宮中の新嘗祭に献穀 白馬の武田さん大北から13年ぶり

 「宮中にアワを献上でき、農業者として大変に名誉。天皇陛下の激励を励みに、模範となれるような農家を目指したい」と話すのは、白馬村飯森の農業、武田昭彦さん。五穀豊穣に感謝する11月23日の宮中の新嘗祭(にいなめさい)に、大北地域から13年ぶりとなる献穀を行った。
 農業法人・白馬ファームの社長を務め、水稲や野菜、林業などに携わる。県から献穀を依頼されたが、栽培者が少ないアワの生産は初めて。約200平方bの畑で県の指導を仰ぎながら試行錯誤を重ね、妻の悦子さん(59)や従業員とともに汗を流した。
健康長寿キーワードに交流 松川村に他県の視察相次ぐ
 82・2歳で男性長寿日本一に輝いた松川村には、全国各地から視察が相次いでいる。村議会は11月の1か月間、女性長寿日本一となった沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)など5議会を受け入れる予定。同村を研修場所に選ぶ自治体もあるといい、健康長寿をキーワードとした他県との交流も活発化しそうだ。
 村は30日、村内の公共施設や観光施設入り口などに、「男性長寿日本一の村」をPRする大型看板を設置した。今後は庁舎への懸垂幕設置なども予定している。
 埼玉県から訪れた女性2人組の観光客は「長寿日本一ですか。水や空気がおいしいから長生きできるんでしょうね」などとPR看板をバックに記念撮影を楽しんでいた。
「ゆるキャラ」反射材事故防止に JA大北観光共栄会村内小中学生に寄贈

 JA大北とともに観光振興に取り組む、白馬村と小谷村の事業者でつくる、JA大北観光共栄会(松澤米雄会長)は31日、両村のマスコットキャラクターをデザインした夜光反射材を、村内の小中学生に贈った。子どもたちの事故防止を図ろうと、地域に親しまれる「ゆるキャラ」の活躍に期待を込めた。
 白馬北小学校で行われた贈呈式では、白馬村の「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世」も登場。松澤会長が村男をデザインした反射材を、児童会長の松倉后杏さん(12)と副会長の藤本凌輔君(12)に手渡した。
アサギマダラ飛来 池田 カフェ風のいろ

 長距離の渡りをする大型のチョウ、アサギマダラが、池田町堀之内のカフェ風のいろ(高崎郷二さん経営)の敷地内に飛来した。
 高崎さんは昨年、知り合いからフジバカマを譲り受け、カフェの敷地内に植えたが、その年は見ることができなかった。ことしの10月下旬に初めて、北アルプスの山々を背景に、フジバカマの蜜を吸うあさぎ色の美しい2匹の姿を目撃した。
 高崎さんは「ことしも駄目かなと思っていたらやってきた」と感激の様子。「今から南までいけるのか心配」と長旅へと向かうチョウを案じていた。
子どもやサークルの作品並ぶ 大町 社地区文化祭始まる

 大町市社公民館・民俗資料館を会場に1日から、同地区文化祭・民俗資料館特別展が始まった。地域の子どもたちや、同公民館で活動するサークルなどの作品が展示され、観覧する人でにぎわった。
 大町東小児童や、どんぐり保育園児の作品も多数飾られた。子どもたちの作品は、絵や書などのほか、木の枝やドングリで作ったミノムシの人形など。訪れていた家族連れは「かわいいね」「すごく上手」と見入っていた。
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11月の一覧
色とりどり菊花254点 秋香会 大町文化祭合わせ展示

 大町市の菊愛好家らでつくる「秋香会」は2日から4日まで、文化祭にあわせた「菊花展」を、市文化会館西側駐車場で開く。会員や市内小学生らが丹精込めて育て、色とりどりの花を付けた254点が並ぶ。
 展示に先駆けて会場では作品の審査会も行われ、北安曇農業改良普及センターやJA大北の職員を審査員に、花の大きさや高さ、生育状況などを基準に受賞作品を決定。1株から3輪の花を咲かせた「三本立の部」や、公民館講座の作品を集めた「菊づくり講座受講生の部」などの部門で10作品が入賞した。

2013年11月2日(土)付