職場の火災予防に 白馬で一日消防士体験
 白馬村の北アルプス広域北部消防署(伊藤和實署長)で20日、一日消防士体験が行われた。白馬小谷防火管理者協議会会員事業所に所属する、介護老人保健施設・白馬メディアの峯村真市さん、特別養護老人ホーム白嶺の梨子田潤さん、小谷村福祉センターせせらぎの荻無里岳二さんの3人が参加。規律・放水・対煙訓練、救急訓練など実践的訓練を通じ、防火意識を高めた。
 伊藤署長から辞令が交付された3人は、署員の指導で各種訓練を受けた。消防資器材の取り扱い説明では、事故や火災などの緊急時に、車両や密室に閉じ込められた人を救助するため、電動油圧スプレッダー、電動カッターという特殊器材を使って、変形したドアをこじ開けたり切断する機能を実地で体験した。
 多様なシミュレーションを重ねる中で「貴重な体験を生かし、地域や職場での救急、火災予防に役立てたい」と気持ちを新たにしていた。
大町の水を知ろう親子見学 平地区子ども会育成協

 大町市平地区子ども会育成協議会は19日、大町の水を知ろう!と題して、同地区内のアルプスウォーター大町工場(中村健二工場長)見学と、矢沢水系の水源地や分水井など、水道施設見学を行った。33人の親子が、自分たちの住む地域の豊かな水資源と、普段何気なく使っている水道の仕組みについて学んだ。
としょかんまつり催し多彩 池田町高瀬中美術部が工作教室
 池田町図書館はこのほど第15回「としょかんまつり」を開いた。本のリサイクル広場や読み聞かせ、ハロウィーンにちなんだ工作、おはなし会、映画会など、多彩な催しが行われ、多くの来場者でにぎわった。
 高瀬中学校美術部顧問の伊藤敏男教諭と13人の部員を講師に、工作教室「つくってかざろう!図書館になんでもなる木”があらわれる!」が行われた。
 15人の親子が参加し、生徒たちが集めて用意した流木や枝、木の実、葉っぱなどの素材を使って、虫や動物、人形、家など、好きな形を作り、室内に設置されたなんでもなる木”に飾った。
 出来上がった木は、生徒らがつくった作品とともに、冬まで館内に飾られる。
手作りのひみつきち=@松川子どもワークショップ
 松川村すずの音ホールでこのほど、絵本作家の武田美穂さん(東京都)を招いた、子どものためのワークショップ「ひみつきちをつくろう!」が行われた。安曇野ちひろ美術館、公民館、図書館、青少年育成村民会議家庭教育部会の共催。約50人の親子が参加し、段ボールなどを使って自分たちだけの秘密基地をつくった。
 子どもたちは、2時間に及ぶ制約のない工作を楽しんだ。武田さんが工作用に持参した布や棒、テープ、折り紙、ボタンなど、さまざまな素材を使い、グループごとにユニークな基地をつくった。

 武田さんは、子どもたちの自発的な創作意欲を引き出すワークショップを全国各地で行っている。所蔵作家として武田さんとつながりのある同美術館は、今後も企画したいと話している。
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10月の一覧
紅葉色付くなか白い花 夢農場でフユザクラ咲き始め
 池田町陸郷の観光農園・夢農場(水野龍二社長)でフユザクラが咲き始めた。周囲の木々が紅葉で色付くなか、かれんなサクラの白が目を引いている。11月中旬まで楽しめそうだ。
 春と秋の年2回、花を付けるフユザクラ。
夢農場のフユザクラは、農園内を流れる八代沢沿いに咲く。水野社長が20年ほど前に定植した十数本。近くに建立される「かなえ地蔵」の穏やかな表情の先に、次々と真っ白な花が顔を出してきている。
 水野社長は「秋の気配深まるなか、サクラの花にホッとする光景。夢農場の秋を楽しんでみては」と来場を呼びかける。
元気いっぱいの演奏披露 ラ・カスタでチャリティーコンサート
 大町市常盤のアルペンローゼは20日、同社が運営する「ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン」に、知的障害者でつくる松本市の「楽団ケ・セラ」を招き、チャリティーコンサートを開いた。地域貢献事業の一環として、社員と来場者からの募金、当日の入園料の合わせて10万6541円を贈った。
 草花に彩られた園内を望み、メンバーがキーボードやドラムを元気いっぱいに演奏しながら、人気アニメの主題歌や童謡などを披露。来場者が音色に合わせて手拍子をとり、歌声をあげていた。
 楽団はNPO法人ケ・セラ(中西博代表)が音楽を通じた障害者の自立を目指し運営。10代から30代のメンバー8人が所属し、県内外で演奏会を開催している。「ラ・カスタ」でのコンサートは6回目を数える。

2013年10月23日(水)付