地域の魅力 児童に伝承 八坂 お年寄りと学習交流 大町市八坂公民館(北澤徳重館長)は5日、ふるさと伝承事業で小学生とお年寄りの郷土学習交流会を八坂小学校で開いた。児童51人が、指導を務めた地区内のお年寄り24人から地域の食や遊び、暮らしの伝統を学んだ。 わら細工を習った児童は、正月飾りのしめ縄やおやすなどの制作を体験。竹細工では、竹とんぼや水鉄砲などの昔ながらのおもちゃを手作りした。子どもたちはていねいな指導を受け、お年寄りの慣れた手さばきに感心していた。 同校独特のいろりの部屋や畳の和室では、灰焼きおやきづくりや茶道を体験。八坂特産のそばを用いたかりんとうや、干し柿づくりなどの食も楽しんだ。 |
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プロ棋士と対局囲碁交流 大町で子どもと名古屋アミーゴ 愛知県名古屋市を中心に、囲碁の普及に努める、若手プロ棋士とアマチュア有志による組織、nagoya amigo(名古屋アミーゴ・大澤健朗代表)が2日、大町温泉郷黒部観光ホテルで、市内のこども囲碁教室の子どもたちと、囲碁による交流会を開いた。 名古屋アミーゴは2〜4日の2泊3日の日程で、35人ほどの参加者とともに、同ホテルで合宿。今年5月に行われたアルプス囲碁村まつりに、指導者として、大澤さんが参加したことが縁となって、今回の交流会が行われた。 |
落語で絆の大切さ呼びかけ 白馬村文化祭にぎわう 白馬村文化祭が2日から4日までの日程で、同村ウイング21を会場に開かれた。「出会い・ふれあい・学び合い」をテーマに個人や団体が、作品展や芸能祭で日ごろの成果を発表。初日から大勢の来場者でにぎわった。 初日は人権教育の一環として県内各地で落語公演を行っている、善亭穴太こと矢口高士さんを迎え、文化ホールで落語公演が開かれた。善亭穴太さんは古典落語の「酒粕」「目薬」の演目をユーモラスに披露。江戸時代の長屋の人々が人情豊かで、どのような立場の人でもありのままに受け止め、助け合って来たようすを伝えた。 「差別はちょっとした知り合いの間で起こりやすいと言われる。人はつながりあってコミュニティーを作っていくもの。現代人が江戸の人々のように深いつながりを作ることが差別をなくす近道では」と、楽しい落語の中で絆の大切さを呼びかけた。 |
文化祭で一年の成果披露 大町「いいとこせ八坂祭り」 大町市八坂地区文化祭を中心とした「いいとこせ八坂祭り」が2日から4日まで、八坂小学校で開かれた。ことしは会場を小学校に集約。作品展示やステージ発表、にぎわい広場など、幅広い催しで地区住民の活動が発表された。 体育館や校内では、地区内の児童・生徒や盆栽・書道、農産物などの作品が並んだ。地域づくりや山村留学生の活動、地域の企業を紹介するコーナーが目を引いた。プラネタリウムの星空学習会や、ガスストーブづくり体験など独特の企画も好評だった。ポン菓子・Iターン者による手作りクッキーなどの出店や、食生活改善推進協議会の郷土料理もにぎわった。 ステージでは子どもから大人まで一年の成果を発表。太鼓や大正琴、園児のゆうぎなどが披露された。 |
高齢者の体疑似体験 美麻小中学校で福祉教室 大町市美麻小中学校は1日、校内で福祉体験教室を開いた。5〜9年生(中学3年生)が、市社会福祉協議会や大町点訳ほたるの会会員などを講師に、学年ごとに手話や車椅子、点字、アイマスク体験などを行った。 人権教育の一環として、同校が毎年行っている。本年度の9年生は、会議室で高齢者疑似体験を実施した。白内障を想定したメガネを着用し、関節の動きを制限するサポーターや、耳栓、手袋、おもりなどで、日本人の平均的な80歳の体感覚を再現。買い物や歩行など、日常的な行動を行った。 |
ご当地ソングで町を元気に 大町信濃恋歌のど自慢大会 大町市の「志賀大介の詩を歌う会」(荒川松子会長)は4日、「信濃恋歌カラオケのど自慢大会」を大町公民館分室で開いた。ご当地ソングの「信濃恋歌」に曲目を絞り、17人の出場者が自慢ののどを響かせた。 会場は約100人の来場者で埋まった。オープニングでは大正琴同好会の琴峯会八坂支部の演奏に合わせて、来場者から歌声が響いた。 信濃恋歌は、大町市出身の作詞家・志賀大介氏が作詞し、平成19年10月にマヒナスターズがCD発売した曲。大会は、この曲を地域に浸透させようと毎年開催し、ことしで6回目を迎えた。 |
2013年11月6日(水)付