2013年10月31日付

工事前の展示思い出に　大町山博５日から休館
　大町市の大町山岳博物館は５日から、全面リニューアル工事で休館する。現在の展示は４日までのため、「がらっと展示が変わる。今のうちに現在の展示を見て、ぜひ思い出にしてもらいたい」と話している。
　昔から現在までの登山装備を並べた展示やヒマラヤ山脈の模型、ピッケルのコレクションなどの現在の展示は、日本山岳会などから提供されているものなどを含め、貴重な登山史を記録した資料で、リニューアルで整理されすべてを見ることはできなくなる。大正５年に旧美麻村で捕獲された、絶滅した日本産のトキの貴重なはく製も、新展示では見ることができなくなる。

クイズラリーで歴史知る　大町　森城址まつり
　大町市平木崎湖畔にある「森城址」の再生事業に取り組む、木崎湖温泉観光協会（松澤啓協会長）は27日、信州木崎湖「森城址まつり」を同城址の仁科神社境内で開いた。クイズラリーなどを通し、歴史が残る湖畔の城跡に親しんだ。
　子どもクイズラリーでは、「森城址の城主は誰」など、遊歩道に沿って城址の歴史や近隣に伝わる物語を題材としたクイズが設置され、参加した約30人の親子たちは城址の歴史に親しんだ。

交通安全の心得寸劇で　大町署ヤンドラクラブ公演
　大町署の30歳未満若手署員でつくる同署ヤングドライバークラブは26日、松川村東松川のお年寄りが集う集会で交通安全寸劇を披露した。「飲酒運転したあなたには１００倍返しだ」と人気テレビドラマの決めゼリフを用いるなど笑いを交え、事故を起こさない、巻き込まれないための心得を分かりやすく伝えた。
　同クラブによる寸劇はこの日が初披露となった。飲酒運転の悲惨さや早めのライト点灯、夜光反射材の着用を題材に、メンバーは滑稽な様を織り交ぜながら演技し、参加者をひきつけた。

ハロウィーン仮装で誘客　白馬秋の名物イベントことしも

　白馬村のエコーランド通りの秋の名物イベント「白馬ｄｅハロウィン」（同実行委員会主催）が27日に開かれた。エコーランドとみそら野の住民有志がオフシーズンの誘客と活性化につなげようと、毎年実施。
　ことしも子どもたちとその付き添いの保護者ら総勢５００人余という大人数が参加。ハロウィーンにちなんだ思い思いの仮装でいつもと違う自分を演出し、大人も子どももいっしょになって非日常空間を楽しんだ。

中学生の手で公開収録　美麻地区文化祭　ゆるキャラ発表も

　大町市美麻地区文化祭が26、27の両日、ぽかぽかランド美遊で開かれた。27日の美遊特ステージで、インターネットテレビ「オオマチミアサテレビ」の文化祭号が、撮影や司会進行など中学生の手で行われ、番組内で中学生が発案した同地区のゆるキャラが発表された。
　９年生（中学３年）が〝美麻を全国に発信しよう〟をテーマに、ジビエ班と、ゆるキャラ班に分かれて取り組んだ総合的学習も配信された。