ふるさと百選 信州らしい風景選ぶ 大北前期分16件が2次審査へ
 県が信州らしい農村風景を選ぶ「ふるさと信州風景百選」で、北安曇地方事務所は26日、9月末まで募集した前期募集分の大北地域審査会を大町市の大町合同庁舎で開いた。応募のあった大北地域の誇る風景16件を選び、県の2次審査に送った。
 公募住民や有識者から委嘱された選定委員20人が、応募のあった27か所31件の写真の中から白馬村青鬼や大出地区、小谷村中土曽田、大町市三日町など、北アルプスを背景にした農村の暮らしを象徴する場面を選んだ。
 信州らしい風景を展望できるビューポイントを定める「信州ふるさとの見える丘」に、池田町のあづみ野池田クラフトパークを認定することが報告された。県のビューポイント整備事業で整備費が市町村等に補助される。
 「百選」は長野ならではの農村風景を保全し、地域の活性化につなげようと募集。全県からの応募を選定し、写真集などにまとめるなど県外への情報発信や観光振興に役立てる。
火災予防訴え力作ずらり 大町防火ポスターコンクール表彰
 北アルプス広域大町消防署(長崎喜治署長)、大町地区防火管理者協議会(石原幹司会長)、大北地区中部消防連絡協議会(吉竹行仁会長)は23日、防火ポスターコンクールの表彰式を同署で開いた。火災予防を訴える力作を描いた15人が表彰された。
 市内の子どもたちが夏休み中に描きあげた力作206点が集まった。金賞に輝いた作品は、たこ足配線の禁止や出かける際の火元の確認を絵でわかりやすく訴えていた。
 コンテストは、子どもを通じて地域の防火意識の高揚をめざして開催。入賞作品は文化祭での展示や来年のカレンダーなどに用いられ、啓発に役立てられる。
野球の楽しさ一端触れる 大町でティーボール交流大会
 ティーに置かれた球を打つ野球に似たスポーツ「ティーボール」の第7回中南信ブロック交流会(リトルリーグ信越連盟中南信ブロック指導者会主催)がこのほど、大町市の平運動場で開かれた。
 中南信各地から小学3年生以下の8チームが参加。みんなで簡単にできる競技で交流し、野球の楽しさの一端に触れた。優勝は堀金リーグ、2位が白馬・大町リーグとなった。
 子どもたちがプレーすることで野球の魅力を感じ、野球人口の底辺拡大につなげたい願いで開いている。
要介護者への理解深める 大町総合病院で研修会
 大町総合病院は24日、職員を対象にした介護研修会を開いた。介護福祉士と介護員13人が、高齢者の感覚を疑似体験しながら食事をし、要介護者の苦労やニーズに理解を深めた。
 受講者は市社会福祉協議会のインストラクター4人を講師に、白内障の視界を体験する眼鏡や関節を固定するサポーター、重りなどを身につけ、高齢者の病や身体機能の低下を体験。介護者と要介護者両方の立場を理解しながら課題を探り、よりよい介護の方法を検討した。
 同病院は患者に対するホスピタリティ(もてなし)向上に取り組み、高齢者らが入院する療養病棟の介護士グループが中心となり、患者の目線に立った病院づくりを図ろうと研修会を企画した。
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10月の一覧
ウェストンの功績しのぶ はくば塾で金子氏が講演

 白馬村公民館の生涯学習公開講座「はくば塾」がこのほど、ふれあいセンターで開かれた。NHKに長年勤務し、富山国際大学の教授もつとめ、歴史に広い見識を持つ村内在住の金子靖夫さんが「白き馬の山へ〜ウォルター・ウェストンの白馬登山〜」と題し講演。
 日本アルプスの山々をこよなく愛し、「日本近代登山の父」と呼ばれるウェストンが、滞日中に白馬岳登山を行った足跡をたどり、偉大な先達の功績をしのんだ。
秋の実りに歓声 小谷保サツマイモ収穫
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)でこのほど、サツマイモの収穫が行われ、園児が豊作を喜んだ。
 子どもたちの地産地消への意識を高めることと農家との交流を目的に、年長・年少園児が平間地区の吉澤信夫さんの畑を提供してもらい、芋掘りを体験した。
 園児はつるなどを刈り取って準備した畑に入り、畝に沿って一列に並び、手で土を掘ってていねいに収穫していった。いずれも大物ばかりで「掘るのが大変」と驚きながら、秋の実りに歓声を上げていた。
 収穫したサツマイモは、園で焼き芋会を開いたり、食育関係の行事や給食の食材として使用するという。

2013年10月26日(土)付