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11月の一覧
歌や踊り 会話も弾む 小谷一人暮らし高齢者お楽しみ会
 小谷村社会福祉協議会はこのほど、福祉センターせせらぎで村内の一人暮らしの高齢者を対象としたお楽しみ会を開いた。一人暮らし高齢者の社会参加を促し、対象者同士の親ぼくを深め、地域とのつながりをはかる恒例行事。村内の男性72歳以上、女性75歳以上の高齢者が招かれた。
 開会式では松本久志村長が高齢者の健康長寿を祝い「無理はしないで隣近所仲良くするのが元気の秘訣(ひけつ)。頑張りましょう」と激励した。村のボランティア連絡協議会に所属する女性有志や芸能グループが総出で協力した。
 あじさいの会による旬の地場産の食材をふんだんに使った、栄養価が高く食欲をそそる食事が提供された。芸能グループは歌や踊りを披露して会食を盛り上げた。
パレードや防災訓練で啓発 秋の火災予防運動9日から 北ア広域消防
 暖房器具など火気を扱う機会が増える時期に合わせ9日から15日まで、全国一斉に「秋の火災予防運動」が始まる。「消すまでは 心の警報 ONのまま」をスローガンに、火の取り扱いや火災予防への注意、啓発を行う。
 北アルプス広域消防本部によると、大北地域ではことし、8日現在までに21件の火災が発生。けが人は9人で死者はいなかった。建物火災が最も多い14件、林野火災が3件、車両火災が2件だった。冬季が最も火災発生件数が多いといい、更なる注意を促す。
 9日には松川村で防災パレード、11日は大町合同庁舎で、地震から火災につながった想定の防災訓練などの啓発活動を行う。同本部管内で設置率76・9l(6月1日時点)となっている住宅用火災警報器の設置も呼びかけていく。
龍彦ちゃん追悼ミニコンサート 大町のはなのき保育園で
 大町市市若宮町のはなのき保育園で6日午後、龍彦ちゃんを忘れない・愛とヒューマンのコンサートが行われた。1989年に、当時のオウム真理教により殺害された坂本堤弁護士一家と親交のあった、日本フィルハーモニー交響楽団第一ヴァイオリン奏者、松本克巳さんらによる美しい調べが奏でられた。
 同市日向山で95年に、坂本一家の一人息子、龍彦ちゃん(当時1歳2か月)の遺体が見つかったことで行われている音楽巡礼の取り組みの一環。保育園での演奏は3年目。松本さんは、東京音楽大学ピアノ科非常勤講師の相場泉美さんとともに、モーツァルトやヴィヴァルディの「四季」など、情景の説明を交えながら演奏した。
防火ポスター力作そろう 南部消防署池田、松川の小中生12人表彰


 北アルプス南部消防署や池田松川防火管理者協議会、大北地区南部消防連絡協議会は6日、平成25年度防火ポスター表彰式を南部署で開いた。池田、松川両町村の小中学生から昨年を大幅に上回る199点の応募があり、火災予防を訴えた個性ある力作を描いた入賞者12人に表彰状を贈った。
秋の味覚を堪能 小谷中生徒会が祭り
 小谷村の小谷中学校でこのほど、生徒会主催の「秋祭り」が開かれた。昨年までは夏野菜を作り、スイカ割りを楽しんだが、ことしは秋に向けてサツマイモを栽培。大豊作となり、喜びをかみしめながら初の焼きいも大会を開き、交流した。
 生徒会のメンバーを中心に、収穫したサツマイモをきれいに洗い、アルミホイルで包んで準備。教諭らが起こしてくれた大きなたき火に入れて焼きいもにした。
 焼きあがるまでの待ち時間は、全校でゲーム大会を実施して交流を深めた。大きなおき火から取り出した焼きいもの包みを開くと、黄金色の熱々の焼きいもがあらわれ、歓声を上げながら秋の味覚を堪能した。
自然豊かな地域へ感謝 白馬村相澤さん 美術展入選作品を寄贈
 白馬村の陶芸家・相澤正樹さんは7日、太田紘煕村長を表敬訪問し、第45回日展での入選を報告した。記念として、作品作りを支える自然豊かな地域への感謝を込めて、過去の美術展入選作品などを贈った。
 相澤さんは雄大な北アルプスの景観にあこがれ、2年半ほど前に故郷・宮城県仙台市から大北地域に移住。引っ越しの準備中に東日本大震災で被災した。村内では北アルプスをイメージした作品を中心に制作活動にいそしみ、山々と吹き上げる風をモチーフにした「神岳昇風」で、日展入選を果たした。

2013年11月9日(土)付