと、地域が抱える課題を知ることが目的。
 生徒は甘酸っぱい香りを漂わせる畑で、たわわに実った果実を手作業でていねいにもぎとっていった。作業をするなかで収穫した果実が商品となり、販売されるまでのイメージを具体的につかむとともに、農家が大変な苦労をしていることを体感した。
がん対策条例「検診受けて」 大町市内で街頭キャンペーン
 長野県がん対策推進条例が15日、交付された。県がん征圧議員連盟に所属する大北地区の有志議員と、大町保健福祉事務所職員は同日、大町市内の大型店でがん検診受診を勧める街頭キャンペーンを行い、がん検診の重要性を市民に訴えた。
 がん対策県条例は、県民ががんと向き合い、互いに支え合いながら生き抜く県づくりを目指し、がんの予防や早期発見・治療の徹底を図り、適切ながん医療を受けられる体制づくりやがん患者の療養生活の質の維持向上など、行政や県民の役割分担を記した。全県議で同連盟を組織して2年をかけて議論。議員提案で、9月30日の本会議で全会一致で制定された。
 キャンペーンでは、同連盟の宮澤敏文・諏訪光昭両県議や県職員5人がティッシュやチラシを配り、条例の制定と検診の受診を呼び掛けた。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

10月の一覧
マレットで住民交流 大町市平公民館が初開催

 大町市の平公民館(郷津任史館長)は14日、初めての平地区市民マレットゴルフ大会を借馬金山神社内の競技場で開いた。気軽に楽しめる競技を通じて、住民の健康づくりや交流を図ろうと、新たに立ち上げた。
 出場者は地区内の50代から90代まで約60人。秋晴れの下、森林に囲まれたコース上で、4人1組となって和気あいあいとプレーを楽しみ、ベテラン選手が初心者にアドバイスを送るなど、親睦を深めていた。
楽しみながら防災体験 消防フェスタおおまち
 大町市の防災イベント「消防フェスタおおまち2013」(市消防団消防フェスタ実行委員会主催)が13日、市運動公園多目的広場で開かれた。家族連れなど約3500人の来場者がゲームなどを楽しみながら、消防団活動と防災への理解を深めた。
 イベントは3回目を迎えたことし、市内6分団が出動から消火まで消火活動の速さを競う、消防団対抗リレーを初企画。団員たちが来場者から声援を受けながら、小型ポンプを担いで走り、火元を模した的めがけて放水していた。
鉄道史跡をめぐる いけだ学び塾 町の歴史学ぶ
 池田町公民館はこのほど、新池田学問所第3回いけだ学び塾「池田町の魅力発見・池田鉄道史跡めぐり」を行った。塾生ら8人が参加し、町ガイドマスターの有川劭さんを講師に、鉄道の史跡をたどりながら町の歴史を学んだ。
 参加者は、旧池田鉄道の始発点から終点まで約8`の道のりをたどり、プラットホーム跡や駅舎跡、町内に設置された標柱などの全7か所をめぐった。ホーム跡が残る本社のあった旧信濃池田駅では、路線図や写真などを記した案内板を前に、有川さんが当時の資料を交えて詳しく解説した。
迫力のステージ 大町混声合唱団 30回節目の演奏会
 大町市の大町混声合唱団は13日、第30回定期演奏会を市文化会館で開いた。節目を記念した公演でモーツァルトの大曲・レクイエムを披露し、団員ら約70人が、松本室内合奏団や4人のソリストとともに、迫力あるステージを繰り広げた。
 混声合唱団は昭和46年、女性合唱団「みなつきコール」を母体に男性が加わり結成。49年の第1回から演奏会を開き、音楽を愛好する住民に親しまれてきた。現在は団員36人が所属し、地元で音楽教育に携わる中村雅夫さんを指導者に、市内外のコンサートなどで活躍している。
 ステージでは団員らが管弦楽の調べにのせて、異なる声域のハーモニーを奏でた。東日本大震災で犠牲となった被災者の安息と復興への願いを込め、「鎮魂歌」を歌い上げた。

2013年10月17日(木)付