地域の宝巡って探して 大町JC「おたかラリー」

 大町市の大町青年会議所(坂中忍理事長)は26日、10月例会「おたかラリーinおおまち」を開いた。16組の参加者が車と徒歩で市内を巡り、山・谷・まちの「おおまちの宝」を体感した。
 参加者はウオークラリー形式で謎を解きながら宝を探し、大町ダムや中心市街地、鷹狩山山頂を巡り、山頂からの絶景や高瀬渓谷の紅葉、男清水・女清水などの地域の資源を実感。心配された天気も落ち着き、最終目的地の国営アルプスあづみの公園をめざした。
憩いの場惜しみコンサート 大町山博のカフェこまくさで
 大町市の市立大町山岳博物館でこのほど、館内「ミュージアムカフェこまくさ」の閉店を控え、「さよならコンサート」(大町山岳博物館友の会主催)が開かれた。友の会会員やファン約50人が来場し、来館者に長年親しまれた、憩いの場の営業終了を惜しんだ。
 「こまくさ」は友の会が館内の充実を図ろうと、平成6年から営業を開始。会員が喫茶と売店の店長を務め、約20年にわたって登山愛好者や観光客ら来館者に、サービスを提供してきた。博物館の改修工事にともない、友の会が11月4日を最後に、営業から退く。
 コンサートでは市内の音楽バンド「みどりむしのあゆみ」などが出演し、山にちなんだ「雪山讃歌」などを演奏、来場者が曲にあわせて歌を口ずさんでいた。最後の店長を務め、1人で営業を担ってきた仙波美代子さんに花束などを贈り、苦労をねぎらった。
焼き芋で地域と交流 池田町の安曇養護学校
 池田町の安曇養護学校(下川威校長)小学部は、恒例の焼き芋交流会を22日、同校庭で行った。内鎌地区の老人クラブ「延命会」のメンバー7人と児童43人らが秋晴れの空の下、焼き芋を通して交流を深めた。
 教員らが扮(ふん)したやきいもマン”やはなかっぱ”が登場し、全員で「やきいもグーチーパー」などを歌って踊って盛り上がった。サツマイモは、同学部の子どもたちが校内の畑に植えて収穫したものを使った。たき火で焼いたほくほくの芋を「おいしい」と言いながら全員で味わった。
 交流会は、お世話になっている地域の人たちを招待して交流を深めようと、小学部新聞で地域に呼びかけ、毎年行っている。
遊び心満載の50体 池田 かかしあげ畑の文化祭
 池田町堀之内地区で26日、「かかしあげ 畑の文化祭」が行われた。遊び心満載のかかし約50体がお目見えし、ことしの見納めにと訪れた人たちを楽しませていた=写真。
 はぜ棒でブランコや鉄棒をするかかし、もみ殻で焼き芋をするかかしなど、米どころならではの昔懐かしい光景が広がった。池田工高の生徒らが校内の文化祭に向けて制作した12体のかかしも登場し、田園風景で酒盛りをするなどのユニークな演出をした。訪れた人たちは、あいにくの雨の中、レインコートを羽織ったかかしたちに温かいまなざしを送っていた。
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10月の一覧
声合わせ懐かしい曲合唱 大町カトレヤにボランティア
 大町市平の社会福祉法人周厚会カトレヤデイサービスセンターで23日、合唱サークル、アンサンブルピュア(松田昌子代表)の合唱が行われた。デイサービスを利用中の約40人が、秋の童謡・唱歌や、昔懐かしい曲などを、メンバーらとともに歌った。
 平公民館・女性未来館ピュアが毎年、秋に行う芸能ボランティア活動。本年度最終日となったこの日は、アンサンブルピュア指導をする遠山望さんの指揮で、会場がひとつになって「里の秋」や「故郷の空」「青い山脈」「ふるさと」などを歌った。同市不二塚町の池上みのるさん(87)は「昔みんなで歌った曲ばかり、学生に帰ったよう」と、歌いながら目頭を押さえていた。
ラン部門新たに 小谷村で塩の道トレイル

 小谷村を会場に「塩の道トレイルウオーク&ラン」(同実行委員会主催)がこのほど、2日間にあたって開かれた。ことしは走りの「ラン」の部門が新たに加わり、県内外から200人余が参加して、昔ながらの姿をそのまま残す歴史的古道・塩の道の紅葉を楽しみながら、さわやかな汗を流した。

2013年10月27日(日)付